カハマルカの瞳などのデスクトップキャプチャソフトで録画したり、静止画キャプチャしたときに画面が真っ黒になる場合の対処法をここに示します。
[追記:2011/6/27] vista以降のOSではエディションにもよりますが、『オーバーレイ』ではなく『Aero』が主役になっています。基本的にこの2つは共存しないようなので『オーバーレイ』云々の前に『Aero』のオン・オフが効力を持ってきます。 ということで、この記事は主にXP以前のOSを使用している方々のために存在します。 |
以前、DVDのキャプチャは難しいとこの場で記述しましたが、それを見た読者の方から情報をいただきました。
『VideoLan(VLC)』というプレーヤーで再生すれば画面キャプチャできます。その他にも可能なプレーヤーがあるようです。
ということで、ここでは『VideoLAN』(VLC Media Player)を例にとって DVD再生時のキャプチャ方法を示します。
まずはプレーヤーをインストールしてください。以下に URL を示します。VLCとは何ぞや?と思われる方はホームに飛んで内容を熟読してください。簡単に言うと多くのメディアフォーマットの再生をサポートしている万能プレーヤーと言ったところでしょうか。
OSを選択し、『*.exe』版をダウンロードすると簡単にインストールできると思います。インストール後、『スタート』→『ファイル名を指定して実行』から dxdiag と入力してみてください。
カハマルカの瞳Ver2.8以降の方は、『環境設定』→『DirectX診断ツール』で起動できます。
『DirectX診断ツール』が起動したら、そこの『ディスプレイ』タブを選択し、『DirectDrawアクセラレータ』を無効にしてください。それで準備完了です。元に戻すときは有効にしてください。
あとは『VideoLAN』で DVDを再生すれば、画面をキャプチャできると思います。『VideoLAN』の使用方法はそんなに難しいことはないと思います。『Open Disk Media』で、ドライブを指定すれば再生されます。ただ、画面サイズを変えても再生すると元に戻ってしまうのが残念です。また、機能を無効化しているだけに画質も・・・という感じかもしれません。
他のプレーヤー、例えば WMP(Windows Media Player)のバージョン8以降には DVDのオーバーレイの項目がありますが、チェックをはずしても無視されると思います。場合によっては、『DirectDraw』を無効にすると再生すらできなくなります。
『DirectX診断ツール』でDirectDrawを無効にしてください。変更後は念のためプレーヤーの再起動を忘れずに。
ちなみに『DirectX診断ツール』はカハマルカの瞳からでも起動できますが、『スタート』→『ファイル名を指定して実行』から dxdiag と入力しても起動できます。
用が済んだらDirectDrawを有効に戻しておいたほうがよいでしょう。
DirectDrawを無効にしてもうまくいかない、なんだか変になる、そういった場合は元の設定に戻してから次の方法を試してみてください。
DirectXベースのアプリケーションを複数起動したとき、オーバーレイサーフェイスは最初に起動したアプリにのみ適用されるという特性があります。
つまり、適当な動画を別のDirectXベースのプレーヤーで再生・一時停止してそのまま放置、次に本命を再生してキャプチャする、という方法でうまくいく場合があります。
アクセラレータが効かないようなので、『DirectX診断ツール』でDirectDrawを無効にしてください。変更後はWMP6.4の再起動を忘れずに。
用が済んだらDirectDrawを有効に戻しておいたほうがよいでしょう。
メニューから『ツール』→『オプション』で『パフォーマンス』のタブを選択すると、以下の画面になります。
ハードウェアアクセラレータのバーを左端(なし)に移動してOKをクリックしてください。左端でなくてもうまくいくときがありますが、確実なのは左端です。
この設定によって、フルスクリーンの切り替えに問題がある場合には『全画面表示モードの切り替え』にチェックしたほうがいいでしょう。
Ver10の場合はわかりづらいですが、右上にある▼で『アプリケーションメニュー』を開けます。
そこの『ツール』→『オプション』です。
『パフォーマンス』タブを選択すると以下の画面になります。
『詳細』をクリックすると、以下の画面になります。
オーバーレイのチェックをはずして、OKをクリックしてください。(確実なのは先の画面でのアクセラレータのバーを最小にしておくことです)
この設定によって、フルスクリーンの切り替えに問題がある場合には『全画面表示モード切替を有効にする』にチェックしたほうがいいでしょう。
設定したあとはいったんWMPを閉じて、再起動すれば設定が確実に反映されると思います。
メニューから『ツール』→『環境設定』を選択してください。
『ハードウェア』を選択すると以下の画面になりますので、『ビデオカードの互換性』を左端の『高信頼性』に移動させてください。そしてOKで終了です。
ROPでもいったん閉じて、再起動したほうが設定が確実に反映されると思います。
ここで注意です。ROPはメディアブラウザをうたっているだけあって、本来WMPでしか再生できないものもROPで再生しているように見せることができます(関連付けによる)。つまり、ROPで再生しているように見えて実はWMPに関連したファイル(例:asxやwmv)を再生している可能性があるということです。ですから、ROPでちゃんと設定したのにまだ真っ黒だぜぇ、という場合にはWMPのオーバーレイも同時に無効化すると改善されると思います。
メニューの『編集』→『初期設定』→『QuickTime 環境設定』を選択してください。
リスト内から『ビデオ設定』を選択すると以下の画面になります。
『セーフモード(GDIのみ)』にチェックを入れて、画面を抜けてください。
ちゃんと設定したのにまだ真っ黒だぜぇ、という場合にはWMPのオーバーレイも同時に無効化すると改善されると思います。その理由は上述のReal(One)Playerの項目を参照ください。