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第3編 国際化と日本人としての自覚 

2章 外来思想の受容と日本の伝統 

56. 近代的自我と文学

 

1)日露戦争の際に,戦場の弟の身を案じて「若死にたまふことなかれ」とよんだ浪漫主義に属する歌人とは[ ]である。

 @ 石川啄木 A 島崎藤村 B 与謝野晶子 C 有島武郎

 

2)[ ]は,1893年に創刊された浪漫主義文学運動の中心的雑誌「文学界」を指導し,卑俗な明治社会の「実世界」に対し,「想世界」を対立させて近代的自我の覚醒を促した。

 @ 北村透谷 A 島崎藤村 B 与謝野晶子 C 石川啄木

  なつめ・そうせき

 

3)夏目漱石の自己本位の立場の確立にとって最大の難関は[ ]との対決であった。

 @ 世間 A 外発的開化 B エゴイズム C 則天去私

 

4)夏目漱石がイギリス留学中に発見した立場は[ ]である。

 @ 内発的開化 A 外発的開化 B 則天去私 C 自己本位

 

5)夏目漱石は日本の近代化の特徴を[ ]にみた。

 @ 内発的開化 A 外発的開化 B 個人主義 C 集団主義

 

6)夏目漱石が晩年になって到達した境地は[ ]である。

 @ 自我本位 G 自己本位 B 則天去私 C 利己主義

 

7)テーマを一定の方法で書く自然主義を批判し,小説は心の苦痛や不平を伴わず,自由に書くべきだとする森鴎外の立場を[ ]という。

 @ 諦念 A 浪漫主義 B 耽美主義 C 個人主義

 

8)当初『文学界』に参加,『破戒』で社会の偏見に苦しみながらも自我に目覚めていく青年を描いた,自然主義文学者は[ ]である。

 @ 北村透谷 A 島崎藤村 B 与謝野晶子 C 石川啄木

 

9)白樺派の文学者には,トルストイの影響から人道主義を唱えて『お目出たき人』などの作品を書いた[ ]がいる。

 @ 石川啄木 A 有島武郎 B 武者小路実篤 C 北村透谷

 

10)白樺派の文学者には,『暗夜行路』を書いた志賀直哉,『生まれ出づる悩み』で愛を基調とした自我の確立を目指したキリスト教徒でもある[ ]がいる。

 @ 石川啄木 A 有島武郎 B 武者小路実篤 C 北村透谷

 

 

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