ボディアム城
Bodiam



ボディアム城

ボディアム城は、イースト・サセックスにある堀に囲まれたきれいなお城です。 このお城は、百年戦争の最中の1385年、フランスのイングランド南部襲撃に備えて建設が始まり、1388年に完成されました。 結局ボディアム城は一度も攻撃されることがありませんでしたが、ニ度ほど無抵抗で城を明渡したことがあるそうです。

ボディアム城2

終わったと思われていたばら戦争が再発した年の1483年、甥であるエドワード5世を廃して王位についたリチャード3世が“ボディアムを包囲して攻めるように”との命令を出していることから、ボディアムは反リチャード3世の叛乱に加わっていたようです。このとき城は、国王側に明渡されました。

二度目は、市民戦争時代の1644年です。国王側についていたボディアム城は議会軍の手に落ち、破壊されたそうです。その後ボディアム城は、その他の多くの城たちと同じように崩壊の一途をたどり、3世紀ほど放置されました。 1916年にこの城を買い取ったCurzon卿によって修復が始まり、現在ではナショナル・トラストが修復と管理を行っています。

ボディアム城

ボディアム城は、四角い城壁の四方に塔を配した、「城壁自体がお城」という、ユニークなお城です。城壁に囲まれた敷地の中にキープがある多くのお城と違い、このタイプの様式は当時の最先端をいくデザインだったのだそうです。塔からの眺めはとっても素敵なので、おすすめです。イギリスの田園風景を楽しむことができます。



ボディアム城の公開期間:11月〜3月の月曜日とクリスマス以外オープン




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