打ち込みでハンマリング・オンとプリング・オフ

ギターにほぼ必須なテクであるハンマリングとプリングのMIDI打ち込み法。

実践 

こんなTAB譜があったとします。
Hがハンマリングで、Pがプリング。(真ん中のはタイ)

今回、音源はTTS-1で。
いつものように、音源を呼び出し、MIDI打ち込み画面を表示させ、下の図のように打ち込みます。
注意点としては上の図につられて、8,8,8,4,8,8,8(分音符略)と打ち込まないこと。
下の図では4,8,4,8,4と打ち込んでいます。

 

次に、左上のノート/ベロシティと言うところをクリックし、新規コントローラを選択します。
そして、タイプをピッチベンドにします。

このままでも可能なんですが、より見やすくするため、下のコントローラ表示部を分割させます。
左下の+マークをクリックするとピッチベンドとベロシティの表示が分割されます。
この機能は確かSONAR7からだった気がします。
この後は、ピッチベンド部分を編集していきます。

大体、上の図のようになるんですが、詳しく見ていくと、
まず、最初が6弦の1,3のハンマリング、つまり、ファからソへの移動なわけで、実際に打ち込んでいるのはソの音。
つまり、スタートは音を下げる必要があります。なので、上の図を見ると最初のところで-8192にチェックが入っています。

大体デフォルトでは、4096が半音分になっています。
一回チェックすると、それ以降はピッチベンドが効いた状態になり、この例ではファの音が聞こえます。
次に、1:1:500のあたりで0のところにチェックしてあげるとピッチベンドの効果がなくなり、ソの音に戻ります。

次にプリングオフですが、これも同様の考え方で、1:4:500あたりで-8192にチェックを入れることで、
ソの音がファの音に変わり、プリングができます。
ここで、注意点としては、プリングした後はしっかり元の値(0)に戻してあげること。
これをしないと、常にピッチベンドが効いた状態になってしまいます(この場合、常に1音下がって聞こえる)。

打ち込んだ結果はこんな感じになります。ちょっと音小さいかも。

ピッチベンドを滑らかに移動させるとスライドも可能になります。

まぁ、正直実際に弾いた方が速い。

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