
今回の西穂行きは散々な山行だった。
暮れの31日から1月3日迄の4日間昼夜を問わずの猛吹雪。
深夜でも風とテントを打つ雪の音に眠れぬ夜が続いた。
少しの晴れ間は稜線もブリザード、そして吹雪いてくれ
ばホワイトアウト。全く視界がきかず方向音痴になって
しまうほど最悪の状況だった。
そして今年も頂上は踏ませては貰えなかった。
しかしそんな状況でも僅かな晴れ間から顔を見せてくれた
穂高の山々の気高く人を寄せつけない冬山の美しさに魅了された。
自分でも思う、何故こんなにまでして冬山に登るのかと。
へたな理屈は言いたく無い。
此所に来なければ見られない冬山の荘厳さがある。
言葉でも、写真でも伝えられない厳しくも美しき神々の世界がある。



















