薔薇の名前Good

映画原作のゲーム。正体隠匿系。
元の映画は知らないが、spiele-offensiveでめちゃくちゃ安く、メーカー品切れらしいから買ってみた。

レビュー 

それぞれに役割が与えられるが、その段階では犯人は決まっていない。
確証ポイントがもっとも多い人が犯人ということになる。
要は、犯人を仕立て上げるゲーム。

時間の概念があり、一日が終わると疑惑ポイントの多い順に、確証ポイントが増える。
では、疑惑ポイントはどのようにして上下するのか。

プレイヤーはさまざまなコマをそれぞれの建物間を移動させる。
移動方法はカードを出すことによって決まる。
カードの種類は大きく3種類に分けられ

1.建物カード
2.修道士カード
3.ウィリアム・アドソカード

となっている。
1は指定された建物に好きな修道士を移動させる。
2は指定された修道士を好きな建物に移動させる。
また、カードには数字が書かれており、その分だけ時間が進む。
3についてはまぁ特殊カードって事で色々とすごい(マニュアル見て)

それぞれの建物には仕事タイルがある。
移動した先の仕事タイルの色がコマと対応していれば、コマを移動させたプレイヤーは仕事タイルをもらえる。
加えて、そのコマの疑惑ポイントがタイルに書かれた数字分だけ減少する。
しかし、移動先に対応した仕事タイルがない場合、建物に置いてある仕事タイルの数字合計分だけ疑惑ポイントが増える。
イメージ的には仕事がある場所に行くのは自然。
仕事がないのにわざわざその建物に行くのは怪しい。
という考え方。

ここで、もらった仕事タイルには何の意味があるのかについて。
このゲームでは日をまたいだプレイヤーは最終的に確証ポイントがその回数分だけ+2される。
なので、なるべく日をまたぎたくない。
しかし23時になったらきつい。
そこで、仕事タイルを使うことでその枚数分だけ時間を巻き戻せる。というもの。

他にも一日適応されるルールとかもある。
図書館に移動した修道士は確証ポイント+2
など。これらのルールが結構強力だったりして、悩みどころをいい感じに増やしている。

1,3,5日の終わりには「暴露」が行われる。
こいつ怪しいんじゃね?っていう自分以外の色を自分の前に出す。
出された色は確証ポイントが+2される。
この「暴露」。結構重要。
必ず自分以外の色を出さなければいけない。
つまりプレイヤー全員が赤を出していた場合、赤はノンプレイヤーということがわかる。

6日目が終わると誰がどの色を担当したかを当てるターンになる。
ここで当てられると確証ポイントが増えてしまう。

そして、確証ポイントが一番多い人が負け。
少ない人が勝ち。
そんなゲームです。

まとめ 

長いけど面白い! なんか難しそうだなー。と思っていたが、やってみると意外とわかりやすい。
その理由はやはりイメージのしやすさだと思う。
仕事があるから自然、仕事がないのに行くのは怪しい。という考え方、システムとテーマが非常にマッチしている。
また、基本的に繰り返しなので、やってく内にわかるというのもある。

盛り上がりについても文句なし。
仕事タイルがいい味を出している。
皆、日をまたぎたくないので仕事タイルを欲しがる。
そのため「仕事してー、超仕事してー。」と普段絶対に口にすることのない台詞が出てきて妙に面白い。

まだ1回しかやってないので、もう何回かやったら買え!になる可能性も秘めている。

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