プラハの南西、車で一時間ぐらいのところに、コノピスチェ城はあります。お城というよりは、貴族の別荘(マナーハウス)といった館です。城の前身は、14世紀のベネジョフ領主のマナーハウスだそうです。その後改築を重ね、17世紀にはルネッサンススタイル、18世紀にはバロックスタイルへと姿を変え、19世紀に現在のゴシックスタイルになりました。
1887年にこの城の所有者となったのは、1914年6月28日にサラエボで暗殺された悲劇のオーストリア皇太子フランツ・フェルナンドでした。
城の内部は、ガイドツアーで見学することができます。(例によって、私は中に入っていませんが…)狩猟で捕らえた獲物の剥製や、騎士の鎧のコレクションや、豪華なインテリアなどが楽しめるそうです。また、このお城では、くまが飼われていました。胸のところに白いV字の模様が入っていたから、ツキノワグマだったのかな??
時間の都合で内部を見学することはできませんでしたが、その代わり中庭で鳥たちの訓練の様子を見ることができました。ボランティアで鳥たちを野生に戻す訓練をしている青年が、流暢な英語でデモンストレーションをしながら、色んなことを説明してくれました。
鳥たちの中に大きなふくろうがいたのですが(スージーという名前でした)、その青年によると「そのふくろうはまだ生後5,6ヶ月の子供」だったのだそうです。でも、子供といってもすごく大きかったですよ〜。森を歩いていて、あんな大きなふくろうが枝に座っているのを見つけたら、私だったら逃げるだろうなぁ、と思うぐらい大きかったです…。今ごろはあのスージーちゃんも、野生に戻っているのでしょうか?戻れていたら良いなぁ、と思います。