フュッセン
Fussen




ロマンティック街道のハイライト、ノイジュヴァンシュタイン城(新白鳥城)があるフュッセンです。バイエルン王朝始まって以来の美王ルートヴィヒ2世(1845-1886)が作らせたお城ですが、城塞や廃城が大好きな私にとっては、ノイジュヴァンシュタイン城は確かに綺麗なんだけどアミューズメントパークにしか見えず、遊園地巡りほどの情熱しか持つことができませんでした。

かたやお隣のプロイセンでは、ヴィルヘルム1世やビスマルクがドイツ統一に向けて着々と準備を進めていたというのに、バイエルンでは国王が大金をつぎ込んでこんなものをせっせと作っていたとは…。そりゃ、バイエルンの将来を心配した人たちによって幽閉もされるわなぁ…。150年ぐらい前の絶対王政最盛期に生まれていれば良かったのかも。





いわずとしれた、フリードリヒ2世によって建てられたお城です。バックには険しい岩山を従え、うっそうと茂る緑の中に優雅に立っています。城内は中世騎士伝説をモチーフにした細工があちこちに施されていて、国王のこだわり様はすごいもの。豪華な玉座とか、白鳥の噴水とかそういうのは理解できるけど、城の中に作らせた人工の洞窟って、一体なんの為??もはや凡人には理解不能…。



ノイジュヴァンシュタイン城のお向かいにあるマリエン橋です。お城を撮影するには絶好のスポットなのですが、かなり高いところにあるので下を見るのが怖いです。



ノイジュヴァンシュタイン城の麓にあるホーエンジュヴァンガウ城です。ホーエンシュヴァンガウとは高き白鳥の城という意味だそうで、ルートヴィヒ2世の父マクシミリアン2世が建てたこの城で、ルートヴィヒ2世は幼少時代のほとんどを過ごしたそうです。このお城もやっぱり中世騎士伝説をモチーフにして作られています。親子2代に渡ってロマン主義に傾倒していたのですね。



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