★登場人物★
サーシャ
左遷同然でベクトリア太守にされた、シンバ帝国の魔術師。ティータの策謀で左遷された。
現在の待遇に対し不満を抱いており、ティータを暗殺してその後釜にならんと欲する野心家だが、女性的な魅力に欠けている事を自覚しており、嫉妬にかられている。
そんなストレスを解消する為に、日々、グラーツを魔法の実験台に使っている。
好物はタコキムチ。
グラーツ
妙なペトゥン訛りで喋る、シンバ帝国ベクトリア守備隊長。好戦的な性質が強すぎたのと、ペトゥンの未開部族出身なのが左遷の原因。
頭の中まで筋肉マンな、つまりはノータリンの馬鹿。毎晩、筋肉シナプスと筋肉ニュートンが結合して、マッチョな夢を見る。
趣味は肉体改造。好物は揚げパン。
スナッチ
名門ビッキ族の血を引き継ぐ、自信過剰なカエル王。だが、自信だけでなく狡猾な側面も。
脳の容量はそれほどでもないが、持ち前のポジティヴ・シンキングで逆境を乗り越える。カエルとしては、能力は高い方。
ピヨコック
ビッキ族の御意見番にして長老。スナッチの軍師も務める。まだまだ血気盛んなボケ・カエル。
ただでさえ小さい脳の容量が老衰で更に小さくなっている為、迷言が多い。迷走も多い。
ゲトゥ
スナッチの従卒兼料理長。どの種族にも属さない自由カエルなので、この役職に選ばれた。料理の腕は鉄人級(カエルの中では)。
得意料理は青ゴキブリのムニエル。カエルはカエルらしく沼で暮らすべきだと思っているカエルで、口癖は『ラヴ&ピース』。
イーボ
イボ・カエル族の一員。族長であるシノシスの嫡子で、未熟ながらもその下で手腕を発揮している。
が、各国の情勢を調べる為に外遊の度に出たにも関わらず、単なる食い道楽紀行で終えてしまった辺り、前途多難である。
語尾にカエル言葉を付けるので、シノシスにいつも殴られている。
シノシス
第一次ネバーランド大戦を生き抜いた、歴戦のカエル。イボ・カエル族の族長。
その武勇は他種族と較べても特筆すべき部類に入るほどで、カエルとしては最強の闘神クラスにあたる。
以前からスナッチに不満を持ち、王権奪取を狙うカエルの最右翼。
すぐ怒る短気な性格で、怒鳴って人を動かす為、オヤマのようなカリスマはない。
将来、王になる事を意識してか、語尾に気を遣っている。
エジム
ムラサキ・カエル族族長。
彼もまたカエルの王座を狙う野心家だが、それ以上にムラサキ・マダラ・カエル族とどちらが正統なムラサキ色カエルなのかを争っている。
彼にしてみればマダラなどというものは『腫瘍で、ふき出もので、不潔』であり、唾棄すべきものであるらしい。かなり真剣に、両種族はドツキ合っている。
ゲインガ
ムラサキ・マダラ・カエル族族長。
どちらが正統なムラサキ色カエルなのかをエジム等ムラサキ・カエル族と争っている。
彼に言わせれば、マダラのないカエルは『ただのカエル』であり『マダラこそが我等の正当性を示す聖刻』であららしい。マダラのユートピア建設を夢見、日夜、ムラサキ・カエル族とドツキ合っている。
エセトノ
アゴシロ族の一員。
自らが正統な王であると主張しているが、現王のスナッチを前にすると急に腰が低くなる三下カエルで、スナッチにパシリにされている。
そんな生活を送っているが故に、他のカエル達にはまったく相手にされていない。
オヤマ
第一次ネバーランド大戦でシンバ帝国を撃退した、奇跡のカエル。
その圧倒的な軍功により、カエル達の少ない脳容量の中に強烈なインパクトを残し、脳のバージョン・アップが出来ないカエル達の多くは、未だに彼が王であると信じている。
今は隠居して沼のほとりで釣りをする毎日を送っているが、無責任なカリスマ性を持つが故に、スナッチに利用されてしまう。