○人物紹介○


ロゼ

魔皇軍の盟主。人間への憎悪にかられ、復讐者として大戦に参戦するも思い直し、人間との共存の道を模索する。そんな彼女に反発を抱く者は少なくはないが、それでもバイアード等理解者達と共に理想に燃え、突き進む意志の強い少女。思い詰めたら一途な、少女らしい一面も持つ。その瞳は100万V、大抵の男はクラッとくる。



アシュレイ・ロフ
魔皇軍の黒幕的存在。ロゼとは微妙な関係。色々と画策している。



バイアード
魔皇軍の一員で、ヴァンパイアの王。ロゼの理解者であり、相談役。また、とかく暴走しがちな若い魔族達の兄貴分として、彼等をなだめる。ぶっきらぼうで直情的だが故に表裏がなく、魔皇軍内でも特に人望が厚い。その情報量は、近所の噂好きのおばちゃんをも凌ぎ、おせっかいを焼く度合いは寅さんをも超える魔皇軍のアニキ。抱かれたい男NO.1に選ばれる。誰にも優しく、愛に生きる人。それがアニキ。男も女もその豊満、肉惑的、グラマラスなボディーで包み込む。それがアニキ。



エティエル
バイアードを慕って行動を共にするヴァンパイア。後に魔皇軍の一員となるシーグライドとバイアードとで三角関係を形成してしまう。魔皇軍内では彼女の人気が非常に高く、私設ファンクラブまで存在しているほど。ロゼの姉的存在として、彼女を支える。



イフ
人間と魔族のハーフで、両種族に迫害されて育ったのでロンリーウルフを気取ってしまう中途半端な青年。武器もゲート・オブ・ヘヴンのレプリカという、色々と中途半端な性質の持ち主。それを気に病んでいる。



リュンベルク
魔皇軍の武将。魔族狩りに遭い兄を殺されている為、魔皇軍内でも特に人間への憎悪が強く、戦場では真っ先に敵陣に斬り込むなど苛烈な性格の持ち主。外道ではないが、人間に対しては容赦がなく、自分が初めて命を狙われた十歳よりも年上の人間は殺されるべきだと思っている危険人物。ロゼが人間との共存を打ち出した際、離反を考えるが、親友ジェイダやロゼの説得により残留した。ひねくれており、偽悪者だが、本当は寂しがり屋のハムスター。



ジェイダ
リュンベルクの親友。放っておくとすぐに暴走し、過激な行為に走るリュンベルクを命がけで止めるのが目下の仕事の苦労人。温厚な人柄故に、リュンベルクとは寧ろ馬が合ったらしい。リュンベルクを愛しているが、想いはなかなか伝えられないでいる。鈍感なリュンベルクにヤキモチしつつ、その横にいてあれこれと無理難題を押し付けられる事を快感としているマゾヒスト。彼自身は非常にロゼに対して好意的である。



イリューナ
シンバ帝国による魔族の迫害により、人間を憎むようになった魔族の少女。当初、魔皇軍に所属していたが、人間との共存を叫ぶロゼに反発。魔皇軍を出奔し、ネウガードの魔族達に合流する。あくまで復讐の為だけに戦ってきた彼女にとって、人間との共存はとうの昔に捨てた理想であった。



アレクサンドラ
情報操作に長けたデバガメ魔族。ノーマルなカップルも、ホモなカップルも冷やかすのが生き甲斐のリュンベルクとは別の意味で危険人物。骨の髄まで愉快犯。今日も火に油を注ぎ、風を送って事態をややこしくしてくれる魔皇軍における激辛スパイス的な存在。



フォルティア
?ロゼが人魔共存を訴えた際、真っ先に残留を決めた魔族。そういった点からも彼女の温厚さが伺える。魔族でありながらも幸せな人生を歩んできたらしい。イフにほのかな想いを寄せている。かなりの酒乱で、酒を飲むと人格が崩壊して見境がなくなる。