コロレット買え!

2003年のドイツゲーム大賞ノミネート作品で
メビウスゲームズによって日本語化されたカードゲーム。
といってもカード自体は絵と数字だけなので、日本語化の恩恵はあまりない。

レビュー 

カードを集めるわけだが、3色まではプラス点で、それ以上集めるとマイナスになってしまうという
わかりやすいジレンマ。
最初やったときはルールを勘違いしていた。
最終ラウンドが終わったら、得点計算だよ!
つまり、得点計算は最後の1回だけ、そこ注意ね。
詳しくは下の動画参照。

1.もう1枚めくるか!?回収するか!?
2.何処に配置するか!?

と基本的にやることはこの2つ。
非常にわかりやすいが、充分悩むことができる。
ゲームのお手本のようだ。

2の要素について
列はすべて回収しなくてはいけないため、
自分に有利なように列を作るか!?
相手の邪魔をするように列を作るか!?
というナイスジレンマ!

また、列を回収するとそのラウンドは何もできなくなる。
これが1の要素を熱くする!
ダメージを少なくするため1枚や2枚でそのラウンドを降りるとまず負ける。
かといって、マイナス要素を増やすわけにもいかない。
でも、人間心理的に「まだいける!まだいける!」と思ってしまう。
で、どちらかというとこのゲームはガンガン行った方がいい気がする。

2人プレイ用のカードまで用意されており、至れり尽くせり。
もちろん2人でも十分楽しめる。
個人的は3,4人が一番面白い気がする。
5人だとほぼ確実に集める色がかぶるので、あまり高得点を狙えず爽快感に欠ける。

得点計算方法は2種類ある。
通常得点計算は同色を集めれば集めるほど得点が高いが、
裏得点計算は同色3枚がもっとも高得点になる。
個人的には通常ルールのほうが好きだ。
裏得点計算は疲れる。
レインボーカードがいらない状況になったりしてそれはそれで面白いが。
でも、やっぱり集めれば集めるほど得点が高くなるほうがやってて気持ちいいじゃん!
と思うわけですよ。

あと、メビウスゲームズの説明書得点計算のところ、
茶色面と灰色面が同じになってて間違ってますね。
メールとかで教えてあげたほうがいいのかな。

まとめ 

ベストオブジレンマなカードゲーム!
しかも、1500円とコストパフォーマンス抜群!
持ち運びもしやすい!
一家に1コロレット!

追記 

Goodだったが、買え!に変更。
理由はこのゲーム、大きくはずすことがないんだよね。
初めての人をドイツゲームに引き込むのに最適。
基本オープン情報なので、プレイ途中であっても気軽にルールの説明を要求することができる。
カルカソンヌでもいいんだけど、人によっては重いと感じる可能性があるし、場所とるからね。
そういった意味で、コロレットはドイツゲームのジレンマや場の共有が凝縮されているし、場所もそこまでとらない。
短時間で終わるので「もう一回!」ってなりやすいし。 なので超オススメに変更しました。

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