NZ日記

 12月28日〜出発〜
AM6:00(日本時間)
 成田空港へ向けて出発。一緒に行く小学校時代の同級生のAとFを迎えに行き、車で突っ走る。Fは昨晩から5時半まで飲みつづけていたせいで泥酔状態。曰く「行きたくない」。先が思いやられる…。車内で缶チューハイ飲んでたし。
AM7:00(日本時間)
 成田空港到着。チェックイン後、10万円分NZドルに換金。1ドル約80円。そして食事。しばらくご飯を食べられないだろうと思って(?)カツ丼。Fはビールを飲み始めたので、隙を突いて横取り。
AM10:00(日本時間)
 搭乗まであと約30分。遠くの方が騒がしいので行ってみると、サンプドリアのやなーぎさーわーがゆかりちゃんと一緒にいた。別段興味は無かったが、とりあえず携帯で写真撮ってやろうと思って、携帯をカメラモードにする間に遠くのほうへ。とりあえずボケボケながら撮った。Fは柳沢とゆかりちゃんの間をすり抜けたらしい。
AM10:55(日本時間)
 離陸。当然エコノミー。なにげに、高校2年の修学旅行以来の飛行機。11年ぶり…。そして初の国際線。
PM3:00(香港時間。日本+1)
 3時間乗ったのに4時間後?とかいう現実に悩みまくり。初の時差体験(藁)。で、香港の空港ってビルとビルの間をすり抜けるように離着陸するイメージだったんだけど、最近移転したらしく、あたり一面何も無いところだった。ちょっと残念。で、オークランド行きの飛行機まで6時間あるので、出国しようかとも思ったんだけど、めんどくさいから&眠いからやめた。空港の中で「皇府」っつー店でピータン粥。かなりうまかった。興ざめだったのは日本のラーメン屋。味千ラーメンがあった。Fが食ったんだけど、スープがぬるくてうまくない。それでもまだ時間があったので、中国語の新聞読んだり、本屋で中国語の本を立ち読みしたり、免税店で買い物。本屋で「足球周間」というサッカー雑誌をゲト。結構面白かった。Aはドラえもんの単行本をゲト。そう言えば、手荷物検査の時に女性係員がAの携帯のドラえもんのストラップ見て大騒ぎしてた。「かわい〜」みたいなことを言って、別の女性係員呼んじゃって。そしたら呼ばれた係員は超ドラえもんマニア。まわりの男性係員の冷ややかな目が印象的だった(笑)。
PM9:05(香港時間。日本+1)
 オークランドへ向けて離陸。離陸時に香港の夜景が眼下に。すっげ文章で表現できないすんばらしい夜景。デジカメで撮影することなんかできないくらい見とれてしまった。だから写真無し(爆)。

 12月29日〜到着〜
PM1:00(NZ時間。日本−4)
 雨のオークランドに到着。足がむくんでパンパン。飛行機に乗っていた時間は合計13時間。トランジット6時間。合計19時間なのに、成田出てから26時間。意味わかんない。時差。
 空港には、うちの裏に住んでいる、ワーキングホリデーでNZ滞在中のMがホストファミリーのアンディさん(パパ。船を修理したりするエンジニア)とシャーリーンさん(ママ。小学校の先生)とシャーリーンさんの母上の3人と一緒にお迎えに来てくれた。シャーリーンさんの母上をみんなが「グレート」って呼んでたので、グレートさんなんだと思ってたら、「グレートグランドマザー」の略でやんの。良くわからんわ。ちなみに、アンディさんはNZのマイノリティ。マオリ。
 で、オークランドからアンディさんの家があるタウランガという街へ移動。約200キロ。アンディさんはマツダの自動車、Mはホンダのシティ。通称ランチボックス)。我々4人の移動手段は1週間、このランチボックスに頼るわけだが、こいつがまた…ま、詳しいことはまた後で(笑)。タウランガへ移動する途中、ドライブインに。そこでサンドウィッチ食ったんだけど、トマトがかたいのなんのって。日本じゃマズあり得ないかたさ。あと、塩味がきっつい。全体的に。ファンタも飲んだんだけど、色がグロいね。で、この国はコカコーラ派らしい。ここまでペプシの看板見てないもん。
PM3:30(NZ時間。日本−4。以下略。)
 アンディさんちに到着。ここに来る間、走っている車はほとんどが日本車。エスティマもかなり走ってた。NZではプレビアって名前だったけど。でも、エミーナにはエスティマって書いてあったなぁ。
 んで、夕飯とかの買い出しにスーパーへ。その名も「カウントダウン」。帰りにスポーツバーでビールを。NZでは飲酒運転の基準が甘く、多少酒飲んでても大丈夫らしい。そのかわり、スピード違反とシートベルトは厳しいんだとか。
 で、家に戻ってしばらくするとディナー。つか、家に着いてからディナーまでの間に、ビール5本は飲んでる。「ワイカト トラウト」っちゅー銘柄なんだけど、すんげうまい。スーパーで値段見たら1ドル(=80円)だってよ!ジュースは2ドルなのに。ほかにも、「KGB」っちゅーウォッカのレモン割がうまかった。
 ディナーはサラダとスモークフィッシュ。あと、ご飯を炊いてくれた。ジャポニカ米じゃなくてタイ米とかカリフォルニア米に近い種類。いわゆる長粒種。でも、昔食べたタイ米よりはうまかったような気がした。
 で、気がつくとPM9時なんだけど、まだ外が明るいの。トイレに貼ってあったカレンダー見たら、この時期のこの地方は6時日出・21時日没。日照時間が15時間もあるみたい。緯度的には日本と一緒なのに、不思議だね。
 普段はあまり夜更かししない(らしい)アンディさんたちと1時くらいまで話をして寝た。もっと英語勉強しときゃ良かったなぁ…。

 12月30日〜タウランガ〜
AM10:00
 今日は昨日と打って変わって快晴。朝食はパン・目玉焼き・ベーコン。パンにぬるもので、「マーマイト」っつーものがあった。味噌みたいな感じなんだけど、すげぇ臭い。こっちの人は納豆食べられない人が多いみたいなんだけど、納豆のそれを余裕で上回るにおい。口の中に広がる腐敗臭…。でも、食えない味じゃなかった。
AM11:00
 散歩に出た。途中、スーパーでサンダルを買った。こっちの人は靴をはくという習慣がなく、街中でも平気で裸足で歩いている。大人も子供も男の人も女の人も!なので、靴をはいているとすんごくおかしいので、せめてと思ってサンダルを購入。
 で、散歩先はクルマで5キロほど走ったところにあるオモコロアビーチ。タウランガは港町的な雰囲気だけど、ちょっと離れるとビーチが。細長い湾になっているので、海岸線がちょっと複雑。サロマ湖をイメージしていただけるとわかりやすいかも。で、その湾の入り口にマウントマウンガヌイという山がある。オモコロアビーチはその対岸。
 で、オモコロアビーチの散歩コースを歩いていると、いつのまにか民家の庭を歩いていた。庭先を散歩コースとして提供しているらしい。んでもって、あじさいがやたらと咲いていた。散歩コースが終わり、帰ろうと思ったら現地人のはずのMが道に迷った。そこでワタクシのスーパー方向感覚が役に立った。あっちじゃない?とか言いながら歩いていたらなんとか帰れそうな感じになってきた。で、もう少しってところですごいものを発見。なんと、「佐川急便のトラック」。なんか似てるトラックだなぁ〜と思っていたら、「佐川急便」の文字と、飛脚の絵を消しただけだった。うっすらと飛脚の絵が残っていたのが笑えた。
 さらに歩くと、突然Mが立ち止まった。すれ違った車を運転していたのがMが以前働いていた現地の小学校の校長先生だったのだ!さらにびっくりしたのは、今まで車を運転していた校長先生の足には靴もサンダルも無かった。裸足でやんの。で、一応道を聞いて校長先生と別れた。
PM2:00
 タウランガの街に戻り、昼食。Mが働いている韓国人がオーナーのすし屋とも思ったんだけど、「金払わないでいいよ〜」みたいな話になるのもどうかと思ったので、その近所のすし屋に行くことにした(藁)。で、そのすし屋(これも韓国人がオーナー)の隣に行列している店を発見。なんと、ドネルサンド屋。速攻で並んだ。量的には日本の2倍近く。日本と違ってかなり大雑把な作り。こんなだから結構食べづらかった。でも、うまかったぁ。んで、ついでにすし屋でちょっと食べたんだけど、酢メシが苦い…。で、ネタもサーモン・テリヤキチキン・サラダ・アボガド…。そして、マイルドなワサビ…。
 メシ食って買い物。日本の100円均一ショップみたいなのがあって、コッチでは2ドル均一ショップ。なかなか良い掘り出し物(お土産用)をゲット。で、スターバックスがあったので、タンブラーでも買って帰ろうと思ったら、オリジナルタンブラーねーでやんの。なぜか香港のはあったけど。Mに聞くと、「ニュージーランド人ってそんなに一生懸命働かないから…」と。それを聞いてわかった。この時点でまだ4時過ぎなのに、もう店閉めてるんだよ。ほんとかよ!?と思ったけど、どの店もそんなもんみたい。
 で、帰り道にバーでビールをあおり、帰宅。バーにスロットがあって、2ドルでメダル100枚だっつーんで、やった。Fは10ドル→14ドル。その14ドルのうちの12ドルをAとMが元手に、0に(藁)。そしてワタクシは残りの2ドルを10ドルに。びっくりしたのは、現金が出てくるの。このスロットはニュージーランド中にあった。
PM8:00
 帰宅して夕食。すげぇでっかい豚肉のカタマリをシャーリーンさんが焼いてた。あとはイモ。サツマイモのちっちゃいのとジャガイモをボイルしたもの。で、日本から持っていった焼おにぎりセットで焼おにぎりをつくって食べた。結構好評だった。
 そして、日没後。念願のサザンクロスを見たぁ!最初、オリオン座がすげーきれいに見えてて、それだけで感動してたんだけど、やっぱサザンクロスは別だね。別に星座としてはそんなに明るいわけじゃないんだけど、南半球にいるっちゅー実感たっぷり。あと、オリオン座も北半球で見るのと逆さなのよね。感激ぃ!(藁)

 12月31日〜ザ・マウント〜
AM10:00
 えぇ、朝が毎日10時からなのはただ単に寝坊なのと、朝10時って日本時間だと6時なのね。んで、みんな自然に起きるのが10時ごろ。でも、日の出からの4時間がなんかもったいない感じ。
 で、朝食は強烈だった。アンディさんが朝釣ってきた魚。鯛。しかも、頭の部分のみをボイルしたもの。うろこも取っていなけりゃ味付けもしていない。ただ単にボイルしただけ。でも、コレがめちゃくちゃうまいんね。みんなは塩ガスガスかけてたけど、醤油で頂きました。食べ終わってから歯みがいたらうろこだらけだった。
AM11:00
 でもって朝食後にアンディさん・シャーリーンさんと一緒にマウントマウンガヌイへ行った。クルマでふもとまで行って、海岸線をぐるっと一回り。ゆっくり散歩するコースとしてはいいね。海っぺりに羊がいたりとか、のどかな風景。そんななか、メイン移動手段がタクシーなFはバテバテ。ゆっくり歩いているのにどんどん遅れていく。アンディさんに「最後とんでもない急坂だよ」と言われ、肩も落としてた。もっと歩けよ〜。
PM1:00
 アンディさんたちと別れてロトルアへ。途中、タウランガのショッピングセンターへ。とりあえず腹ごしらえ。朝あれだけ食べたのにもう腹減ってる…。で、マクドナルドでキーウィバーガーのセットを。キーウィバーガーは、牛肉の代わりにキウイフルーツがはさまっている…ものではなく(藁)、月見バーガーになんかのピクルスみたいなのがあって、サイズも結構でかい。うまかったよ〜。あと、ポテトはかなり塩辛かった…。で、「ケチャップいる?」って聞かれたので、「くれ」って言ったら(って、一応全部英語での会話ね。)4つもくれた。Fはカレー食べてた。ちょっともらって食ったけど、かなりうまかった。
 スタバでモカフラペチーノ(生クリーム乗せすぎ!ぉぇ)を飲んだ後、カンタベリーショップへ。オールブラックスのジャージと、2003ワールドカップinオーストラリアのキャップを購入。キャップは30ドルから15ドルに値引かれていた(笑)
PM4:00
 今日の宿泊先はロトルアというタウランガから80キロぐらい離れたところのホテル。そこで6時半からマオリのショー(ハワイで言うフラダンスショーみたいなの?)があるので、遅れないように行かなきゃ。ということで出発。キウイフルーツカントリーの看板を通りすぎて、あと40キロ弱って時に、突然クルマに異変が。なんと、マフラーが外れた。っつーか、腐食して壊れた。で、とりあえず外そうって話になって、ジャッキアップしてマフラーを外そうとしていたら、ポリスが。「何やってるんだ?」って言われて、Mが「マフラーイズフォーリンダウン…」なんて説明してるんだけど、「何言ってんだ?こいつ?」みたいな目で見られた。で、ポリスも一緒に外してくれて、クルマの中にマフラーを入れて向かうことに。でも、ポリスは「5キロほど戻ってモービルに行け」というので、仕方が無く従った。マフラーを外したクルマっちゅーのはスゴイもので、まるで湘南爆走族。ヨコハマヨコスカ。で、指示されたモービルに行くと「ホリデー」といわれた…。つーこって、かなり時間をロスし、6時20分にロトルアのホテルに到着。なんとかマオリショーに間に合った!ロトルアには温泉があり、硫黄のにおいがプンプン。
PM6:30
 ホテルに着いて、ロビーに行くとヤケに東洋人が多い。喋ってる言葉からして、日本の大阪系(藁)。おっさん・おばはんの集団が…。マオリショーはマオリのハンギ料理系のバイキング形式の夕食の後だったのだが、メシの時に席が指定されていて、不幸にも我々が座ったテーブルは全員日本人。でも、大阪のおっさんたちは最初、我々が日本人には見えなかったらしい。それもそのはず。現地の地ビール(ワイカト)注文したり、微妙に日焼けしてて裸足なんだもん(藁)。で、その日本人どもの会話がひどい。つか、なんでNZに来てまで草津温泉の話題だぁ?硫黄のにおいで温泉を思い出して、日本で温泉と言えば…みたいな流れなんだろうけど…。あと、夫婦で来てる人がいて、奥さんは旅行好き、旦那さんはあんまり旅行しないっつーことだった。奥さんは「旦那が阪神に熱上げてる間にこっそり旅行に行ってるんです」なんて言ってた…。で、やっと我々のことを日本人だとわかってもらえた(遅)んだけど、「ツアーですか?」なんて聞かれたり。前記のとおり、どう見てもツアーじゃないのに(苦笑)。
 そんなこんなで、ショーが始まった。ラグビーのNZ代表が試合前に踊る闘いの舞・ハカなど、すごかった〜。
 そんな中、Fは早くもロトルアに来て2本目のワインの栓を抜いた…。
PM9:00
 部屋に戻ってシャワーを浴びて、酔っ払いのFを連れて外へ。Fの介抱大臣に任命されてしまった…。ロトルア湖の湖畔でカウントダウンのイベントやるっつーんで。それに先立ってカフェバーでビールを。でも、寒かったので一度ホテルに戻り、上着を持参で再度出陣。ちょうど11:30頃に湖畔に着いた。すんごいお祭り騒ぎ。ジェットコースターみたいなのがあったり、ちっちゃい観覧車があったり。あと、ステージが組まれていてコンサートみたいなことになってた。で、雰囲気に飲まれていると突如カウントダウン。2004年になると同時に花火乱舞。すげぇ低いところででかいのがドコドコ打ちあがってた。花火が終わり、ホテルに帰る道で、アイスクリーム屋を発見。アイスクリーム食って、ホテルへ。国際電話で日本に電話しようかと思ったんだけど、冷静に考えると日本はまだ2003年。まだおめでとうじゃないじゃん(藁)。

 1月1日〜ブラックウォーターラフティング〜
AM8:00
 昨日夜遅かったのに、なぜか早く目がさめた。チョコっと昨日の湖畔まで散歩に出てみたりした。兵どもが夢のあと的にガランとしていた。
AM10:00
 で、当初の予定だと14:00に150キロ離れたワイトモケーブに行ってブラックウォーターラフティングだった。ブラックウォーターラフティングっつーのは洞窟の中をゴムのチューブみたいな浮き輪に乗っかって探検めいたことをやるっつーアトラクション。なんだけど、クルマがさぁ。マフラーイズフォーリンダウンだからさぁ。
 そう。昨日来の我々の悩み。クルマどうすんの?って。とりあえず、昨日のうちにアンディさんに電話して、事情は説明しておいた。でも、電話でMが「マフラーイズインマイカー」って言ったのは何回も聞き返されてた(藁)。昨日の電話では、アンディさんは「直すよ」って言ってたけど、「溶接しなきゃ直らない状態だから修理は無理」と我々は判断していた。応急処置はできても往復300キロも走れないと。だって日本だったらJAF呼んでもマフラー交換でしょ?でも、アンディさんは違った。アンディさんの実力は我々の想像をはるかに超えていた…。
 なんと、10時に来て溶接が始まった…。そう。アンディさんは船作ったりするエンジニア。溶接の道具ぐらい持ってて当たり前。いとも簡単にエンジンルームからマフラーの元の部分を取り外して溶接。ワタクシはマフラーを押える係を拝命。ジャッキアップしてマフラー設置まで約2時間。素敵過ぎるよ、アンディさん♪でも、ホテルの駐車場で溶接って…(苦笑)。
PM0:30
 アンディさんのおかげでワイトモケーブに向かうことができた。Mが2時間かからないと言っていたので、100キロぐらいなんだと思っていたら、山道で150キロ。Fの運転で、なんだかんだで3時間かかってしまい、2時に予約していたのに、ついたのが3:30。でも、途中で電話したところ、5:30に回してもらえることに。さすがNZ。おおらかだ。
PM3:30
 ワイトモケーブに着くと、早速メシ&ビール(藁)。しかし、このビールがあとから効いてくることに。
PM5:30
 で、いよいよブラックウォーターラフティング。待ってる間、フロントにPCがあったので、AKIKOさんにローマ字でメール送った。全身ウエットスーツに着替え、準備万端。と思ったら、ワタクシのスーツだけヒザのところが破けてやんの。言ったら、「それっくらい大丈夫だよ!」だってさ。でね。インストラクターの兄ちゃんが「まいど!」って言うんだよ。真っ暗なところで水の中から突然「まいど〜!」って言いながら出てきて驚かせたりして。完璧に用法間違ってるんだけど、「まいど!」が好きらしい。さすが岩本さんの人気は世界レベル(違)。で、ブラックウォーターラフティングのウリ。洞窟の天井のツチボタル…。ってすげぇ地味に感じるんだけど、とってもきれい。写真は撮れなかった(つか、川に入るのにデジカメ持っていけねーし)けど、すごかった〜。で、ツチボタルっちゅーのはハエの一種らしく、幼虫が蜘蛛みたいな巣を作って光を発しているんだとか。で、その光につられてきた虫を取って食べるらしい。中には、成虫になったばかりのツチボタルが隣に巣をはっていた幼虫に捕まって食われるっちゅー事もあるらしい…。
PM8:00
 ブラックウォーターラフティングが終わり、ロビーで一息ついて、ロトルアに向かった。帰りはワタクシが運転。往路、助手席でナビやってたこともあって道は完璧に覚えてた。でも、帰りはみんな寝てた…。で、だんだん暗くなってきて、ガソリンも少なくなってきた。なんとかロトルアに着いたとき、燃料はエンプティどころじゃないくらい少なかった。Mによると、今までこんなに入れたこと無いってくらいガソリン入れた。で、ガソリンはハイオクがリッター1.6ドルくらい。日本より安いな〜。
PM10:00
 夕飯は昨日のアイスクリーム屋でハンバーガーとフィッシュアンドチップス。食べてたら頭おかしげなヤツらが話しかけてきた。「ジャップ!」とか「黒人最高!」みたいな事言ってたけど、完璧に目がラリってた。マリ○ァナらしい…。
PM11:00
 ホテルに帰ってテレビつけたら、レアルVSヴァレンシア(?)の中継をやってた。さすがに、TVの英語は聞き取れないからホテルにいる間はスポーツ中継(スカイスポーツが入ってた!)見てたんだけど、サッカー中継は始めて。なんせ、コッチで「フットボール」といえばラグビー。そのラグビーも夏だからシーズンオフ。で、昼間の中継のメインはクリケット。全くルールわかんないから全然面白くない。でも、サッカーやってて良かった〜と思いながら、見ているうちにいつのまにか寝ていた。

 1月2日〜ホワイトウォーターラフティング
AM10:00
 いつも通りこの時間に目が覚め、買い物&朝飯。昨日の夜からずっとFが食べたいって言っていたパスタ。パスタが食べたいがためにFは「ニュージーランドはパスタが有名」と嘘までついた…。
PM0:00
 ホワイトウォーターラフティングに向かうためにホテルに。お迎えがホテルまで来てくれると。で、来たのがやたら恰幅のいいオネーチャン。バスを運転してたオニーチャンは「ハジメマシテ、ヨロシクオネガイシマス」と流暢な日本語。聞いたところ、長野と岡崎にいたことがあるそうだ。で、このオニーチャン、マウントマウンガヌイのそばに住んでいるらしく、毎日80キロの道のりを車で通勤しているらしい…。
 で、到着。ホワイトウォーターラフティングっちゅーのは、いわゆる激流下り。滝とかの下で水が泡立って白く見えるのが「ホワイトウォーター」らしい。で、このホワイトウォーターラフティング、結構ハード。ゴムボートに乗って川を下るんだけど、滝を下るのがすげぇ。下るっつーか落ちる。Mはボートから落水。1人だけ泳いだ。鼻の中に水入りまくり。
PM2:00
 小屋(?)に戻ってぐったりしてたら、ラフティング中の写真ができあがったっつーんで見に行った。デジカメで撮影して、CDにおとして売ってるのじゃ。結構良い商売してんじゃん。(藁)
 で、4人で1枚買った。帰りもバスで送ってくれたんだけど、日本人にやたらやさしいね。コッチの人は。対照的に中国人とかにはすっごい冷たいのに。
PM3:00
 ホテルに戻って再び買い物。チョコとかだけで150ドルぐらい使ってしまった。ロトルアにあるカンタベリーショップに行ってみたんだけど、なんと休み。マジかよ!?
 買い物後、ビール飲んでホテル戻って昼寝。今日はマジ疲れた。
PM7:30
 焼肉食いに行った。キムチが塩辛かったのには参ったが、結構うまかった。でね。ユッケたのんだのよぉ。で、みんなユッケ好きだから2つたのんだら、1個がやたらでかい。ソフトボールよりでかいのが出てきた。で、ごま油がちょっときつめだったんで、かなり苦戦…。仕舞いにゃユッケ焼いちゃえ!作戦で平らげた。店は自称韓国&日本料理屋で、壁には高島礼子の日本酒のポスターが。でも、日本料理無かったじゃん!つか、スシをオーダーされて買いに行ってたじゃん!(爆)
PM9:30
 で、ロトルアにきて3日目にして温泉へ。スパなんだけどみんな「プール」って言ってた。男湯とか無くって、みんな水着で入ってる。水温は「ぬるい」と「冷たい」の間くらい。江戸っ子は「つめてぇ!」ってキレる水温。で、予約していたプライベートスパに入ったんだけど、コレも「ぬるい」。でも、硫黄のかおりが心地よかった〜。
PM10:30
 一度部屋に戻ってからホテルのバーへ。KGBの黒バージョン(コーラ割)飲みながらスロット。ここでも儲けてしまった。そいえば、ウチらのあとにやってた中国人はケチな賭け方してたなぁ〜。だから勝てないんだよ(藁)。
PM11:30
 部屋に戻るとバックトゥザフューチャーVをTVで放送中。マッドドックタネンとの決闘のシーンだったから、後半のヤマくらいか。日本でDVDで何十回と見ていたため、英語が完璧に理解できている!っちゅーか、英語の台詞が日本語で聞こえるくらい台詞ごと覚えてやがんの。で、Fに説明しながら見てたら、「話しの筋そこまでわかってたら見る必要ないじゃん」とまで言われた…。そのあと、スカイスポーツにチャンネル回したら(古表現)、テニス。なんか、すげー試合。タイブレークの応酬で、40ゲームぐらい最終セットでやってた。それが終わったらクリケットが始まったので、いつのまにか寝た。

 1月3日〜バンジー未遂・オークランドへ〜
 8時に起きてバンジーやりにロトルアのアグロドームに。バンジー、イメージしていたバンジーと違って、クレーンみたいなのに乗って、「作られた高所」から飛び降りるパターン。この時点でだいぶモチベーションがダウンしてた。で、そのクレーンの頼りないこと頼りないこと。そして風。金払って上まで行ったけど、やめた。だってマジでヤバそうなんだもん。係員の兄ちゃんも「大丈夫だ。俺を信用しろ」みたいなこと言ってたけど、「そう言いながらあんただって腰ひけてんじゃん」状態。兄ちゃんはゴンドラの柵の中にいたんだから腰ひける必要ないのに。で、降りてきたらみんなからチキン呼ばわりされた。あーいいさ。でもチャレンジもしないお前らの方がもっとチキンだ(負け惜しみ)。まーいーや。今度はいろんな意味でコンディションの良い時にチャレンジしてみたいわん。
 で、タウランガのアンディさんち経由でオークランドのアンディさんの娘夫婦の家に。ここんの家族構成にはびっくりした。子供が3人いて、3人とも父親が違う。上からDちゃん・A君・H君。で、冗談で「I am a SUMO−WRESTLER」って言ったら本気にしやがって、みんなワタクシを「SUMO」と呼び始めた。庭でバレーボールやったんだけど、DちゃんとA君が白熱。いつのまにか、いつ来たんだかわからないアンディさんの息子夫婦が混じって3対3の戦いになっていた。このあと、A君とSUMOの稽古したりしているうちにいつしか日も暮れて、3兄弟は寝た。ここからは酒の世界。っつーか、真昼間からずーっとビールは飲みつづけていたんだけどね。日が暮れてからはバーボン・ラム・ワインが加わって、より高級(?)に。しまいにはなぜか鹿児島のハブ酒が…。
 ここでの会話は一生忘れないね―。スゴイ興味深い話だったー。始めての海外旅行でここまで現地の人の考え方・生活習慣とかにふれられるっちゅーのはあんまりないんじゃないかなー。って思うくらい話ができた。で、その上で「Infact I am not SUMO−WRESTLER」って言ったら「マジ?」みたいな顔して驚いてた。ヲイヲイ…。Fは英語で酔っ払ってタチが悪かった。「最後の夜だからオールナイトだぁ!」って。アンディさんの娘夫婦はかなり立派なオーディオ設備を持っていて、ずっと音楽をかけていたんだけど、年が近いせいか、結構話が合った。MCハマーで大笑いしたし。あと、「really」の発音大会。「R」と「L」の違いが日本人には発音しづらいっつー話をMがしたのが発端なんだけど。で、ここでMが勘違いをしていた。日本人には「R」と「L」を聞き分けられないみたいなことを言ってたんだけど、違う。発音しづらいだけなんだよね。その証拠に、江戸時代、ロシアのことを「おろしあ国」と呼んでいた。この「お」こそ「R」の発音を聞き分けている証拠だっつー話を聞いたことがある。
 こうしてNZ最後の夜は最高に盛り上がってふけていった…んだけど、泥酔のFのせいで布団で寝られず、ソファーでクビ直角になって寝た…。きついって。もう若くないんだから。

 1月4日〜帰国〜
 ついにこの時が訪れてしまった…。朝6時に起きてアンディさんたちに送ってもらってオークランド空港へ。もう会えないのかなぁ〜とか、いろんな事を考えてたら精神状況がかなり厳しくなってきた。で、一番言いたくなかった言葉。「Good−Bye」。言ってしまった。もう泣きそうだったわん。

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