RSC24

24 幸福と理想社会

 

1.快楽は善であり幸福であるという考えを(1)というが,古代ギリシアの(2 )は,その快楽を永続的で精神的なものととらえ,心が乱されない(3 )を理想と考えた。そして・ために公的な仕事に就かないで生きることを理想とし,「(4 )」と教えた。

 

2.イエスがオリーブ山で行った説教,いわゆる(5 )の中で「心の貧しいものは幸いである。天国は彼らのものだから」と語っているのは,(6 )に飢え渇いている者こそ,神は救って下さるという意味と考えられている。

 

3.カントは幸福を目的とした行為に(7 )を認めない。なぜなら,その行為は「善をなす」という行為そのものが目的ではなく,善以外のものが目的とされているからであり,しかも,幸福は人によってその内容が異なり普遍性を持たないからである。

 

4.ベンサムは,「人間は(8 )を求め苦痛を避ける」という事実を(9 )の原理ととらえ,幸・不幸もこの原理によると考えた。一方,J.S.ミルは幸福を行為者個人の幸福ではなく,関係者全員の幸福が求められなければならないと考え,イエスの(10 )を理想であると説いた。

 

5.「哲学者たちが王となって統治するのでないかぎり…国々にとって不幸のやむことはない」という言葉は,『(11 )』に記されたプラトンの理想国家論であるが,この政治権力と哲学との結びつきで政治を論じる考えを(12 )という。

 

6.アウグステイヌスは,世界を神と永遠の善に満ちた(13 )と利己的な欲望の渦巻く地上の国に分け、それらを結ぶものが(14)であると考えた。

 

7.「(15)を為せば、則ち治まらざるなし」という老子の政治思想は,必要最小限の生活を基本とした(16 )を理想の国家とする考えに結びついていく。

 

8.イギリスの思想家で人文主義者の(17 )は,当時の社会情勢を批判して原始共産的な社会を理想と考えて,それを〈(18 )〉とよんだが,それは〈どこにもない場所〉という意味である。

 

9.「(19 )」と語って,科学的知識は自然を征服する力となると考えたベーコンは,科学的知識がもたらす理想的社会を作品『(20 )』の中に描いた。

 

10.(21)は,個人と社会を統一する意志であり,主権者である個人の自由と社会全体の福祉をめざすという道徳性に基礎をおく。それゆえ,それは分割されたり譲渡されないため,すべての国民が直接政治に参加する(22 )という政治形態をルソーは理想の政体と考えた。

 

11.マルクスの思想を継承し,人類の歴史は(23 )の歴史であり,国家は支配者による支配と管理の装置と考えた(24 )は,革命によって階級が消滅するとき,国家も消滅する理想的な社会が到来すると考えた。

 

12.平安末に流行した末法思想は,西方はるか彼方に(25 )の住む浄土があり,そこに生まれかわることすなわち往生を願う信仰を生み出したが,その強い憧れは源信の「厭離穢土(26 )」という言葉によくあらわされている。

      

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