外国に行くとき、私の体内時計は成田で切り替わる。
ラウンジに入ったら、まず腕時計を行先の時間に合わせて、
これからの感覚を調整する。
だから、成田を日本時間の正午に離陸した今回は、その1時間前に
ラウンジに入ったとき、21時なんだと自分に言い聞かせる。
23時から遅めのディナーを食べて寝る。起きたらアメリカ。
そうシミュレートしてみる。すると、ラウンジのビールは、魅力的な
食前酒に変身するわけで♪
N.Y.への機内は、英語の論文を読み込む時間になっちゃったから、 あんまり酔えない。もちろん、映画なんて見てられない(涙) でもまあ、そこはビジネスクラスなので、せめて食事くらいは 楽しむとしましょ。と思ったら、白ワインは魚向きとは言うけれど、 シャルドネと数の子は合わなかった。数の子が妙に生臭く感じて。 とこぶし(常節とも書くらしい、貝の名前)は、とっても合うのに 不思議。フランスで、牡蠣に合う白ワインが銘柄指定状態なのと一緒かな。 そういえば、開栓したまま飲みきれなかったSt. Emillionの Chateauワインは、実家に置いてきた。うーん、親に貢いでどうする? ◇写真:JAL便は機内で炊きたてご飯が出てくる♪ |
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ミネアポリス上空の雪景色には おののいたけれど、
JFKには雪はなかった。でも、JFKには無線LANもなかった。
いまや、空港に無線LANがないと驚きを感じてしまう。
AirH"の利便性に驚いていた自分がなつかしい。そんなわけで、
ぼんやりと日記を打って、英文を読んで、トランジットの3時間は
過ぎていった。 教訓:小説は持って行こう。トランジットでは、ステータスを持ってる (ラウンジに入れる)航空会社を選ぼう。 ◇写真:ミネアポリス付近の雪景色を機内から |
寒い寒いと身構えていたBostonは、10度と
穏やかな気温だった。しかも、NYCに比べると人の対応が丁寧。
タクシー運転手が、フルセンテンスで応答するのに驚いた
(NYCでは単語を投げてくる)。あらら、自分の方がぶっきらぼうね、
と思って話し方を変えた。Bostonが住みやすいと言われるのは、
こういう面も寄与しているのだろう。 だからといって出歩くこともなく、時差と座り疲れからくる睡魔に 襲われたうえに、機内でフォアグラ状態になったから、夕食も 食べることなく熟睡してみた。なんでこんなに眠れるんだろうと 思うほど。 ◇写真:中央がマンハッタン島 |
朝5時に目覚めて、ほのぐらい静かな街を眺める。
正面のオフィスでは、すでに秘書が出勤していて、
ボスの机を拭いている。最後に書類をトントンと整えて、
綺麗になった机を眺めながら悦に入ってる彼女から、
すがすがしさをもらって、朝ご飯を食べにロビーに降りた。
覗き見失礼♪クロワッサンとコーヒーで始動して、さてお仕事。
2件のインタビューは、ともにプレゼン慣れしたおじちゃんの 綺麗な発音のおかげで、ストレスなく聞き取ることができて 自分の耳のおかげかと錯覚しそうになる。(それが錯覚なのは、 Pittsburghで思い知ることになる)現地の人曰く、New England 地方の英語は聞き取りやすい。 ◇写真:Boston市内の教会 |
クリスマス商戦まっただ中のモールで昼食にする。(Boston
中心部にあるPrudential Towerとその周囲ビルは、2階部分で
接続されていて、その通路がモールになっている)
Cheesecake Factoryという名前に似合わず、ちゃんとした食事も
できるお店。そういえば、数年前までニコタマにも同名のお店が
あって、ちょっと甘口の料理を出していたけれど、関係あるのかな?
夕食は、地元の名店Legal Seafoodの本店で。boiled lobsterも なかなかのものだし、久々に食べたoysterも濃厚で幸せ〜。 Harvardに留学していたK島くんから、Harpoon IPAを呑んでみろと 薦められていたので、まよわず注文してみる。Samuel Adamsと 同系統の上面発酵だけど、もっとフレーバーが強くて個性的。 お気に入りに認定♪ ◇写真:真ん中がPrudential Tower。泊ったHilton Back Bayは 陰に隠れて見えない。 |
書類を整理していると、Albanyに留学中のN村くんから電話が。
もうすぐ着くよ、と言われて慌てて荷造りする。チェックアウト時に
2日後に戻ってくるからと言って、ちゃっかりとスーツケースを
ホテルに預ける。これで身軽に動ける☆ まずはBoston Fine Arts Museum(通称、ボストン美術館)へ。 Yosemite公園の撮影で有名な写真家の展示があったので、すごく 混雑してたのに驚きながら、入場。白状すると、そんなに期待しては いなかったんだけど、これがなかなか高水準の展示品なんだなー。 世界中の一級芸術品・工芸品が集まっていて、じっくり見るとなると 2日くらいかかりそうな量。質も量もともに充実してる。 Monet好きの私にとっては、印象派の一部屋だけでも来た甲斐があった と言えるくらい♪ あとは、Lautrecが描く女性の思わせぶりな視線に どきどきしてみたり、すでに狂乱期に入っていたGoghの渦巻きに すごみを感じてみたり。 ◇写真:Bostonから伸びるhighway "Mass Pike/I-90"。どこまでも同じ景色…。 |
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ギリシア料理でお腹をいっぱいにして、延々と3時間の道のりを
BostonからAlbanyへ。単調な道のりで、眠るなという方が酷なんじゃ
ないかと思うほど。往復6時間、N村くん運転ありがとう。 NY州都としての機能だけが主要産業に思われるAlbany市内をドライブ したあと、なぜか空腹を覚えて巨大ステーキに挑んだ。…大きい。 いや、知ってたけど、何度見ても大きいよ。そんなの平らげるから、 君のおなかは大きくなるんでしょう?と言っても、もうすぐパパになる Nくんの幸せ太りは止まらないようで。 翌日は、クリスマス商戦を見物しに超巨大ショッピングモールに おでかけし、まんまとセールのワナにはまって靴を買ってしまった。 モールが大きすぎるからか、おなじ店が複数出店してる。すごい。 で、帰宅後にキムチ鍋を作って暖まりながら、お酒を飲んでいたら、 いつの間にやら沈してた。寄る年波には勝てず、なのか弱くなったと ふたりで苦笑。 ◇写真:雪景色のAlbany市内。 |
友人が見つけてくれた、明石家は、さんまじゃなくて鯛を出してくれる 老舗旅館。島崎藤村が投宿したことを誇るくらいだから、くたびれた 宿かと思いきや、改装された小綺麗で粋な旅館だった。ナイス選択♪
シンクロ日本チームの演技を機内のニュースで見た。 スピーディーな演技展開は、ちゃらちゃらした幼稚さに見える。 溜めを作っていれば、緩急として映えるだろうに、それ(間)がないから 文字通り「間ぬけ」。顔に貼り付けたうわべの笑みには品がないから 下品に見える。ちゃらついて下品だけど技術はある、そう感じた。 それじゃ中国の雑伎団。日本の美にはほど遠い。
さて、再来週のアメリカ出張は、略記号XNAという空港に行くらしい。
あわてて調べたら Northwest Arkansas Airpot が正式名称と分かった。
しばらく考えて、Arkansasの読みがアーカンソーだと気が付いて
辞書で確認すると、インディアンの部族名に由来するらしい。
ちょっと面白い発音。音はクリントンが州知事をしていたこともあって
聞き慣れてるけど、綴りははじめて見た。
じゃあ、この空港は北西にあるんだね〜、州都はLittle Rockだったっけと
地図を開くと…Little Rockからはるかに北西にある…かな〜り田舎らしい。
Oklahoma Cityの方が近いくらい。うーん、不安だ。
(注;地名だけで何しに行くか分かった人、博識です)
Forgotten | LAからの機内で。今なお、落ちが良く分かんない。時の経過とともに 記憶は薄れるかという試練に、NOと答える母親の姿に少し心の痛みを感じた。 | 2005.02 | |
Cellular | LAからの機内で。流れるストーリーで、手軽にはらはらできる。 携帯兄ちゃんも予想以上の誠実さで頑張るけど、やっぱ母は怖いのです。 | 2005.02 | |
TAXi New York | LAからの機内で。ま、TAXi1の忠実な焼き直しですね。 兄ちゃんの方が、雰囲気あって良かったなぁ… | 2005.02 | |
隠し剣 鬼の爪 | NYへの機内で。これが鬼の爪かと最後に納得。役作りと演出センスが 古いせいか、人間関係の描写に物足りなさが残る。 | 2005.01 | |
キング・アーサー | フランスからの機内で。ロードオブザリングのミニチュアかと 思った。別に取り立てて悪いところもないけど。 | 2004.11 | |
アイ・ロボット | フランスからの機内で。昔からある主題、新味のない演出。 Fool on the Cityが20年前にもっと面白く描いたのに。 | 2004.11 | |
ガーフィールド | フランスへの機内で。生意気なCGでぶネコのコメディー。 アホになって楽しめるので、一応OK。 | 2004.11 | |
ハウルの動く城 | @映画館。エンターテイメントという原点に返った感じ。 カルスバーグが可愛いのでよいでしょう。 | 2004.11 |
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