1999.1.16〜1.31

1999.1.31(日)  1月だけど
★フェブラリーS。なんともまあ地味なGIレースである。とりあえず歴史に名を刻むレースだったようで。メイセイオペラおめでとう。
★夜、教育テレビで押井守と竹中直人の対談を見る。映画監督同士、また、一緒に仕事をした者同士ということで、なかなか興味深い話であった。しかし、実写版パトレイバーにはちょっとのけぞった(笑)。どうもレイバーの重量感が感じられなくて気持ち悪い。「ロボコップ」で出てきた敵ロボットのような動き。

1999.1.30(土)  寝る寝る寝るね
★昨日の反動で、たっぷりと寝る。あーよく寝た。
 MIDIデータをいじくったり、ゲームをしたりした後、また寝る。どうも寝たりない(寝過ぎだっての)。

1999.1.29(金)  締切当日
★…徹夜。疲れた、眠い、腹減った。はっきり言って自分が修論を提出したときよりもくたびれる。あのときは少なくとも普段寝る時間までには家にたどり着いて普通に眠ることができたし、それに自分のことだけやっていればよかったのだから、考えてみればよっぽど楽であった。
 しかも、まじめに頑張ってりゃこちらも手伝ってやる気にもなるというものだが、約一名どうみてもやる気があるようには見えない奴がいる。にも書いた、どう考えても締切に間に合いそうもない奴のこと。こいつときたら、図は準備してないし、本文は日本語むちゃくちゃだし、参考文献ごちゃごちゃだし、締切が迫ったこの期に及んで計算機シミュレーションいじってるし、それになにより作業している姿勢が見るからにやる気なさそうである。挙げ句の果てに、締切時間が過ぎてもまだ修論が完成していないというのに、廊下でたむろっている学生に混じってなにやらくっちゃべってるし。いい加減頭に来て、「そんなことやってていいのか」と言ったらへらへらしながら「あんまりよくないです」などといいやがる。だったらさっさとやらんかこの大馬鹿者
 こういう奴を見ていると、修論作成の際に研究室総出で手伝うシステム、というものに対して疑問が生じてくる。周りが「手伝って当然」な雰囲気だからこういう奴が出て来るのではないか。こんな奴でも周りがしっかり手伝うもんだからそれなりに修論という形が完成してしまうのである。たとえ、元の文と似ても似つかぬような形に、それも本人の知らぬところで、他人の手で変えられて、図表なども周りの人間が清書して、切り張りだのコピーだのも全部他人がやったとしても、名目上は奴の修士論文なのである。こんな奴のために徹夜のあと夕方5時まで振り回された周りの人間が気の毒だ(ちなみに私は、一応修論完成まで研究室にはいたものの、こんな奴の手伝いをする気なんぞとうに失せていたので、奴の修論に関してはほとんど働いていない)。
 自分が修論を書いていたとき、締切数日前にドクターの人から今後の手伝いの計画について聞かれたことがあるのだが、こっちが頼んでもいないのにわざわざ向こうから申し出てくることに非常に違和感があったことを覚えている。個人的には、修論やD論というのは(内容はともかく)自分の研究の総まとめであって、指導教官にチェックしてもらう必要はあるだろうが、それ以外は全て自分の手で完成させるべきだと思っている。というか、他人の介入を受けるのは自分のポリシーとしては許せない。そりゃま、内容について周りの人に相談に乗ってもらったことぐらいはあるが、それを元に自分の研究を修論という形にしていくのだから、奴の話とはわけが違う。
 だから、もう、今回のように周りの人間の方が手取り足取り修論を作らせる、という形はやめにしないか。せいぜいサポート役程度に徹するべき。あんな、ほとんど周りの人間が作ったような修論で修士号を取ったところで、本人のためにならんだろう。自力で完成できないようならもう一年留年させた方が本人のため。…というか、あんな奴がおれと同じ修士号持ちになるなんて許せん、と言うのが本音だが(笑)。皆さんよくああもかいがいしく手伝うなあと感心してしまう。あんな奴ほっときゃいいんだ。別に留年したところで本人以外誰も困らんだろうに。

1999.1.28(木)  締切前日
★いよいよ修論提出を明日に控え、他の部屋はバタバタしているようである。相変わらず私の部屋は静かだが。とは言え、知らんぷりを決め込むわけにもいかないので、夕方頃から原稿のチェックを引き受ける。教授のチェックが入っているんだから別にそんな必要はないんではないかと思っていたらそれは全くの間違い。一部の学生の原稿が、理論がどうとか何とか言う前に、日本語として変なのである。その場の思いつきで書き散らしているわけじゃあるまいし(あ、でも案外そうなのかも)、もうちょっと推敲しろと言いたくなる。なに、寝不足で頭が回転していないって?そんなもん、寝不足になるような仕事の進め方をしているから悪いのである。仕事を進める能力が遅かったら遅いなりに、早めに手をつけていればすむこと。
 しかし、あの文章、とても教授のチェックを通ってきたとは思えない。まあ、教授もいい加減くたびれ果てていたみたいだし、ついにさじを投げたのか。
 さてさて、こんな具合で締切に間に合うのか?どうするどうなる今年の修論。以下明日に続く。

1999.1.27(水)  嵐の前の静けさ?
★論文修正の進むペースがあまりよろしくないので、気分転換にテキスト読みなど。そこそこ進む。
 研究室は修論締め切りを金曜に控えてはいるものの、慌ただしさもなく静かである。というのも、同じ部屋にM2がいないからだが。他の部屋ではピリピリしているんだろうか。

1999.1.26(火)  ノロノロ
★引き続き論文手直し&レフェリーコメントに対する反論の作成。余り進まない。まあ、今急いで仕上げたところで教授は修論のチェックで忙しくてそれどころではないだろうから、特に急ぐ必要はないのだけど。週末には完成させたいものである。
★で、その修論だが。あくまで当事者でない人間から見ての印象だが、どうも一部の学生がヤバめである。本当に間に合うんかいな。驚異の末脚を持っているというなら話は別だが、普段のレースぶりからしてとてもそうは思えない。まあ、いざとなったら優秀な鞍上(教授、助教授、助手、その他諸々)がなんとかしちゃうんだろうな。せいぜい頑張って下さい。 >周りの人

1999.1.25(月)  高みの見物
★論文手直し&レフェリーコメントに対する反論の作成。コメントを読めば読むほど、細かいところにいちいち突っ込みやがって、という印象がわいてくる。レフェリーは匿名にする、というのは適当かもしれない。これで相手が特定できていたらいらん反感を持ってしまいそうである。
★修論の進行状況について他のドクターの学生と色々うわさ話。みんなそれなりに進んでいるようではあるが、結局締め切り日前日が見物というところか。修論とかD論というのは、当事者でない限り結構楽しめるかも(悪趣味)。

1999.1.24(日)  平穏な一日
★特に急ぎの用があるわけでもないし、のんびりと過ごす。洗濯をする。皿を洗う。飯を作る。競馬中継を見る。ゲームをする。本を読む。はぁ〜、平和だ。
 しかし、こういう生活をしていると世間と接触する機会がほとんど無いな。世捨て人になってしまいそう。いかんいかん。と言いつつも、「そういう人生もありだね」などと思っている自分がなんだかトホホだ。
★暇を見つけて少しずつやっていた「ゼルダ」、2回目クリア。ハート20個、黄金のスタルチュラ100匹、その他アイテム、完全収集完了。もうやり残したことはないな、多分。任天堂様、たいへん堪能させていただきました。これでうちの64は8割方その使命を終えたような気が。なんて寿命の短いハードだ。

1999.1.23(土)  反対!絶対反対!
★何がって、サマータイム導入についての世論調査の話。日本の風土に合わないとか労働時間が増えるとかそういう前に、お上の命令で自分の寝起きする時間を左右されるのが一番いや。
 とは言っても、省エネのため、などと言われると弱いな。他のところで節約する(冷暖房を弱めるとか)から、サマータイム導入だけは勘弁して、頼むから。朝早起きするのはいやだよぉ(笑)。

1999.1.22(金)  あてにならない人
★友達がレポート作成で苦労している。こっちとしても、さささっと教えてあげたいのはやまやまだがいかんせんそこまでの能力がない。とりあえず解答は出したが、期待されている答えとは違うかもしれない。まあ、それでお茶を濁しておいてちょうだいな。あてにならなくてすまん。
★「ケイゾク」。なんであんなに都合よく事件現場の隣(とそのまたさらに隣)の部屋が空き家なんだ、ってのは言っちゃいけないことなのか。

1999.1.21(木)  知〜らないっと
★研究室ゼミで発表。今期はこれでゼミ発表はおしまい。これでゆっくり好きなことができる。あ、別に遊ぶわけではないよ。
★研究室全体としては、今日をもって来週末の修論提出に向けて臨戦態勢に入るわけだが(来週のゼミは休み)、さてどうなることやら。この前は大丈夫じゃないかと思っていたが、よくよく話を聞いてみると一部学生が本当に大丈夫かいなという状態らしい。現段階で教授に草稿をほとんど(全然?)提出していないらしいが。まあ、M2にもなって自分の仕事のスピードを把握できていないなんてことはよもやあるまいから、周りが口出しする問題でもないんだが。これで締め切りに間に合わなかったとしても責任を取るのは本人だし。
 Web日記の中でも研究者が書いているものをよく読んでいるんだけど(こことかこことか)、皆さんこの時期は後輩or担当学生のトホホぶりに苦労しているようである。立場上そうしなければならないのかもしれないが、みんな面倒見のよいことで。とても真似できんな。正直言って締め切り前日は適当に切り上げてさっさと帰りたいのだが。一昨年の二の舞はごめんだよ、おれは

1999.1.20(水)  成人式なんていらない(ってもう関係ないけど)
★一日中ゼミの準備。今回はいまいちノリが悪いので、適当に切り上げ。
★仙台市が主催した成人式で、参加した新成人がほとんど講演を聞かないので講演者が怒って帰ってしまったそうな。まあ、そりゃあそうだろうな。いや、怒って帰ったのが、じゃなく、話を聞かなかったのが。新成人のコメントとして「友達に会いに来たのであって、話を聞かせようとする方が間違い」というのがあったが、全くその通り。彼らは「成人式」という場を利用しているに過ぎないんだから。まあ、講演会場で騒いでるというのはマナーがなってないと言えなくもないが、会場に入らないで外で写真とったりしている分には別に構わんでしょ。別に必ず講演を聞かなきゃならない義務はないんだし。
 仙台市長は「戦後の人格形成のあり方の、一つの象徴的な現象」などと言っているが、そんな大げさなもんでもないでしょ。単に成人式に対する認識が時代とともに変化しただけだろう。成人したと言ったって、大学に行ってる連中はあと2年は大学にいるんだから20歳になったといっても環境が劇的に変化するわけでもないし、中・高卒で就職した連中は何を今さらだろうし。変わると言えば選挙権を得ることぐらい(これが大切、という意見もあるだろうが)。
 要は、個々人の自覚の問題であって、いちいち他人に認識させられる類のものでもないんだし、もうやめちゃえば?と、ハナから行く気のなかった私などは思ってしまうのだ。新成人が自主的に開催する形式もこれからは考えていくらしいけど、そんな物好きいるのかねぇ。

1999.1.19(火)  看板倒れ
★最近、よく学部生の友達から講義のレポートについて質問を受けるのだが、なんかまともに答えられたためしがない。数年前にやった内容なもんで、すっかり忘却の彼方である。あるいは当時うやむやに済ませてしまったのか。これでは理学修士の名が泣くぞ。
 とりあえず、今やっている研究に関してならいくらでも答えられるんだけどね、なんて逃げを打っておこうか。

1999.1.18(月)  あと10日余
★うちの研究室での、修論の進行状況について。一部では結構やばいんではないか、との声も聞こえるようだが、まあ大丈夫じゃないの?私の場合だと、今頃の段階でまだ結論部分が固まらずに、必死で計算機シミュレーションを走らせていたくらいだから。これに比べりゃ今年はもうちょっとましなんじゃないのかな。…よく知らんけどさ。

1999.1.17(日)  
★テレビ朝日の「ジャングル」でノストラダムス関連の話をやっていたのを見る。我が敬愛する(笑)五島勉氏の本も取り上げられていた。彼の「ノストラダムスの大予言」シリーズの各巻で「恐怖の大王」の対象が変わっていると言う話をやっていたのだが(まあ、これについてはその通りなので別に何も言わないが)、最新刊「最終解答編」での結論のところで「キリストの再臨」について番組では一言も触れられていなかったのは何故だろう。この本の最も大事なところなのに。まあ、キリスト教徒の中ではこの再臨の時期を特定することはタブーらしい(よく知らんけど)ので、その辺の宗教的に面倒なことを避けたのかもしれない。
 ちなみに、この「恐怖の大王=再臨」説、自分の中では一番「納得のいった」説なんだけど。他の解釈がどうも訳者の主観が入ってしまっているのに対し、この説はそのものズバリの単語が文中にあることを示されてしまったので、思わず納得してしまった。これなら素人でも辞書引けばわかるもんね。あ、でも、「納得する」ことと「信じる」ことは別問題なので、その辺お間違えのなきよう。

1999.1.16(土)  これって…
★「君といた未来のために」を見る。新聞のあらすじを読んだときにも思ったのだが、この話って「リプレイ」って小説のそのまんまパクリのような気が。スタッフロールでも原案はこの小説などと言うことは出ていなかったようだが、いいのか、こういうことして。まあ、もとは海外の小説なのでいいのかな(そう言う問題でもないか)。


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