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第3編 国際化と日本人としての自覚
2章 外来思想の受容と日本の伝統
50. 江戸期その他
(1)心学を創始した[答 ]の考え方は町人に信奉された。儒教を基礎に仏教・神道の3教をあわせて独自の心学を形成した。
@ 安藤昌益 A 佐久間象山 B 石田梅岩 C 緒方洪庵
(2)石田梅岩は商人の営利行為の正当性を主張して「商人の買利は士の禄と同じ」であるとし,四民の別は職分の別にすぎないとして,町人道として[答 ]を強調した。
@ 義理と人情 A 忠信と孝悌 B 分度と推譲 C 正直と倹約
(3)梅岩は商人の3つの徳目として「正直・倹約・勤勉」をあげ,町人の生活態度として、『[答 ]』を説いた。
@ 無為自然 A 柔弱謙下 B 朝三暮四 C 知足安分
(4)町人道徳を問答形式で説いた梅岩の主著は『[答 ]』である。
@ 童子問 A 翁問答 B 弁道 C 都鄙問答
(5)安藤昌益は『自然真営道』を著し,すべての人間が平等に[答 ]する社会を「自然世」として理想とした。
@ 学問 A 推譲 B 統治 C 直耕
(6)『自然真営道』では理想的なユートピアである[答 ]に対して,「不耕貪食の徒」たる武士の支配する社会を批判した。
@ 自然世 A 法世 B 天道 C 人道
(7)一切の権力を否定し農業を基本においた無政府で平等な万人直耕の生産社会を理想とする昌益の主著は『[答 ]』である。
@ 自然真営道 A 農政本論 B 戊成夢物語 C 養生訓
(8)幕末の農村復興者で「倹約」を根本として説いたのは[答 ]である。自然の営みのことを天道,また人間の働きを人道という言葉で表現した。自然に合致する人間の営みを説いた。
@ 二宮尊徳 A 安藤昌益 B 石田梅岩 C 青木昆陽
(9)尊徳の説く,自分の経済力に応じた合理的な生活設計をたてることを[ア答]といい,倹約して生まれた余裕を人々や将来のために蓄えて譲ることを[イ答]という。
@ 義理 A 推譲 B 分度 C 勤勉 D 直耕 E 正直
(10)尊徳の説いた思想の核心で,分度と推譲を支える自分が,今ここにいるのは他人のおかげによるものであり,その恩に当然報いなければならないとする考えで,実行に移されたのは[答 ]思想である。
@ 報恩 A 報徳 B 感謝 C 天道
(11)日本人の道徳観念で,人が他人との交際の際に踏み行うべき道は,人間的な情愛を意味する語と対になり,[答 ]という。
@ 義理と人情 A 忠信と孝悌 B 分度と推譲 C 正直と倹約
(12)元禄期の浄瑠璃・歌舞伎狂言作者[答 ]は『曽根崎心中』等の作品を残し,義理と人情の板ばさみに苦しむ人間模様を描いた。
@ 井原西鶴 A 鶴屋南北 B 近松門左衛門 C 河竹黙阿弥
(13)元禄期に「さび」「しおり」「かるみ」の理念を確立し,俳語を芸術として高めたのは[答 ]である。紀行文『奥の細道』は有名。
@ 松尾芭蕉 A 小林一茶 B 向井去来 C 鶴屋南北
(14)[答 ]の著書で,町人階級の経済生活面での悲喜劇を通して,金銭をめぐる人間心理を描写したものは『日本永代蔵』である。
@ 井原西鶴 A 鶴屋南北 B 河竹黙阿弥 C 近松門左衛門