バトルラインGood

2人用ゲームの名作として名高い本作。

レビュー 

9つのフラッグがあり、連続した3つのフラッグを取得するか、5つのフラッグを取得した方の勝ち。

勝利の判定はポーカーの役のようなものによって決まる。
対応したフラッグにお互い1枚ずつカードを出していき、じわじわと役を確定させていく。
役をすぐに確定させてしまうと、相手にその上を行かれる可能性が高い。
この出したいけど出せない感が、「あー、このゲームつくったのくにちーだな」と感じる。

ポーカー風に役の強さを表すと
ストレートフラッシュ>3カード>フラッシュ>ストレート>役なし
となっている。
プレイすればわかるが、この強さの順番が絶妙である。
同じ役の場合は、合計数値が大きい方が勝ち。

また、相手の役が完成していなくても、必ず勝つことが証明できればフラッグを獲得できる。
この辺はさすが数学博士ライナー・クニツィアなだけはあるな、と。
例えば、相手が2,2で3カード狙いで、こっちは3,3,3を組んでいたら絶対勝てる、とか。
まぁこれは簡単な例で、もっと面白い事象はいっぱいある。

まとめ 

面白い!
特に、証明システムが逸品!
勝利の証明は偶然の産物ではなく、自分が作り出していくものなのだ!

また、非常にテーマとゲームシステムがマッチしている。
確かにこれはバトルラインだ。
太公望になった気分で、全体の戦況を見渡すことが重要になってくる。
2人用ゲームというところもまたいいんじゃないだろうか。
4人とかでやると、見渡すのがかなりつらくなってくると思う。
バランス配置型カウンティングゲームの一種の完成形かも。

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