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幕張(週刊少年ジャンプ)(連載終了)


作者 : 木多 康昭


この漫画の最大最強のポイントは他の漫画、 及び芸能界等を容赦なくネタに使うところであり、 見ているこっちが「いいのかよ」と思う事がしばしばある。 しかしそれこそが特徴でありOKである。
話が千葉に偏っているのか、よくわからないネタもあるが、 それは私の勉強不足が原因かもしれない。



幕張総論

各所に非難と怒号の嵐を呼び起こした「幕張」も遂に終了の運びとなった。ここまで連載が続いたのも、良かれ悪かれ話題性があったという事であろう。
よく幕張は「パロディと下ネタと内輪ネタをとったら何も残らない」といわれるが、それがこの漫画の売りなので致し方ないところである、それを責めるのはお門違いであると言い切ってしまおう。
最終回もまた普通の漫画なら一騒動起こるところだろうが、「幕張」だしこんな所が妥当かという気分である。このまま消えゆくのも惜しい気もするが。
最後にこの漫画の真の主役である「ガモウ氏」と、最後の作者の言葉「俺は自由だ!」を心に留めて、この漫画の冥福を祈ろう。

千葉その82「主役は誰だ!!?」(49号)

終末は週末にやってくる(49号は土曜発売)。今回で最終回だそうだ。
最終回だからといって話を強引にまとめようとは思っていないようだ。最後まで内輪ネタAND泣き言で後は野となれ山となれモードに突入だ。融通の効かない病院の対応には同情するけどさ。
そして第一部「ガモウ編」完。第一部が終わって第二部が始まった漫画はほとんどないぞ。最後に現在のジャンプの体制に痛烈な皮肉(逆恨みともいう)を残して「幕張」は去っていったと思おう。何も残らないなんて寂しすぎるから。

千葉その81「チョコボール奈良」(48号)

長期にわたった最優秀高校生大会だが、終了後の感動もなく日本へ帰ってきた。所詮目的は金だけか。
奈良ちゃっかり吉六会の元締めに戻っている。いやこの場合新吉六会が全員奈良に屈服したということか。人の恋路を壊すのは吉六会の元々の存在理由だが、営利活動をしているのを見るのは初めてだ。レンタルボディーガード(最近のお気に入り)の真似事だけどね。
桜井の部屋に先週終わった「JOKER」のパネルがある。初パクリが最終回後っていうのもなんだかな。

千葉その80「我人生に一片の悔いなし!!」(47号)

最優秀高校生大会もいよいよクライマックス!本当に2チームしか参加してないでやんの。
今回は再びパロディ系に戻る。「矢禿うんこフェイクメタン」を浴び戦意を失った奈良に安西監督の「あきらめたらそこで試合終了」の言葉が響く。その直前のイメージシーンでは奈良は陵南側だったのに。
奈良起死回生の「ギャリック砲」、某星の王子様には悪いがぴったりのネーミングだと思う。右足しか動かない状態でどうやってセットしたかは不明だが。
ちょっと気になった事、今回モザイク代わりに板垣総理の顔が用いられているがなぜだろう。普段は少々無理な姿勢をしてでも隠すのに。

千葉その79「グルグルミラクル!!」(46号)

奈良対矢禿の対決も下ネタ系に流れていく。端から見ている者には笑い事だが、やっている当人たちは大真面目だ。
「矢禿メタン」、追加効果が麻痺なので、一撃死である板垣総理のものよりは弱いようだ。そのぶん連射が効くようだが。
「奈良スクリュー」、回転力を加えた浣腸は珍しくはないが、見開きや挿入歌まで使ってその威力を表現しようとする作者の姿勢に感服。
「矢禿うんこ」、浣腸の反撃に排便というのも基本といえば基本ですね。
…ここまで書いてちょっと心配になった。これを読んで気分を害された方がおりましたら先に謝っておきます。

千葉その78「脱皮合戦!!」(45号)

一部で波紋を呼んだ前号の休載だが、何事もなく無事再開。真実は闇の中へ…。
前回予告されたとおり奈良復活。ついでに板垣総理も復活。復活の過程はナウシカをベースにポルナレフやキャイーンを付加したもの。そう言えばこんなシーンあったなあ、としみじみ思い出されます。知らない人には全然つながりが読めないんでしょうけど。
前回までの問題を全く解決しないまま、勝負は奈良対矢禿の決戦へ移行。唸る太陽拳!閃くキャッツカード!…相変わらず何の漫画かわからんが、気にしないで楽しむのが吉。

千葉その77「バレバレやん!?」(43号)

今回、塩田によって嘘で塗り固められた奈良と智恵子の関係に転機が訪れる。平たく言えばバレる。まぁよくここまで引っ張れたものだ。
智恵子とゴリ子が同一人物であることを知った奈良は、風の谷のナウシカのババ様になって斃れる。ナウシカか…、もう10回ぐらい観たかな、テレビで。でもババ様は死ななかったと思うんだが。
心身ともに壊滅的な打撃を受けて奈良は死んだが、次回予告ではちゃっかり生き返っている。さすが主人公、端役とは違って死んでも生き返れるんだね。ジャンプの王道といえば王道なんだが、欄外の予告はデタラメというのも王道なので油断は禁物だ。

千葉その76「やるんですか!?」(42号)

とりあえず幕張が打ち切られなかったことを神に感謝。神を信じない人は仏でも集英社でもとにかく感謝。
吉崎、一発逆転を狙って失敗しどん底に落ちる。これもトランプマンの息子である吉崎哲也の罪。…哀れだ。真実を総て曲解する鈴木智恵子の罪は一体…?
不幸は伝染する。桜井の男疑惑って16回も前の話だ。忘れたころに伏線を使ってくるねぇ。で、男といえばやはり男塾ですか。直球ですねぇ。

千葉その75「ど根性バトル!!」(41号)

鈴木智恵子世界に進出!…あからさまな合成写真でパスポート造らせるなよ。ゴリ子の前には日本政府ですら無力なのか。
幕南チームVS吉六会の次峰戦は吉崎哲也対瓶子吉久、じゃなくて鬼瓶。トランプマンが失業中かどうかはいいとして、勇気とど根性勝負ってルール変わってる。今までも単なるどつきあいでは無かったけどさ。
担当が最終ページのアオリや目次の普通作者が一言書く部分で、必死に今回の内容は事実無根であることを訴えているが、それでも没にしないあたりが幕張らしいというかなんというか。
個人的には、さりげなく固まったまま放置されている板垣総理にポイント1。

千葉その74「そっちじゃないの!!」(40号)

未だにバースを引きずっている阪神ファン、って今バースといったらモルツだろ。…これもいいかげん古いな、反省。
桜君のツッコミは70年代とか失礼なことを考えながら、昏倒する桜井をおいて塩田は去っていく。当初の目的忘れてないか?
いれかわりに叶親がやってくる。ただし行動のイニシアチブは後から来た奈良に取られている。本当にチンポ以外いいところ無いぞ叶親、そんな事ではこれからも茨の道へレッツゴーだ。

千葉その73「桜井さんお願いします」(39号)

また話が変な方向に飛んでいっている。まあ、いつものことなのでたいして気にならないが。
NEWキャラクター長沢登場。「俺の乳を吸え」じゃないだろうにまったく、と思ってたらすぐに死亡。最近人死にが多いな。
さて今回の主な小細工のピックアップ。頭がかわいそうな人になってしまう云々の下りのバックに戌亥番神。確かにそんな気もする。アタックチャンスは角以外じゃないといけないと思ってた私の立場は?承太郎も仗助もほとんどジョジョなんて呼ばれてないと思うんだがどうだろう。アオリにまで突っ込まれているオチだが、BEタケト−野蛮なれ−、思っても見ないところから引っ張ってくるな木田康昭。

千葉その72「ド根性総理」(37・38号)

スペースガチョビンスーツの火力に押された塩田は、その攻撃力を奪うためある奇策を仕掛ける。その名も「ピョン吉Tシャツ大作戦」。対戦相手の中で総理にのみ絶大な効果をあげる卑怯な手段をよくチョイスできるな塩田。やはり塩田の真の力はその膂力ではなく卑怯にあるとみえる。塩田は卑怯の才能花を咲かせているに違いない。まあ、核バズーカなみの威力を誇るロケットパンチも卑怯の極みだといわれればそのとうりだが。
結局、総理は自らの開発したスペースガチョビンスーツの性能故に自爆することになる。これも分不相応な力を持ったための悲劇といえよう。そんな難しい話はおいといて、板垣平松(17)、本当に高校生だったのか。

千葉その71「炎のガチョビン!!!」(36号)

最優秀高校生大会本選の最初のカードは幕南チームVS吉六会!!いきなり決勝のような気もするが気にしない事にしよう。
人間大の大きさながら一個師団をも上回る攻撃力を持つスペースガチョビンスーツを着込む板垣総理に対し、その弱点を突こうと奮闘する塩田だが、ことごとく返され逆にピンチにおちいる。こう書くと真面目な格闘漫画のようだが、作者にはそんな気も表現力も無いし、読者もそんな事を期待してはいない。
以前、何故「ガチャピン」ではなく「ガチョビン」なのかという問いに対して、作中での答え「ピエール瀧がだまっちゃいないから」。…本当か、これ?
総理の必殺パンチ「芸能界の存在意義がわからん!!」のルビ…。また問題発言だよ。自分のスタンスを崩さないあたりは立派というべきか。

千葉その70「これが塩田の生きる道」(35号)

これが塩田の生きる道、漢字だけを抜き出すと塩田生道、どうやら意味は無いようだ。
いきなりつの丸氏に喧嘩売ってますね、あからさまにガラが悪いのってアンタ…。
何故かライオンと闘うことになる塩田。ライオンは爪、爪、牙の三回攻撃があるので要注意だ、…いったい何の話だ。
今回はわかりやすい小ネタが多くていいね。カイジ系黒服とかアームストロング砲とか悪魔将軍とかシャア専用とかザ・ワールドとか、個人的にはこのタイプの構成が好きだな、クレームの対象になるんだろうけど。

千葉その69「香港ゲット作戦!!!」(34号)

タイトルから奈良に便所できばられてもなあ、本編とあまり関係無いし。
当然といえば当然だが、塩田には野球部員の自覚はない。だからといってカメレオンジェイルは部活動には向いてないと思うのだが。ラッキーマンカッコわりーもん、てアンタ…。
夜の香港へナンパに繰り出す男性陣だが、世界には高い成功率を示された作戦ほど失敗するというジンクスがある。それがアレキサンダー大魔王だ。まあ奈良がいる時点ですんなり事が進む訳がない。

千葉その68「チキチキビンビン」(33号)

日本代表と吉六会の軽いエクシビションマッチ開催。でもチンポネタ。ここで奈良の参戦。やはり下ネタに於いて、他のキャラでは奈良の穴埋めは不可能なのか。先週の話がガーターミスになってしまう。
チンポ持久力バトル。ネタとしては珍しくも無いものだが、逆ズリネタがモロ実名なのはすごく失礼な気がするなぁ。何故吉崎が力入れて解説しているのかは気にしない。
実は他にも細かいネタが配置されているみたいなのだが、地味すぎてよくわからない。あまり派手にするとどこからか文句が来るからか。ジレンマだな。
今回は本編より「テンテンくん」のタイトルで小栗氏が開き直っているのが大ヒットだね。

千葉その67「ノミの勇気!!?」(32号)

日本代表香港に集結の巻。香港も返還されたというのに話はほとんど前に進まない。気長に待つか。
今回はチンポネタ。しかも奈良抜き。細かいネタは配置してあるも基本的にはこれ一本。普段より暴挙レベルが一段低いと言わざるをえない。その理由までは読み取れなかったが、来週以降の展開を見てから判断することにしよう。

千葉その66「っていうかテンテン」(31号)

前回野村祐香って誰だ、と思っていたのだが今回なんとなくわかったような気がしないでもない。無論どうでもいい事だが。
それぞれの思惑で香港に向かった日本代表たちは伊藤元(リアルテンテン)に出会う。本人が使えなくなったから作品を使う気らしい。彼がテンテン君だということに最初の2ページほど気がつかなかったぞ。
さて今回のジョジョネタ。桜井の予選を勝ち抜いたやつの見分け方云々のくだりは、第3部のスタンド「ダークブルームーン」のそれである。ヤツの得意技はフジツボ。6分14秒の潜水記録を持ち、爆熱スターフィンガーで倒されたと記憶している。手元に資料が無いので細部異なると思うがだいたいこんな感じ。シブイねー。

千葉その65「吉六会最大危機!!」(30号)

愛読者杯に参加していないのに何故一週休んだのかと思ったら、本当に謹慎していたらしい。どこから抗議が来たのか不明だが、打ち切りにならずに一週休めてラッキー、とか思っているんだろうか作者は。
無論そんなことで作品の方向性を変える作者ではない。今回も芸能界の方々の名が見られる。大量に登場させることによって個々の責任を薄くする作戦だな。相原勇は今大変なことになっていると聞いているのだが、木田康昭に遠慮は無しだ。
今回は吉六会内部(身内)に移動があった。小栗が抜けて鷹橋が調略された訳だが、平たく言えばテンテン君の作者と副編集長が交代しただけである。普通逆だと思うんだが、大人の世界にはいろいろあるということか。

千葉その64「最後の一人!!」(28号)

新事実発覚!塩田から中井里美を奪った男吉崎哲也は幕南高校野球部員であった!!世の中って以外と狭いね。この設定を何回前から考えていたんだろう。
さて、吉崎のキャラを立たせるために、野球部の顧問野村光男にかませ犬になってもらっている。野村は実在の人物だそうだが、幕張にはモデルがすぐに分かる登場人物が大量に登場するので、相当酷な扱いをした所でインパクトは薄い。
謎の女によって吉崎もまた最優秀高校生大会に参戦する事になる。吉崎家の家庭環境や収入については置いておくとして、このチーム編成で優勝したとしても賞金500万円の山分けはないな。誰が総取りするか今から予想しておくのも悪くはない。

千葉その63「北からきた女」(27号)

北からきた…。こう言うさりげない洒落は好きだな。
奈良側の行動が終わって塩田側の行動フェイズ。でも結局やってる事は吉六会ネタ(内輪ネタ)。身内は気兼ねなく使えるからといって、連続は頂けませんな。
突然現れた謎の女が塩田達に付けた一人よがりな呼称に「サザエさん(TV版)」の登場人物が使われている。長谷川町子協会はこのような事に厳しいと聞いているのだが。…三平て誰だっけ。花輪は花沢の間違いだと思う。花輪ってちびまるこちゃんの方だよ。のり助はカタカナのほうがしっくりくるなあ。この辺に逃げ道を作っておくのも作者の計算の内かもしれない。
最優秀高校生大会決勝は1チーム5人という事を覚えていた人はどのくらいいただろうか。幕南高校野球部には結構幽霊部員が多いので新キャラクター登場の可能性有り。来週を楽しみに待っておくとしよう。

千葉その62「奈良、宣戦布告!!?」(26号)

奈良単独で香港へ渡航。最優秀高校生大会決勝に向けて遂に始動か、と思わせて実は吉六会ネタ(内輪ネタ)。なんだかなあ。
総理と小栗の衆道ネタは置いておくとして、初っ端から歌ってます。著作権表示あります。絶対原稿料差っ引かれていると思うんだが、作者はどう考えているのだろう。内容が内容だけに、今ごろ芸能人から本気の抗議が来てないか心配だ。
そのことを踏まえて「ガチョビン」を考える。「ガチャピン」ではまずいのだろうか。何故わざわざ微妙に変えてあるのか。ほとんど実名で登場する「幕張」においてこれの意味する所は大きい。「ガチャピン」に対する版権はそんなに厳しいのだろうか。
ところで、テーブルの上にある限定ジャンケンのカード。よく見ると矢禿と兵庫はカイジルック。福本伸行作「賭博黙示録カイジ」はヤングマガジンで好評連載中。いいのか木田康昭!よく掲載に踏み切ったな集英社!

千葉その61「同窓会でドッキリ」(25号)

塩田と昔仲の良かったメンバーとのちょっとした同窓会をする。昔は結構友達いたんだねえ。
奈良と鈴木智恵子が参加する事を知った塩田は、奈良と智恵子が別れないようにするため、ひいては智恵子が自分に向かないため、即ち保身のために参加者に演技を強要する。
智恵子の容姿に耐えられない参加者を沈黙させるため、塩田は頭突きや蹴り、スクリューブロウ、果ては断息の拳まで繰り出す。おいおい友達じゃなかったのか。

千葉その60「俺はキムタク」(24号)

前回の事件の始末記。話は大きく二つに分かれる。
前半は話の筋よりも何よりも作者の独白に集点がある。この独白を話半分に取るか、より邪悪な真実を隠すための囮と見るかは意見の別れる所であるが、うがった見方をすれば、パロディ漫画を画くには普段のたゆまぬ努力が必要であることが分かる。今週さりげなく登場している血まみれの広瀬康一とACT3(吉良吉影と初遭遇当時と推定)にもその技術が生かされているに違いない。
そして後半。誰も奈良と鈴木智恵子の外見について指摘してくれない。知らぬが仏とはよく言ったものだ。しかしこの前10万を強奪した桜井はともかく、叶親を貶める必要はないと思うぞ奈良。

千葉その59「したい!!」(22・23号)

前回と何の脈絡も無く奈良と鈴木智恵子のデート。鈴木智恵子は結局奈良が相手か。他の奴はなんだかんだ理由をつけて逃げるから結構暇なんだろう。そう言えば叶親は今どうしているんだ。
奈良は排泄物関係は総てゆるいんかい。奈良の下ネタはここの品位を下げる。これぞ奈良マジック(意味無し)。
作者のジョジョ好きは広く知られている所であるが、今回登録されている「ジョセフ対ダービー兄」は2シリーズ前、「サイボーグ軍人シュトロハイム」は3シリーズ前だよ。古参の読者でもあまり覚えてないと思うぞ。
「MerryWind(元気やで2)」は「元気やで」の続編じゃありません。内容全然違うし。顔が変わっていないことに対しては別に珍しいことではないし、3回前に自己申告した作者がどうこう言えることでもないだろう。

千葉その58「救世主降臨」(21号)

塩田と奈良は裏ビデオを見るため吉崎邸へGO!…何故に吉崎邸。吉崎のカードからヤサが割れていたとしても一番近いという理由だけで向かう所とは思えない。多分に御都合主義を感じる。
最初に断っておくが、奈良は救世主ではない。吉崎にとって塩田と奈良の来訪によってもたらされたものは何も無い。それどころか殴られるはテレビは壊されるはマイナス要素ばかりである。オチの件は不幸中の幸いと言えるだろう。しかも奈良の射速が遅くて完全に見られていると思うから、後のフォローが大変だと思うぞ吉崎君。
ところで、部屋に入ってきた女性は誰だ?

千葉その57「目覚める力!!」(20号)

中井を寝取った吉崎に対する塩田の報復作戦スタート!完全な逆恨みだが、塩田の論理ならすべて相手が悪いことになる。
奈良に吉崎の財布をすらせ、吉崎のカードで奈良に趣味のビデオを借りさせる塩田。自分の手を汚さないあたりさすが塩田と言うべきか。
しかし奈良が話の中心に座ると、目的がどんどん明後日の方向にそれて行く。塩田も同じ方向に走ったら誰も止められない。当初の目的はもはや忘却の彼方。
スーパーサイヤ人3か。テレビのドラゴンボールGTではすでに4になっているというのに。まあ、3の方が絵的に映えるけどな。仕事が忙しくてテレビを見ていないって事は無いと思う。

千葉その56「別れても好きな人」(19号)

今まで回想シーンにしか登場しなかった中井里美ついに出現。作者が顔の書き分けができていないことを自己申告。言わなきゃわかんないのに。
塩田の妨害のためぽーんと10万を出す奈良。相手の不利益が直接自分の利益にならないことは百も承知だろうに。もっと有効な使い方は、…無いな。思い付かない。
奈良から預かった10万で自分のためだけの買い物をする桜井。こういうツケは後でとんでもない条件で返ってくるのに全然学習してない。彼女は瞬間だけで生きている。
オチでは結局誰も得していない。中井里美のウェイトが予想外に大きいことは判ったが、偶発的な遭遇でそこまで力入れなくてもと思う。

千葉その55「アタシのモノ!!!」(18号)

最近サブタイトルに「!」がやたら多い。ドラゴンボールを意識しているのだろうか。そんなことを考える私も私だな。
一周年の巻頭カラーを記念して奈良の母親が再登場している。前に登場したのは新連載が始まった直後だから、ほぼ一年ぶりということになる。懐かしいですね。
しかし奈良は親子してこんな奴か。下ネタ嫌いなんだがなあ。叶親が悲惨なのは予定調和。
最近の下ネタ連打を見て思う事は、作者は本当に疲労困憊なのだろうか、それともパロディに他の作家陣からクレームがついたのか(密リターンズなんか引っ張ってくるあたり)心配になってしまう。
がんばれ木多康昭!この論評コーナーの運命は貴殿の双肩にかかっている。

千葉その54「チャック大好き!!!」(17号)

トビラに同誌で連載されているつの丸氏のサインを使用している。しかし「ワイルド・ハーフをよろしく!」とはなんだ?謎だ。
さて前回の続きだが、やはりあらぬ方向へ飛んでいっている。結局奈良中心の下ネタだが。
チャック・ウィルソンと化した奈良に対し、塩田と桜井は連携攻撃を仕掛けている。普段はどちらかといえば険悪な二人だが、緊急時におけるコンビネーションには目をみはるものがある。
どうでもいいことだが、天下の週刊少年ジャンプで高校生に堂々と酒を飲ますのはどうかと思うぞ。

千葉その53「男なら立て!!」(16号)

作者は最優秀高校生大会を忘れてはいないらしい。ただし今回は大会と関係ない。
集英TVから日本代表の三人にスッポン料理を御馳走するという連絡を受けた奈良と塩田に、前回気絶したままでその場にいない叶親の代わりに、同じく前回叶親に対して悪い心証を持ち、かつスッポンの食いたい桜井が叶親に成りすます(言い張る)と言う前回のラストから今回の頭に至る過程が全く書かれていない。
上記の過程はタイトルのアオリと塩田の「そこまでしてスッポンが食いたいか。」というセリフから私が勝手に類推したものだが、その気になればこれだけで一週分の原稿が出来そうである。
さて、今回の本筋は対桜井ネタ。奈良の誘導旋回法(byプロファイリング)に引っかかってどうする塩田。草薙葵と呼ばれることは失敬なのか塩田。全く足並みが揃っていないように見えるがそれでも最強のパートナーなのか塩田。
この類の話はたいてい一回で終わらない。案の定次回へ続くだ。次回を克目して待て。

千葉その52「イケてる方ですか!?」(15号)

前回の続き。奈良の変態性や塩田の卑怯ぶりを見ると、叶親が普通の人に見える。
今回は塩田の妹、忍にスポットライトを当ててみる。 今回偶発的に起こった女装叶親を塩田の撮った写真がマッキントッシュに転送されてきた事に対して、その写真を使ったポスターを作製している。
彼女は常にマックの前に待機しているのか?塩田の妹とは言え嫌な小学生だ。まあすべて塩田のプラフと言う可能性もあるが。
最終ページを見て、まさか最終回か、と思ってしまった。驚かすんじゃねーよ。

千葉その51「変身」(14号)

最優秀高校生大会日本予選も終わり、幕南高校野球部部室で他愛もない事に興じる奈良、塩田、叶親ら三人。もはや野球をしないことについて言う事は無いが、最優秀高校生大会本選が忘れ去られないかが心配だといえば心配だ。
オチは民明書房刊。宮下あきら作「魁!!男塾」に登場する拳法、武器、試合形式などをもっともらしく解説する架空の出版社である。この点からすれば今回の使用方法はいまいち好ましくない。

千葉その50「電話しないで…」(13号)

50回記念の今回は鈴木智恵子ネタでお送りしております。
鈴木智恵子は何を言われても決して動じないということと、塩田は自らが助かるためにはあらゆる手段を取るということが再確認できた。
ジャンプの人気漫画の中から「ザ・ワールド」ほか4作品をパクッてきているが、「ザ・ワールド」に対する作者の思い入れについて一度聞いてみたいものである。

千葉その49「漢たちの決勝」(12号)

いきなりタイトルに偽りあり。この大会にろくな漢は参加していない(断言)。
植村(馬場)に急所攻撃を受けた塩田の走馬灯は、ナウシカの部分を除いても謎が多い。
5・6号で終了したプロファイリングの終了ネタをやっている。何を今更と思うが、外せないところであろう。
今週は小細工が充実している。さらにカラー特集とあわせればより楽しめる事でしょう。

千葉その48「塩田怒りの拳」(11号)

また北斗の拳なんかをネタにしてる。とりあえず叶親は小学生の時からすごかったと言うことは分かった。

千葉その47「奈良づくし」(10号)

あ、幕張がジャンプの最後になってる。ひょっとしてヤバいんじゃ ないだろうか。
粘ったあげくの「奈良づくし」はやはりこんなのか、まぁいいけど。男塾とかをネタ にしてもなぁ、もう古いから子供には分からんでしょう。

千葉その46「詰むや詰まざるや」(9号)

叶親は卑怯である。今週はこれだけをネタにしている。
あと、少しだけキャプテン翼をネタにしたが、あまり激しくない。

千葉その45「石立鉄夫「デラべっぴん」で泣く!!」(8号)

何も言わずにさりげなく「千葉その45」にしている。こんな所でこのミスを全世界に発信してるとは、作者も思ってもいないだろう。
矢禿には元となる人物がいたはずだが、ここまでネタにしていいのだろうか。
篠原ともえは、まぁいまどきのネタだから良いとして、「ザ・ワールド」は、何か作者の思い入れでもあるのだろうか?

千葉その43「奈良ヤっちゃう!!」(7号)

「千葉その43」である、これで合ってるんだろうか。
初っ端からDRAGON QUESTダイの大冒険を使っている。でも、キルバーンの正体も、エンディングシーンも、全然関係ないと思う。さらにスラムダンクのフンフンデイフェンスも使ったりして、終わった漫画には好き放題と言う感じである。
奈良カッターはOKである。

千葉その42「男!!叶親!!!」(5・6号)

とりあえずまた「千葉その42」である、ミスってやんの。
ホリデー垣内とかってうちわネタばっかしだし・・・。今週でプロファイリングが終わってしまったので対決は終了するのだろうか?

千葉その42「新検見川日記」(3・4号)

まず芸能人では猿岩石とPuffyが使われている。「なんでPuffyなの!?」と言っている桜井ちゃんは妙にカメラ目線である。半笑いとかって書いてるけどそんなこと言っていいのだろうか。
後半、ジョジョの奇妙な冒険(第三部)より、空条承太郎のスタンド「スタープラチナ」とDioのスタンド「ザ・ワールド」をオラとナラをかけて描いているが、結構前の事だから、最近の読者はあまり知らないのでは・・・

千葉その41「人生あやつり人形」(2号)

嶋鳥を中心にネタを進めて、編集長には怒られないのだろうか?
ガチョビンの中身は間違いなく総理である。
下ネタを少年誌でどこまで続けるつもりか楽しみである。

千葉その40「生でヤれ!!」(1号)

奈良に対して塩田に泣きが入るのは以前のカンチョーネタ「熟成された10年 物」以来である。奈良は野菜を最近はよく食べるようになったのだろう。奈良の Xは塩田の手錠の鎖で隠れてしまっている事から、さりげなく素チンを強調して いる。

千葉その39「見せる男!!」(52号)

51号を休載した事ですらネタにするとはいい度胸である。今週の外部ネタには 封神演義とぬーべーが利用されている。同じ漫画ばかりではやばいのであろう。
奈良が露出ネタで敗北、素チンもかなりのものである事がうかがえる。しかし 、切り札はやはり叶親の秘密兵器である。そのブラックさはいかほどであろうか ?

千葉その38「野郎たちの夜」(50号)

初っ端から「あんこつばき〜」と歌う奈良はポイント高し。当然うんこをした ときのイメージ映像だろう。
叶親はだんだんキャラが変わっている。
船姥は一体何だったのだろう?

千葉その37「男たちの夜」(49号)

この回のヤマは1ページ目にある。1コマ目の「二日目まで残れなかった選手 」は右から「ダイアモンド」「K.O.マサトメ」「ドルヒラ」「神光援団紳士録 」「心理捜査官草薙葵」のキャラであり、草薙葵(以下プロファイリング)以外 はジャンプで1、2クールで終了した漫画である。ここにプロファイリングが入 っている事自体が作者月島薫への挑戦である。しかも202号室の掛け軸には「死 ね」と月島薫の自画像に書いているあたり、そこまでやるか?という感じである 。
余談ではあるが、この号のプロファイリングでは木多昭康という人物が散歩の 途中で殺害されており、明らかな仕返しを受けている。

意見する!! (Subjectは幕張にして!)


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