1999.6.1〜6.30

1999.6.30(水)  
★久々に論文読みなど。最近まじめに論文を読むことがほとんど無かったので頭がすっかり馬鹿になっている。いかんなぁ。

1999.6.29(火)  
★研究室の打ち合わせ。8月頭にあるシンポジウムの発表の申し込みが今月いっぱいだったのだが、ボスからその話は出てこない。国際学会直前な事もありあまり乗り気ではなかったので、しめしめ、こりゃ忘れてるなと思っていたら、最後の最後で中ボス(注:助教授)が話を蒸し返してきた。え〜いっ、よけいなことを〜! >中ボス
 おかげさまで8〜9月はこれで輪をかけて忙しくなりそう。とほほ。
「ADIEMUS III 〜DANCE OF TIME〜」というCDを買う。今、NHKスペシャルでやっている「世紀を越えて」というシリーズのテーマ曲「beyond the century」が目当て。女性ボーカルのコーラスが非常に印象的な、とても良い曲である。興味のある人はNHKスペシャルを見るべし。たしか7月にも1回やるはず。
 ちなみに、この曲がほしい場合は「スペシャルエディション」という方を買わないとこの曲は入っていない。どうも元々あったアルバムにこの曲他3曲を加えて2枚組に仕立て上げたものらしい。

1999.6.28(月)  それってただ無精なだけでは…
★観測に使う器具の作成。鉄板を切ったり、ドリルで穴を開けたり。いつもながら自分の不器用さが嫌になる。なんでもうちょっとうまくできんかな。
 どうもこういう作業は苦手である。私、基本的にデスクワークの方が得意…かどうかは意見が分かれるところだが、そっちの方が好き。できることならずっと机にへばりついていたいぐらいである(って、観測屋にあるまじき発言)。

1999.6.27(日)  
★宝塚記念の新ファンファーレ発表。なかなかいい曲。今までのと比べても遜色ない出来。難点を言えば、手拍子をあわせやすいところか。希望としては札幌・函館のファンファーレみたいに非常に拍手しづらいメロディにして、競馬場全体を混乱させてほしかったのだが。
 ちなみに、私も一応応募しようと思って作ってはいたのだが、作曲というものに慣れていないのにもかかわらず上記のような「手拍子しづらい」という縛りを自らに課してしまったため、途中で挫折。作曲って難しい。

1999.6.26(土)  だんすだんすれぼりゅ〜しょん
★この春就職した後輩が研究室に遊びに来ていたので、晩飯を食いに街中へ繰り出す。私の強硬な主張により、回転寿司屋で晩飯。ちとワンパターンかも。
 飯を食ってすぐにハイサヨナラでは芸がなさ過ぎなので、ゲーセンなど巡る。ガンシューティングだのレースゲームだのばかりでは変わり映えしないので、今流行りのDDRなぞやったり…はせず、見物にとどめる。
 今までそれほどよく見たことはなかったのでわからなかったのだが、あれって、上手な人がやるとむちゃくちゃかっこいいすね。思わず見とれてしまいました。もう、何というか、惚れた、という感じ(笑)。あ、いや、やってたのは女の子です(まあ、隣で男もやってたが)。私にそっちの気はないです、はい。
 このゲーム、正直なところ私のカラーではないと思ってたのだが、見てたら自分でもちょっとやりたくなってしまった。とは言え、一人で出かけていって人前でヘボいところをさらすのもちょっと嫌だし。しかしPS版を買ってまでやるほどのものでもないし。そもそもうちのアパートであんなもんやってたら近所迷惑なことこの上ない。誰かつきあってくれる友達は…近場にはいそうにないな。とは言え、そう言う人がいてもいざとなったらしり込みしそうだが。研究室の飲み会かなんかの後で酔った勢いでなだれ込む、などというパターンでもない限りやらなそうである。

1999.6.25(金)  タイミングをはかる男
★研究室ゼミ。同じ分野を研究している後輩の研究×2。昨日の合同ゼミもそうだが、相変わらず助け船を出すタイミングが難しい…って、気ぃ使い過ぎかなあ。
 発表者を差し置いて、セミナー室の後ろの方で議論が交わされてると、前の方で放っておかれる発表者がかわいそ過ぎなので、なるべく口は出さないようにしてるんだが。まあボスから話を振られたりするとそうもいかないのでその時は意見を言うけど。なんか余計なストレスがたまっているような。「ああっ、答え言いたいけどもうちょっと待った方がいいか」てな感じで。
 それに、自分の研究と同じ分野の話を聞くのは面白いはずなのだが、内容が私の知っている範囲を超えないので、少し面白味に欠ける。向こうは研究を始めてまだ日が浅いから仕方がないとは言え、ちょっと歯ごたえが足りない。たまには私の知らないこともしゃべってくれんかな。後輩クンの成長を期待する(って偉そうに)。

1999.6.24(木)  油断するとすぐこれだから
★…はっっ、また間が空いてしまった。東京で友達と会ったときに「これからは毎日書く」とか言っていたはずだが。いかんいかん。ちなみに、16日の日記以降ずっと寝ていたわけではないぞ。その辺誤解なきよう。
★合同ゼミにて発表。今回はグループ発表などというしちめんどくさい形式であったため、内容が大したことない割に手間がかかる。ゼミ発表というのは、例えば「イントロ→観測方法→データ解析→観測結果→考察→結論」などと言った流れがあるのだが、これを複数人数で発表するとなると全体の流れがなかなか思い通りに行かないので、その辺の調整が非常にくたびれる(一応、ドクターともなるとまとめ役を演じなければならないので)。はっきり言わしてもらえば、発表する量が多くなるとしても一人でやった方がなんぼかラクなのである。誰だこんなシステム考えたのは。
 発表の時も、マスターの学生が教授陣に突っ込まれたときに助け船を出してやる必要がある場合もあるのだが、あまりあっさりと助けてやってもでしゃばってるようで嫌なのでタイミングの取り方に気を使うし(それなりに、だが)。まあ、こっちも答えられないような質問に関しては知らんぷりしてたが(笑)。
★脳死患者からの臓器移植、4例目だそうで。ふと思ったのだが、マスコミはいったい何例目まで報道を続けるのだろうか。「本日57例目の移植が行われました」などと病院から中継したりするのか。2桁くらいまで行ったらさすがに生中継はやめるかね。

1999.6.16(水)  最近頻度が上がっているような…
★持病が再発。ま、病気っつっても、肉体的じゃなくて精神的な(笑)ものだが。てなわけて一日中寝ていた。おやすみ。ぐう。

1999.6.15(火)  学会発表に関する一考察
★研究室の打ち合わせ。8月にパリで行われる国際学会に参加する(自分の発表もアリ)ことになっているのだが、今日はそれに加えて、この国際学会のかなり直前(数日前ぐらい)に某研究所にて行われるシンポジウムでの発表の指令が下る。おいおい、勘弁してくれい。先週学会発表したばかりだというのに、そんなに何回も似たような内容をあっちこっちで発表してどうするんだっての。
 なんかね、うちのボス、ひとのことを研究室の宣伝に使ってないか?って気がするのだよ、最近。それを示す一つの証拠として、春・秋に行われる学会での例がある。学会での発表形式というのは、オーラル(口頭発表)、ポスター(壁新聞みたいに研究結果をボードに貼って見てもらう)の2種類がある。で、たいていの人は、初めての発表はポスターで発表し、2回目には「1回目はポスターだったんだから」と言うことでオーラル発表、3回目以降はだいたいが本人の希望の形式で、ということになっている(上の学年の連中の臨戦過程を見る限り)。ところが私の場合これまで4回発表しているのだが、1、2回目は上記の通りなものの、3、4回目もこちらの希望を言う間もなく「オーラルにしましょう」ととりつく島も無い。こっちの思惑としてはポスター発表にしたかったのだが。
 そりゃね、確かにオーラル発表の方が宣伝効果は高いよ。会場にいる何十人の人に一度に内容を伝えられるんだから。しかし、オーラル発表ってのは基本的に聴衆との質疑応答時間があまりないので、発表してもあまり身がない、と言うか、ぶっちゃけた話時間の無駄、と言うか。逆にポスター発表の場合、宣伝効果は低いものの、見に来た人とは内容の濃い話ができるわけだ。少ししか興味を持っていない数十人に聞いてもらうよりは、より興味のある数人と話をした方が物の役に立つと思うんだけど。別に将来に渡って今の研究室で養ってくれるわけでもなし、研究室のCMで終わらせるぐらいなら、自分の研究の肥やしにした方がいいに決まってる。
 それに、私の研究内容は(皆さんご存じ?の通り)対外的にはかなりマイナーなものなので、正直言って大学外で発表してもあまり意味がないんだよ。まあ、国際学会まで範囲を広げれば話は別なのだけれど、そっちはそっちで語学力の問題があるしなぁ…ふぅ。
 さらに言わせてもらうとだね、あの人、私の研究結果に関してえらく自信過剰って気がするのだよ。こっちとしては、自分の研究なんて所詮は海外で行われている過去の研究の都合のいいところだけをつまみ食いしてなぞっただけ、しかも質・量的にかなり劣る、と言う程度なのに、なんでまああそこまで臆面もなく外に出せるかな。恐れを知らないと言うか何と言うか。
 とは言え、どこぞの大学のセクハラ騒ぎじゃないが、指導教官には下手に逆らわない方が無難であるからして、おとなしく発表することになるんだろうね。まったく。最終的に恥かくのはこっちなんだけど。
★…ををを、なんか暴走しとるな、今日は(笑)。なんかあったのか、おれ。

1999.6.13(日)  空梅雨?
★いい天気である。結構暑い。こんなの仙台の梅雨時じゃないっ。梅雨時ってのは上着を着込まなきゃならないほど寒いもんだろ。ダメだよこんなんじゃ。

1999.6.12(土)  青島ぁ〜!!
★…なんか、あっさりと借りてしまった(笑)。「ケイゾク」を返しに行ったら1本だけ残ってた。まことにナイスタイミング。

1999.6.11(金)  青島くん、いや〜っ
★…というわけで、本日から「踊る大捜査線 THE MOVIE」のレンタル開始なのであるが、夕方近くにのこのこ借りに出かけて行って残っているはずもなく。こりゃしばらく借りられそうにないか。しょうがないので代わりに「ケイゾク」を借りてくる。サブリミナル風味の映像が良い。そういや映画化の話はどうなったのだろう。やはりフィクションなのか。
★最近郊外にできた家電・コンピューター関係のリサイクルショップの見物に出かける。ソフトウェアの中古ショップはいくつかあるが、ハードウェアの中古ショップは近くになかったのでちょっとうれしいかも。
 別に何が欲しいってわけでもないのだが、ぶらぶらと見て回る。パソコン、テレビ、カメラ、等々。10個以上もずらりと並んだセガサターンの姿が哀愁を誘う。それに対してプレステ、64は1台も無し。やはりサターンはもはや過去の物なのか。
 うろうろ見て回った挙げ句、ジャンクパーツのコーナーに山積みになっていたPC-98用FM音源ボードをつい買ってしまう。\680也。研究室で使っている9821に挿してみようか。と言っても昔のDOS用ゲームでもやらない限り無用の長物なのだが。まあ、研究用から引退した後はえらくオーバースペックなDOSゲームマシンにもなる予定なので、これで音楽も鳴らせることだし、いい買い物だった。

1999.6.10(木)  お休み
★学会も終わったことだし(いや本当は終わってないけど)、とりあえず一息。散らかり放題だった部屋の掃除でもしよう。新しく棚を買ってきて物を整理。押入に突っ込んであったいらない物は全部処分。古雑誌をまとめて処分したのでかなりすっきり。

1999.6.9(水)  学会その2
★午前中に興味のある内容の話があったのだが、寝不足気味であまり頭に入らず。どうも枕が変わると眠れない。睡眠に関しては私ってば結構デリケート(と言うか単に融通がきかんと言うか)なようである。
 最近、4日間の学会にフル出場することに意義を見いだせなくなっているので、自分の発表も終わったことだし、とっとと帰宅。

1999.6.8(火)  学会
★東京にて行われた学会に参加。初日から自分の発表あり。今回は、学会直前に駆け込みで発表内容を大幅に変更せざるをえなくなったためか、内容的には全然ダメ。もうちょっと内容を吟味してから発表したかったのだが…。ネタが揃わないうちに見切り発車で学会に登録すると、こういうことがあったときに困る。自分でこんなことを言うのもなんだが、今回の内容ははっきり言って発表するようなレベルではない。前半部は前回の学会の内容とほとんど一緒だし、後半部は上に書いたように直前でゴタゴタしたので理論が穴だらけ。さらに言うと、その理論についても自分でまだ納得できるほど研究を進めたわけでもないので、心の中で「ホントかいな、それ」などと自己ツッコミを入れながら発表していたくらいである。おかげで久々に学会発表で緊張してしまった。普段だと「どーせ貴様らにはわかるまい」ぐらいの気分で発表していた(内容がマイナーだから誰も知らないだろう、と言う意味で。別に誰も理解できないような難しいことをやっていると言う意味ではない)のであまり緊張はしないのだが、自分も信用していないような内容だとそうもいかないのである。人の心理って面白い。
★夜、友達と飲み会。今回のメインイベント(笑)。顔を見るなり「発表がうまくいかなかった?」などと言われる。うむ、なかなか鋭いぞ。こういう↑わけだったのです。発表がうまくいかなかった、と言うよりはそもそも発表前からダメダメだったのです。鞍に重りを入れ忘れた馬の馬券を買うようなもんです。ちと違うか。
 ま、ともかく、昼がロクでもなかった分、夜は楽しむ。「びいとまにあ」なるゲームもやったし。かなりへぼいプレイをしてしまったが。まあ楽しかったのでよし。機会があったらまた飲みましょう。


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