ロマンティック街道のハイライト、ノイジュヴァンシュタイン城(新白鳥城)があるフュッセンです。バイエルン王朝始まって以来の美王ルートヴィヒ2世(1845-1886)が作らせたお城ですが、城塞や廃城が大好きな私にとっては、ノイジュヴァンシュタイン城は確かに綺麗なんだけどアミューズメントパークにしか見えず、遊園地巡りほどの情熱しか持つことができませんでした。かたやお隣のプロイセンでは、ヴィルヘルム1世やビスマルクがドイツ統一に向けて着々と準備を進めていたというのに、バイエルンでは国王が大金をつぎ込んでこんなものをせっせと作っていたとは…。そりゃ、バイエルンの将来を心配した人たちによって幽閉もされるわなぁ…。150年ぐらい前の絶対王政最盛期に生まれていれば良かったのかも。