アドニスたちの庭にて “意味深トライアングル”
 


 高校生のアメリカンフットボールは、関東・関西、それぞれのエリアで、春と秋に大きな二つの大会がある。特に秋季大会は、そのまま全国大会、そして決勝戦の"クリスマスボウル"へと続いてもいるので、正しく正念場。それに比しての春季大会は、チーム母体が大学付属かどうかというような編成にもよりはするが、おおむね新規メンバーへの一種の"慣らし"運行という感があり、
"ウチみたいな層が厚いトコで、去年の1年の秋から不動のQBだ…なんてのは破格の待遇だよな。"
 頼もしき監督もいれば歴戦錬磨されて来た名コーチもいるチームだが、それでも…実際に動いているゲーム中はどこで何が起こるか判らない。指示された作戦を相手に読まれていたら? 一発勝負の賭けの出端を挫かれたら? その時その時の戦況を一瞬で見渡し、機転の利いた判断とそれを即時に実行出来うる ずば抜けた反射でもって、様々な苦境も鮮やかに引っ繰り返しては相手をねじ伏せて見せた金髪痩躯の"天才指揮官"さんは、なんと中学生の頃から既にこの世界では有名人であったそうで、

  "やっぱそんだけ凄げぇ奴だってことだよな。"

 まだ17歳にもならないのに、その筋の大人たちからの"切れ者"との評価の声も高く、その将来を色々な方面から嘱望されている。勿論、そういった指揮統率力のみならず、プレイヤーとしての技術も白眉のそれであり。プロテクターを装備していても尚、随分と細い肢体に信じられないほどの膂力やスタミナを蓄えていて、一瞬でも向こうが見通せたなら必ず通す絶妙な投擲力と、マジシャンのように自在にボールを扱うフェイクの妙は、今すぐにでもプロで通用すると絶賛されてもいる。だから天狗になって…という順番ではなく、これは彼の素地であるのか、それともこういう破天荒な人物だからこそ、とんでもない天才ぶりをますますと伸ばして来れたのか。傍若無人にして傲慢不遜、相手が年長者であってもお構いなしに、、居丈高にも見下して挑発し、頭に血を昇らせて撹乱するのが大の得意というから末恐ろしく。彼をよくよく知る人たちは…半分親しみを込めつつも"悪魔"なんて呼んでいたりもするそうで。

  "…他人を引っ張り回すのは、確かに得意だろうよ。"

 何せ自分も引っ張り込まれた。ただでさえ"スポーツ"なんていうお上品なものには縁がなかったし、アメフトなんて気障なもん、別世界のお遊びだと思っていたのに。気がつけば…この悪魔さんをフィールドで守り切る"強靭な盾"になるべく、毎日のように練習を欠かさない自分がいる。取っ掛かりが何だったかはもう忘れたし、初めのうちはともかくも、今はそんな現状を忌ま忌ましいとも思っちゃいない。それどころか、

  "無防備なもんだよな。"

 誉れも高いが悪名も高い、天下御免の金髪の悪魔さんが。いつもは常に挑発的で険のあるお顔をしているものを、それはそれは穏やかな無心に緩ませて。くうくうと微睡
まどろむ転寝に凭れて来てくれるほど、自分へと気を許してくれているのが擽ったくてしようがない十文字である。今日は簡単なミーティングがあっただけ。後は各自、自主トレで調整なさいと指示されて、それで居残っていたトレーニングルームだったのだけれど。基本のそれにしては結構苛酷なメニューをこなし、ベンチに腰掛けて ちょこっと小休止…の筈だったのが。次の試合やNFLの話題などなど、他愛ないことを話していたら、途中から返事が聞こえなくなり、
『???』
 顔を覗き込もうとしたら、ぐらりと前方へ倒れかかったものだから。こっちはベンチを跨ぐようにして座っていたそのままに、慌てて腕を伸ばして受け止めたところが、懐ろへころんと転がって来た…細くて軽い身体。ああ、そういえば。学校の方でも何か行事が近いとかで、これでもなかなか忙しいんだとか言ってたな。

  "…疲れてるんだろな。"

 自惚れて惚気るよりも、誰かの前でこうまで無防備になるだなんて、この青年にはよほどのことだよなと素直にそう思う。いつだって覇気あふれる威容に満ち、揮発性の高い挑発的なお顔を保持し、威勢がいいそのままに…油断も隙も見せないで。可愛げのない未成年ということでも有名な彼なのだが。それってすなわち、いつだって気持ちを張り詰めさせているということではなかろうか。彼の居丈高な態度はそれなりの自負があってのものであり、決して薄っぺらな虚勢ではないのだけれど、敵を作りやすい代物でもあるがため、その結果として…誰にも隙を見せられないような、それはそれは緊張した立場を彼に齎
もたらしてしまってもいる。

  "………。"

 そろりと覗き込んだ白い顔には、隈
クマがあるだの苦しそうな表情だのといった、解りやすい疲弊の影は見られない。ただただ無心に眠っている彼であり、寝息も穏やかで、今日のところは単なる寝不足ってやつかもなと、静かに付き合ってやることにして。

  "…綺麗なもんだよな。"

 今更のようだが、間近につくづくと眺めてあらためてそう思う。それは高飛車で毒舌家でもあり、人へ恭順するとか何かを褒めるとか、そこから連なる"馴染む"とか"親しむ"ということを全く知らないような彼だのに。それでも秘かに彼へと熱狂する女性のファンたちは数知れずで、隠し撮りの生写真が信じがたいほどの高値で売り買いされているという。しかも恐ろしいことには…男の買い手も たんといるのだそうで、
"………危ねぇ話だよな。"
 そうだねぇ。
(苦笑) とはいえ、それもまた…理解出来ない話ではないような気がする。きめの揃った白い肌に、今は閉ざされているが淡い灰色の瞳と浅い緋色の口許という、いかにも色素の薄そうな素地をしている彼であり、金色に染められた髪の色もそれらに馴染んでしまって全然違和感がない。その真白き頬の縁には伏せられた長い睫毛の陰が淡く落ちており、日頃は射抜くほどに鋭い眼光をたたえてキリキリと切れ上がった眸が、ただ優雅に蓋されているだけなのに、その印象はガラリと変わる。触れた端から裂かれそうな、いかにも危険な峻烈さが影をひそめたその代わり、玻璃のように澄んだ玲瓏さが尚のこと増し、匂い立つような魅惑の気配が音もなく滲み出してくるかのよう。ぎりぎり今にも上と下へ剥がれそうな案配で軽く合わさっている口唇も。和筆ですっと巧みに描かれたような、微妙絶妙な曲線を見せている瞼の縁へ前髪が落とす淡い陰も。触れればなめらかで仄かに冷たい、するんと弓なりにやさしい曲線で縁取られた頬も。いつまでも見飽きない やわらかな蠱惑でもって、こちらからの視線をずっとずっと捕らえて離さないままだ。

  "…それに。"

 転げ込んで来たそのまま、軽く抱えている格好の体の何とも軽いこと。あれほど大きな存在感を日頃から保っている青年が、自分には何の負担にもならないほど軽い。激しいスポーツに精励していての必要な筋肉は確かにまとっているのだろうに、それでも。指定の白Tシャツとジャージのトレパンという質素な服装に無造作に包まれた、撓やかに引き締まった伸びやかなその痩躯は、懐ろに収まった時の擬音に"こてん"という愛らしい表現で十分なくらいに頼りないほど軽くって。
"まあ、ポジション的には、そうそう逞しくなる必要もないのかも知れないが。"
 チームの戦術タイプにもよりますけどね。同じQBでも、ホーマーくんみたいのもいらっしゃいますし
こらこら、サックを受けることを考えたら緩衝材クッションとしてのお肉も少しくらいは必要なのかも。だがまあ、そこは自分が盾になりゃあ済むことだしと、過剰なまでには心配していない。
「ん…。」
 何が擽ったいのか、時折細い眉をしかめてはむずがるような顔になり、こちらの胸板で掻こうとしてか頬をぐりぐりと擦り寄せて来たりもする彼で。

  "…おいおい。////////"

 こちらもまたトレーニング用の薄手のシャツを1枚着ているだけな身に、そのアプローチは避けてほしかったりするのだがと、やわらかで擽ったい感触についついこくりと息を飲んでしまったそのまま、懐ろから転がり落ちないようにとその痩躯へと添えていた腕の就縛を、心なしか狭めかかったその時だ。


  「…何してるのかな。」


 がらりと。いきなり開いた正面の窓。鉄線の入った曇りガラスなので外からは見えない筈なのに、いつもはきっちり施錠されている筈の窓なのにと、疑問は多々あったのだけれど。それより何より、

  「……………。」

 こちらからは腰高窓だが、外からは顔しか見せられないくらいに高さのある窓。そこにひょっこりと現れたのが…実はこちらからも覚えのある美丈夫で。亜麻色の柔らかそうな髪をゆるくウエーブさせ、深色の瞳には研ぎ澄まされた知性の光を、手入れの行き届いた肌や口許には、厚き待遇を受けて当然な生まれや育ちを滲ませた余裕の笑みを、自然なものとしてたたえている、見目麗しき美青年であり。しかも、

  「…あ"? なんでお前が此処に居んだ?」

 これまで保たれていた静謐をあっさりと叩くような声がかかったものだから。完全な熟睡までには至っていなかったらしき懐ろ猫さんが、むにむにと…手の甲や手のひらの膨らみ辺りで目許を擦りながら身を起こし。せっかくの微睡
まどろみを妨害した相手へ、気安い声をかけている。そう。十文字ではなく、蛭魔の方の知己だからで、
「なんでは ないでしょ?」
 くすくすと屈託なく笑った闖入者の視線は、それはそれは愛惜しげに…まだ寝ぼけ半分な金髪の君へとそそがれており。何とか立ち上がってそちらへと歩みを運ぶ蛭魔を、まるで高貴な姫君がわざわざ運んで下さるのを待つように、うっとりと見守っているばかり。
「だってお前、今日は会社関係のレセプションがあるとか言ってなかったか?」
「うん。でも良いの。顔だけは出したし、ご挨拶だって済ませたからね。それで義理は立つんだよ。」
 そんなこんなと話しつつ、蛭魔を見上げていた優しげな顔が、ふと。室内を真っ直ぐに見やり、その視線をもう一人へと差し向ける。
"………。"
 心なしか真顔になった彼であり、しかも…なかなかの力みを乗っけた強い視線。十文字にはさして脅威ではない、むしろ慣れのある"ガンつけ"というやつを下さったらしかったが、そこへと、

  「こ・ら。」
  「あいたっ☆」

 すぐ前にいらした姫からの、容赦のない拳骨がごつんとばかり、桜庭さんチの御曹司の頭に結構な重さでヒットした。こちらが高い位置だったので狙いが付けやすかったらしき拳は、相手のつむじを直撃したらしく。しかもすかさず、
「余計なこと、してんじゃねぇよ。」
 堂に入った低い声が叱るように続いた………のではあるが。
「あ、と…。////////
 容赦のない力加減にて こづいたばかりのその同じ白い手が、今度はもしゃもしゃと…相手の柔らかな髪を愛撫するように掻き回し始めたりする。自分のみぞおち辺りへ頭を抱き込むようにしてやって、髪の中へ指を埋めるように深く差し入れ、ゆっくりと撫でてやる彼が、
「判ってんだろ?」
 そうと短く訊いてから、静かな声にて"んん?"と問えば、
「…ん。ごめんなさい。」
 天下に名だたる総合商社"桜花産業"の宗家の嫡男。こちらさんも また、まだ未成年だというのに政財界に結構な影響力を持つ存在であり、表向きには家柄や親の威光のお陰と思われている知名度だが、実は実は。これで結構 色々と権謀術数にも長けている、にっこり笑って人を斬るよな底の知れない恐ろしい奴だと、他でもない妖一さんから聞いたのに。その妖一さんからの叱咤にあって、実に素直に謝って見せるところが、見様によっては物凄い構図というか展開というか。おずおずと許しを請うように、そろぉと伸ばされた撓やかな腕。腰から背中へと伸ばされて来たそれへと、搦め捕られるように抱き締められても一切動じず、そのまま"よしよし"と宥めてやっている様は、ゴールデンレトリバーのトレーナーというよりも、いっそ…猛獣使いのようにさえ見えたほど。
「まだ練習あるの?」
「いや。もう帰っていい。」
「じゃあサ、送ってく。車で待ってるから。」
 すっかりと二人の世界に耽っての会話であり、蔓草みたいに絡み付いてた腕が…どこか名残り惜しげに離れていって。それから少しの間、窓から離れたらしき桜庭を見送っていた蛭魔が、かすかに肩を落とすとやっとこちらへと振り向いた。十文字の存在を忘れていた訳じゃあないらしく。だが、困った奴だと苦笑して見せるような取り繕いの素振りもない。単調な声にて、
「俺、もう帰るわ。」
「ああ、うん。」
 一部始終は聞こえていたが、それはそれ。あらためて告げられて、それで我に返ったように切れ長の目許を瞬かせる後輩さんへ、
「済まなかったな。俺を起こせなくて帰れなかったんだろ?」
 小さく苦笑しながらそちらを詫びる。ぶっきらぼうで不良気取りの彼だが、これで結構 心根の優しい青年であることくらい、蛭魔先輩にはとうにお見通しなのだろう。ちょこっと悪戯っぽい声での囁きへ、言葉を濁して"あ〜う〜"と、短く刈られた…こちらさんも金色の髪を、大きな手でがしがしと掻き回す子供っぽい照れ隠しへ、くくっと可笑しそうに笑っていたものが、だが。

  「奴んことは気にすんな。何も手出しはさせねぇから。」

 ぼそりと付け足された一言の、打って変わって何とも低い声音には。これだけはジョークじゃないという真摯な響きを感じさせられた。先程も触れたが、あの桜庭春人さんは、その名前そのままなソフトな印象の優しい容姿や人当たりの良い愛想に見合わないほど、その気になれば…所謂"権謀術数"とかいう企みを巧みに繰り出せもする、恐ろしい顔も持つ人物だそうであり。人を翻弄する手管の数々ならば、そうそう簡単には誰にも引けを取らないだろう妖一さんがこんなクギを刺すくらいだから、その怖さも自ずと知れるというものだけれど。

  「別に、心配や手配りなんか要らねぇけどな。」

 こちらさんも負けてはいない。
「相当におっかねぇらしいが、だからってあんたに庇われてちゃあ、それこそ立つ瀬がないってもんだからな。」
 くくっと笑い、
「どうにも歯が立たねぇようなら、言われなくとも尻尾巻いて逃げるからよ。あんたこそ、気にすんじゃねえよ。」
 元の位置にまで戻って来て、ベンチに再び腰掛けたお綺麗な先輩さんへ、にんまりと小狡そうに笑って見せる。怖けりゃ尻尾を巻いて逃げるという言い回しは冗談だったが、大物相手に妙に意地を張って対抗してしまうことが、他でもないこの蛭魔の負担になってはそれこそ意味がない。そんな腹積もりがあるらしき後輩さんの言いようへ、

  「……………。」

 ぶっきらぼうで一本気で がむしゃらで。不器用なくせに、未熟者なくせに、そんな余裕の顔して見せるなんて、それこそ狡いじゃないかと思ってしまう妖一さんだ。生意気言ってらと笑い飛ばせば良いものだが、この自分へと"心配すんな"と言ってくれているものへ、顔を潰すような言い方が出来よう筈もなく。

  「………うん。」

 何へだか。納得を示して小さく頷いた金髪痩躯の先輩さんは、

  「???」

 キョトンとしている年下の彼氏に、小さくニヤリと笑って見せて。ベンチへ座っていた身をそのまま横へとスライドさせると、

  「え? あ…。」

 有無をも言わさず、逃げる間も与えずに。するりと撓やかに身を伸ばし、切れ長の双眸を見開いたままな一輝くんの口許目がけ、やわらかい唇をふわりと当てて見せる。上背が少しほど負けている分、広い懐ろへともぐり込み、下から伸び上がるように見上げてのキスになってしまったが、

  「………えと。////////

 唇を離して、一呼吸の間をおいてから。耳から首から、ザッと勢いよく真っ赤になった彼へ、くくっと喉を鳴らして楽しそうに笑った美人の先輩さん。

  「次からは眸ぇ瞑れよな。」

 あははと声を立てて笑いながらそのまま立ち上がり、トレーニングルームの隣りのロッカールームへと姿を消した。

  "………………次って?"

 それがどういう意味なのか、遅ればせながら気がついた頃にはもう。お迎えに来ていた桜庭くんのお抱えの高級外車にて、まずは彼の邸宅へと運ばれていた蛭魔先輩だったのだけれど。軽やかな印象の幻影が、いつまでもその腕の中で微笑っているような気がした十文字くんだったりした。


  “やっぱ悪魔だ、あの人は。”






  〜Fine〜  04.5.3.


  *先に謝っておこう、すいませんです。
   何だか妙な雲行きですし、
   しかも…相変わらず、蛭魔さんがちょっとばかりヲトメ入ってるかも。
   山ほどの"その他"には恐ろしいほどに居丈高なんですがね。
   そうではない相性の、限られた人とのやり取りを書いてるもんですんで。
   ………言い訳にもなりませんかね。う〜んう〜ん。
   あと、桜庭くんが妙にブラック入ってますが、
   何せ書いてるのが"こういう人"なので、
   そんなにも手ひどい嫌がらせとかはしないことと思われます。
   妖一さんから嫌われるのが一番怖いっていう、
   ちゃんと物事の道理は判ってる人ですから、はい。


  *それからそれから、
   蛭魔さんと十文字くんが所属しているのは、
   某クラブチームの青少年の部クラスという設定にしておりまして。
   そんなチームが、所謂"高校生選手権"に参加出来るのかどうかは、
   すいません、判りません。
   というか、恐らくは無理じゃないのかな。
   今のところ、そういうチームがあったとしたなら、
   きっと企業チームのジュニアかユースチームってことになる。
   微妙に"アマチュア"とは言いがたいですし、地域のチームとも言いがたい。
   ほら、サッカーのそういうクラブチームも、
   インターハイとか全国高校選手権大会には出られなくて、
   全日本ユース大会とか天皇杯とか、
   出場基準が学校単位じゃない大会にのみ出てますよね?
   (国体はどうなんだろ。あれも、都道府県単位だから、ダメなんだろな。)

  *よって、この展開というかシチュエーションは、
   ウチのこのシリーズでだけの設定ということにしといてやって下さいませ。
   蛭魔さんは白騎士学園にもアメフト部を作りたかったんですが、
   入って早々、誰かさんのアタック攻撃という思わぬ猛攻に遭ってしまい、
   敢えなく阻止されてしまったんですね。…お気の毒です。

ご感想は こちらへvv**


back.gif