languedoc
the cathar castles




2005年にミディピレネー地方を訪れて以来、すっかりフランス南西部に魅了された私は、2006年も同じフランス南西部にあるラングドック地方を旅行先に選びました。お手ごろ価格のワインを産する地方として、ワイン好きにはたまらない場所であるだけでなく、ラングドック地方って、お城好きには天国のような場所でもあります。本当に、いたるところにお城や古い町並みが残されているのです。

また、ラングドック地方にずっと陰を落としているカタリ派の悲しい歴史や、彼らが築いた砦や、その砦跡に作られた巨大なお城たちに、ずっと惹かれていたのも、今回ラングドック地方を訪れた理由の一つです。今回、ようやく写真でしか見られなかったお城たちを直接目の当たりにすることが出来て幸せだった半面、カタリ派の信者たちが辿った悲劇を思い、胸が締め付けられるような気分になることもしばしばでした。(カタリ派についての説明は、ミディ・ピレネー地方のこちらのページをご参照ください)



nasubichanの勝手にアドバイス〜

さて、それでは、カタリ派のお城巡りを通して、私が『カタリ派のお城巡りをする際には、こうした方が良い』と思ったことを、勝手にアドバイスしちゃいます。

1)スニーカーを履く。サンダルやかかとのある靴なんてもってのほかです!カタリ派のお城は、どれも険しい岩山の頂上に作られたお城ばかりです。剥き出しの岩肌をよじ登ったり、柵が設けられていない崖っぷちなんてのも多々あります。よ〜く整備されたゆるやかな坂道や、均等な高さに揃えられた階段なんてものはあまり期待できませんので、登山に行くぐらいの気持ちでスニーカーを履いていきましょう!

2)ペットボトルのお水と、頂上で軽くつまめるスナックやクッキーなどを持参する。特に、夏場にお城巡りをする場合には、お水は必需品だと思います。頂上に、売店はありませんので、脱水症状にならないようにお水を持参してください。綺麗な景色を眺めながらのおやつタイムは格別ですよ〜。もちろん、ごみは各自持ち帰ってくださいね。

3)お城を目指して歩き始める前に、おトイレを済ませる。頂上には、売店だけでなく、おトイレもありません。麓の駐車場にあるおトイレで用は済ませておきましょうね。

4)できれば、カタリ派のお城を訪れる前に、堀田 善衞著『路上の人』を読んでおく。この名作を読んでから行くと、より感慨深いお城巡りが出来ると思います。

以上です。何しろ、どのカタリ派のお城も険しい岩山の頂上にしがみつくように築かれたお城ばかりです。(montsegur城の高度は1208m,puilaurens城は697m,peyrepertuse城は842m,queribus城は728m等など)実質の登山時間は10〜20分ぐらいなのですが、重い一眼レフのカメラとお水を背負っての登山は、日頃から運動不足気味の私にとっては、かなり辛いものでした…。でも、その分お城からの眺望は絶景だったんですけどね〜。

また、ほんの少しだけカタリ派に縁の無いお城や村もあります。あわせてお楽しみください。




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