この様なリングが出来ます
●左は2mmの厚み、幅7.5mmの無垢のリング。
●中央の2個はタガネで少し彫って金のクロスを埋め込みで
  ロウ付けしました。
●右は1.5mmの厚み、幅5.5mm物。ヤスリで2本の溝を掘っ
  てみました。

Silver cat
Silver cat
銀のプレーンリングの製作例
簡単な指輪を作ります

  1. 地金の厚みは1.5〜2mmの物を使用します。1.2mmではボリュームがありません。2mmは曲げるのが少し大変です。
  2. 1.5mm厚の銀950の板を幅4mmで糸鋸で切りとります。長さは?*1参照。糸鋸の刃はピンと張る事。オイルを少し刃に塗るとスムーズに切れます。最後の切り落とす直前はゆっくりと鋸を挽きます!*地金の厚みと幅はお好きにどうぞ!
  3. ヤスリで切断面を磨きます→紙やすりで更に磨きます。バリ、エッジがあると指を切ります.,
  4. バーナで赤くなるまで均一に加熱して、水で冷やして焼きなましを行う。やけどに注意!
  5. 芯金の鉄棒に巻き付けて木槌で叩きながらリング状にする..。2mmの材料は曲げるのに多少力がいりました。途中で硬くなってきます。加工硬化を起こす為です。曲げが困難になった場合は再度焼きなましを行ってから曲げて下さい。
  6. ゆがみを修正する。リング状にすると両サイドの端の部分が盛り上がるので叩いてならす。
  7. ヤスリで軽く甲丸状に仕上げるか、フラットが良ければ叩いた痕跡を油目の平ヤスリ削ります。これはロウ付け後でも支障はありません。ロウ付け後に削れば工程が少なくなります。
  8. 接合面を糸鋸で切り揃え、直径を確認しながらヤットコ等でをぴたりと合わす。すき間厳禁、ロウが流れません。
  9. ロウ付けを行います→ピンセットでリングを保持してフラックスを塗りバーナで加熱します。泡立ちが収まったら、1.5mm角程度に切った5分ロウを1個置いて、赤くなるまで加熱してロウが溶けるまで保持します。注意:加熱して表面が赤から薄いオレンジに移行するときにロウは綺麗に融けます。上手くいかない場合はフラックスを再度塗って面を清浄にしてロウ付けを行います。フラックスを塗って加熱すると銀の表面が黒っぽいのが白くなるのは酸化面が綺麗になった証拠です。焼きなまし、ロウ付け作業は火傷、火災に注意!周辺に可燃物の無い屋外で行うのが良いでしょう。バケツに水を入れて傍に置く。焼きなましや冷却にも便利。作業中は、まとわり付く猫、子供にも注意。
  10. ロウが溶けて接続面に綺麗に流れたらバーナーを止めます。リングを水で冷やす。
  11. ロウ付け後はリングが黒く酸化してるので酸で洗いますが、簡単なリングなので不要です。
  12. 真鍮のワイヤーブラシに液体クレンザーを付けて磨きます。これである程度綺麗になります。
  13. 水洗い後、ロウ付け面を目の細かいヤスリ、全体を800番から1500番の紙やすりで磨く。磨き棒があれば使って表面をならす。
  14. ピカール等の研磨材を、ボロ布に少し含ませてリングを磨く。
  15. 磨き終わったら水洗いする。
  16. 完成です。タガネ、ヤスリでで模様をいれたり、銀、金パーツを別途作ってロウ付けも出来ます。カボションの石をフクリンで留めても結構いけます。厚めの物は芯金にセットして金槌で叩いて槌目を入れたり、更に黒染めしても面白いです。
*1 長さはリングサイズと銀板の厚みで決めます。心持長く切りますが後で調整します。
   長さは(幅広のリングは除く)=(リングの内径+銀板の厚み)x3.14です。参考本に全て書い
   てあります。 1.5mmの銀板で13号(17mm)の指輪を作る場合は58.1mmの長さが必要です。