サンファンGood

2004年ドイツ年間カードゲーム賞1位で
プエルトリコのカードゲーム版的位置づけ。
メビウスゲームズによって日本語化されている。
これは日本語化の恩恵がすさまじく、日本語化されていなかったらプレイすることはなかっただろう。
メビウスゲームズ、ありがとう!

レビュー 

BSWでルールを教えてもらい、「これは面白いわ」ってことで、その日のうちにAmazonで注文した。

得点の高い建物を建てまくるゲーム。
建てるのにはお金が必要で、
お金=カード
と考えていい。
つまり、建設コストが2の建物は、基本的には手札から2枚カードを捨てる必要がある。

自分の手番にやることは、役割カードを選ぶこと。
ただし、その役割は全員に効果が出る。
例えば、AとBとCで遊んでるとして、
Aの手番にAが「建設」という役割を選ぶ。
すると、Aが建設した後に、BとCも建設できる。

これだけ見ると、「皆に効果あるなら意味ないじゃん」と思うだろう。
しかし、役割カードを選んだ人は「特権」が与えられる。
「建設」だったら建設コストが1少なくなるといった感じで。
先ほどの例だと、Aは捨てるカードの枚数が1枚少なくなる分お得ということだ。

建物は紫色とそれ以外に分けられる。
紫色は建設すると、それ以降カードに応じて「紫の建設コストが1少なくていい」とか「商品が1つ多く売れる」などの特殊効果が発動する。
商品っていうのは紫色以外のカードによって作られる。
それらの紫以外のカードは生産施設と呼ぶ。
生産施設は何個でも同じ種類のものを建てることが可能。

まとめ 

コンボが決まっていく様が面白い。
そういう意味ではドミニオンに近い。
システムはぜんぜん違うけど、楽しみ方的な問題で近いという意味。
ただ素人目からすると、鍛冶屋(生産施設の建設コスト-1な上、鍛冶屋自身の建設コストが1とコストパフォーマンスがおかしい)と
ギルドホール(生産施設1つにつき2勝利ポイント)がバランスブレイカーなので、ドミニオンより運の要素が強いと感じる。
俺はそこが好きだが。

後輩いわく「遊戯王っぽい」そうだ。
俺も後輩も遊戯王はやったことないのでイメージ的なものだが
「何とかの効果で建設コスト-1!」とかがそういうのを連想させる。
ただ、相手を倒したりしないのでテーマ的には自分の中ではギリギリセーフだ。
まぁ、開き直ってそういうノリでやるとそれはそれで面白いけど。
似たゲームにレースフォーザギャラクシーというのがあるそうだが、SFなので人を選ぶだろう。

ゲーム自体は面白いけど、初心者に向いてるかと言われると難しい。
少なくとも初めてドイツゲームをやる人には絶対に薦めない。
ルールは繰り返しだから、やってく内に理解できるけど、なんていうかとっつきにくい感じはする。
あと、正直こういう系の特殊効果云々のゲームはデジタルゲームでいいじゃん。ってなる。
だからこそBSW向きではあるが。

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