そう。そいつは突然やってきた。それも押して持って来たのである。 私よりも年を取った方である(バイクもオーナーも)。 依頼内容はいたってシンプルでした。
現行やチョイト前位のバイクであれば私にもなんとかなると思った。が、さすがにDucati(それもLツインではなく単気筒)は正直触 る機会は今までほとんど皆無。 でもお客様への返事は元気良く 『お預かりいたします!!』(大丈夫かよ!おい!。。。)
まず1のOIL漏れはどうやらキックシャフトの所と、クラッチアジャストカ バーの所と、ドレンボルトの所と、OIL注入口の辺りか ら漏れた形跡が有る。
まずはパーツリストを探すことから始めたら、やはりマニアな人たちがいるもので、すぐに手に入れることが出来ました。んで、パーツリス トを見ると「ふむふむ・・・」
キックの所のOリングは「GACO 123」だそうな。。。しかしこれでは良くわからんし・・・ひとまず外してみる。なるほど!キック ペダルの取り付けボルトが削れていて、キックペダル自体がクランクケースから離れてしまい、Oリングが外へ飛び出してきてOILが漏れてきたようである。 もう一度組みなおして、ボルトは交換してOK。
クラッチアジャストカバーのガスケットなんだけど、ただの紙ガスケット・・・・なのに・・・ なのに・・・再利用するなよ〜!!これくらい作って交換してから販売しろよ!と思ったりして。。。
あ、
これはコピーね。も
う組み付けちゃったから・・・
そしてアルミのワッシャーなんだけど、再利用のしまくりでダメダメ。ドレンもOIL注入口も同じサイズのを使用してますね。
28×22.5×1.0 というサイズをうちが入手できる範囲で探したけど皆無。
福島製作所に依頼。でも、厚みは2.0mmにしてもらいました。だって少し厚い位ならばガスケットを入手できない人でも面だしして再利用できるじゃないで
すか?
で交換してOK。
さてさて、上記の作業をする前にまだエンジンに入っているOILを抜いてみたらビックリ!!!! 大量にOILが漏れたはずなのに、なんで3LもOILがまだ入ってるの!? 明らかにOILの入れすぎでしたね。バイクやさ〜ん!しっかりやろうねぇ〜! でお客様いわく「固めのOILを入れてあげてください」 それならば!
ぬわんてエッチな名前なんでしょう$#$%&・・・これがお勧めだそうです。
そして2の依頼は汎用品がいくらでも出てるので語らずにいきます。
3の依頼ですが、どうやらコックとタンクの合わせ目のガスケット上部(タンク側)からやはり滲んでいます。 タンクの方の取り付け面がかなり荒れてます。 ん〜〜〜・・・どうしようかなぁ〜・・・
「アルミワッシャー」+「Threebond 1102」でOK。 ついでにゴムホースも劣化していたので交換してしまいました。
4の依頼ですが、さすが旧車です。コルクを使用しています。
これもどうしようかなぁ〜〜〜〜〜〜・・・
コースターで作るかなぁ〜・・・
と、そう。うちにはいろんなバイクが有るんだ!!!サイズが合うものが有るかも!?
探せ!!!で店内のバイクを物色。
あった!あった!
CB750FBのがぴったりだよ!で注文して切ってあわせたらピッタンコ。ビンゴ。
こんなもんですかね?