♪優しいピアノ♪

ゆめみちゃんは、ちっちゃな真っ白猫の女の子。
今日、風咲村のお花畑のそばに引っ越してきました。

好奇心の強いゆめみちゃん、
新しいおうちにつくと、さっそく、荷物の山のあいだをぬって、
家の中を探険し始めました。

家の中は、明るくてあたたかくて、ゆめみちゃんはとても気に入りました。

ゆめみちゃんは、二階で一番広い部屋を自分の部屋に決めました。
そこには大きな窓があって、きれいな青空が見えるし、
開けておくと気持ちのいい風がいっぱい飛び込んでくるからです。

「どんなお部屋にしようかな・・・」
部屋の中を歩き回りながら考えていると、足に何かがこつんとぶつかりました。

それは、長いはしごでした。

「なんでこんなところにはしごがあるのかしら?上にあがるようなところがあるのかな?」

そうおもって、ふと上を見ると・・・・・・


なんと、天井にとびらのようなものがついているのです。

ゆめみちゃんは、そのとびらを開けようとしましたが、ちっちゃなゆめみちゃんがせのびをしたり、
ふみ台にのったりしたくらいでは、手がとどきません。

「う〜ん、とどかないよぉ・・・でも、上にいってみたいなぁ・・・はしごがあるけど、かけるところがないし・・・・・・」

と考えていると、はしごのそばに木の棒が置いてあるのが目にとまりました。

「もしかして・・・」

ゆめみちゃんは、棒でとびらをつき上げてみました。
すると、とびらは、金具をきいきいときしませながら、ぱっくりと開きました。

「やったあ!」 



かぜさきひろばへ  おはなしのつづき

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壁紙・・・MAYU工房さま
花のアイコン・・・Mariのいろえんぴつさま