2000.1.1〜1.15

2000.1.15(土)  バイト
★うちの大学の法学部から回ってきたバイトをすることになり、打ち合わせのため法学部まで出かける。内容は、法学部の院生会(だったかな)で出版している論文集の原稿を、TeXを使って成形する作業。とは言っても、原稿のテキストの部分はすでにテキストファイルとしてあるので、こちらのやることはそのテキストにTeXのタグを埋め込むだけ。バイト代は\300/pageで、全体でおよそ10万円くらいにはなるとの話。こちらは同じ研究室のD1君と2人でやるので、山分けしても5万くらいか。
 打ち合わせの後、研究室に戻って、サンプルとしてもらった論文を使って作業をやってみる。普段自分が論文などを書くときと違って全て縦書きなのでちと戸惑う。縦書きの文章を作るなんて、たぶん大学入学以来初めてだろう。注釈の番号の付け方に多少手間取るが、始めに要領を覚えてしまえばあとは機械的な作業のみ。これなら\300/pageは結構お得な感がある。ただ、一度作った後依頼主側で校正をして、その後の再修正がどうなるかが問題。向こうはTeXを全く知らないらしいので、ここで無理難題をふっかけられるとややこしいことになりそうだが。


2000.1.14(金)  どんと祭
★友達に誘われてどんと祭を見に行く。主目的である、友達の研究発表会で使った模造紙を燃やしてしまったあとは、その辺の屋台をブラブラして腹ごしらえ。ついでに、見に行くたびに(と言っても3回目だが)買っていたミニだるまを購入。これで赤い三連星の完成である。
 帰り際に道端の焼鳥屋の匂いにつられて焼き鳥を買い込み、大学に戻って軽く酒盛り。んまい。

★酔いが醒める(というほど飲んでないが)まで研究室で作業。昨日の勅命がらみでシミュレーションプログラムをいじくる。どうも予想していたのと多少違う結果が出てきたのだが、どういうことだろう。プログラムに間違いはないようだし。この結果が事実だとすると、自分自身の研究の方にも修正を迫られることになるが。もう少し検討の必要あり。
 …と、昨日さんざんごねた割に、それなりに自分の研究の役にもたったりして。ただ、今日出た結果からすると、M2君の観測結果と合わせて議論するにはこちらのシミュレーションのパラメーターを色々いじってみないといけないようなのだが、果たしてどこまでやったらよいものか。というか、実質はボスがどこまでやれと指示してくるか、だろうが。ボスが早めに諦めてくれるといいのだが。

★計算の合間を縫って、教務から回ってきたアンケートを眺める。「毎日朝食をとっていますか?」いいえ。「それはなぜですか?(1)時間がない(2)太るから(3)食欲がない(4)経済的理由」…う〜む、寝てるから、という状況はさすがに予想されていないらしい。


2000.1.13(木)  勅命、下る。
★観測データの処理で手一杯のM2君に成り代わり比較用の計算機シミュレーションをやってほしいとのボスからの依頼。ついにきたか。
 2年間の自らの研究成果をまとめるのが修士論文の意味、ということから考えると、他人の研究を利用することとして妥当なのは、先人の作った観測機器を使って観測を行うとか、既存のプログラムを流用してデータ処理なりシミュレーションを行うとか、論文かなんかの結果を引用するとか、そんなところだと思う。まあこの辺のボーダーラインは、自分もこのくらいはやってるのでOK、という程度の話だが。今回の依頼は他人の修論に載せるための図を作成せよ、しかも図を作るためのデータ作成の部分から、ということ。そこまで世話してやらにゃならんのか、と思わないでもない。それにこんなこと言ってはなんだが、どうせ就職するんだから、そんなに力まなくてもそれなりに形整えてお茶を濁しとけばいいのに。修論で成果あげても一般企業じゃ何の役にもたたんぞ。てゆーかその前に人にやってもらった仕事が本人の実力になるわきゃないので役にたつも何もないか。
 とは言っても、彼の就職後は研究成果を私がいただいて引き継ぐ腹づもりなので、そのぐらいは協力すべきだろうな(むろんそっくりそのままいただくつもりはないが。彼のやり方を参考に自分で一からやり直す)。今後の予行演習、ということもあるし。

★しかしまあなんだな。私はつくづく義理では動きたがらない人間らしい。どうも損得勘定が優先してしまう。


2000.1.12(水)  予想外の出来事
★年末からほったらかしになっていた論文の修正作業。どうせ今完成しても、ボスは修論のチェックで手一杯と思い、のんびりと構えていたのだが、思いもよらずボスからせっつかれる。修論の原稿がなかなかあがってこなくてヒマらしいという噂もあるが、ホントかね。
 ま、ちょっと覚悟はしておけ、と小ボスから宣告されたドクターもいるようなので、あながち噂で終わらなさそうな気もするが。


2000.1.11(火)  修論の攻防
★研究室の打ち合わせ。この季節になると、打ち合わせのメインはM2の修論についての話になる。観測データの処理について四苦八苦している模様。その辺の厳密さを求めるスタッフ側と、残り3週間弱のタイムリミットを考えて逃げ腰(笑)なM2君の攻防を他人事のように眺める私。定量的な議論をするためにそういう曖昧な部分を無くしたがるスタッフの意向もわかるし、実際にデータを扱っている側からすればデータをいじったことのないスタッフの要求はかなり理想論に近いということもわかる。難しいところ。
 個人的要望としては、M2君が就職していなくなった後、私がそのデータを使うつもりでいるので、データの処理法はちゃんと確立して欲しい、しかしその後の考察はあまり進めてくれるな、というムシのいいことを考えていたりする。


2000.1.10(月)  天気予報の嘘つきっ
★ピンポイント予想によると一晩中晴れと言うので観測しに大学に行ってみる。…んが。雲が出てぐるくらいならばまだしも、雨混じりの雪が降ってきてはどうしようもない。観測中止。

★ネットにて「クロノ・クロス」の情報収集。…なんか、知らないことが続々と出てくるんですけど。サブストーリーだけでなく、物語の本筋に関しても自分で理解できてなかった事実がちらほら。読解力ないのか?おれってば。
 そして最大の衝撃。自分が見たエンディングが、実はバッドエンドだったと言うこと。おいおいおいおいっ。そりゃないっしょ。道理でやけにあっさりめのエンディングだと思った。エンディング部だけもう一度やろうにも、セーブデータはすでにコンプリートデータで上書きしてしまった後。普段ならこういう真似はしないのだが、メモリーカードに空きがなかったのでついやってしまった。もう一度やるのは既定路線だからまあいいと言えばいいのだが、トゥルーエンド見るまでにもう1回丸々やり直さねばならんのか。欲求不満になりそう。


2000.1.9(日)  黒の苦労す
★「クロノ・クロス」クリアー。総プレイ時間35時間余を1週間で片付けたところからして、よほど暇してたらしい。ちとやりすぎ。
 終盤、土壇場での大どんでん返しは意表を突かれた。エンディングがあっさりしすぎとの感があるものの、まずまず満足のいく出来。全体的には、にも書いたが、前作のネタがかなり(物語の核心部分でも)使われていて、かつそれに関する事前の情報提供がほとんどないので、前作をやってない人にはちょっと(いやかなり)つらいかも。直前に前作をやってみた身でさえすぐには思い出せない固有名詞などを平気で使ってくるので、「これって何だっけ」と思うところが何ヶ所かあり。「楽しみたきゃ前作買え」とばかりの姿勢にはちょっと疑問が残るが、まあこれも前にも言ったとおり私は前作を知ってるのでそれほどマイナスポイントにはならない。あとは、謎が明らかにされないまま終わってしまったサブストーリーが結構あるところを見ると、どうも細かいところをすっ飛ばしてクリアーしてしまった模様。もう1回やるべし。まあそもそも、このソフトは繰り返しやることを前提に作られているからな。「強くてニューゲーム」などというモードがあることからしても。前作と同じやね。
 音楽の方は、前作の「時の回廊」ほど気に入る曲はなかったが、耳に心地よい曲が多い。やはりこの作曲者(光田康典という人)とは相性がいいようで。一番気に入ったのはオープニングデモの曲か。ジプシー音楽っぽい(あくまで「っぽい」。あんな感じの曲、ってことで)弦楽器のメロディーがなかなか。起動のたびにオープニングデモを一通り眺めてたが、まだ飽きないな。


2000.1.8(土)  またも
★曇天のため観測できず。頼まれ事をさっさと片付けて帰宅。


2000.1.7(金)  研究の方は相変わらず進まず
★昼間は研究室ゼミ。夜は、観測…しようと思ったら始めて1時間弱で曇る。待機中に中ボスから頼まれて論文に使用する解析結果の出力。普段自分でやっている方法と形式が違うのでその変更に苦労する。


2000.1.6(木)  進まん。
★雨降り。データ解析をしようと思い立つも、どうも進まない。

★こういう時はさっさと帰って「クロノ・クロス」。ようやく話が核心に迫ってきたところ。前作との絡め方がなかなか巧い。にしても、この話って前作をやってないとピンと来ないのでは、と思わないでもない。まあ私には関係のないことだが。


2000.1.5(水)  これじゃあいかん
★曇っているので観測はなし。サボりモード。


2000.1.4(火)  気を取り直して
★快晴。月もない。絶好の観測好機。せっせとデータ撮り。

★夕方近くにのこのこ大学に出かけていったのでよくわからんけど、研究室はあまり人気がない。M2の連中はほとんどいないようだけど、大丈夫なのかいな。後で泣いても知らんぞぉ。

★なんてことを言ってるから「日記から長老ぶりがうかがえます」とか言われるのかね。確かに最近「近頃の若いもんは…」的な発言をよくしているような気もするが。歳とったせいかね。


2000.1.3(月)  正月は終わり
★昼過ぎに実家より帰宅。その後、色々と欲しいものがあったので買い物。ヨドバシ、ラオックスはまだポイント13%セールをやっている。いい加減溜まったポイントで買い物しようと思っていたのだが、3%分惜しさに現金買い。しかし、そのおかげでお正月の景品をいただく。何かと期待していたら中身はただの醤油であった。電器店ならそれなりの景品をつけて欲しかった。ビデオテープとか。

★そのまま帰ってゆっくりしようかと思ったのだが、空を見ると結構天気がいいので、そのまま大学へ直行。今年初の観測と相成る。
 …と思ったら、準備終わった途端に曇りやがんの。新年早々、天に弄ばれた。

★しばらく待機していたものの、天候の回復の見込みがほとんどなさそうなので早々に帰宅。ヨドバシで買ってきたもので遊ぶ。スクウェア「クロノ・クロス」。…あ〜、そこの人。メーカー名見て笑わないように
 前作「クロノ・トリガー」がタイムトラベル物であったのに対し、今回はパラレルワールド物と言うところか。のっけから謎だらけのムービーが挿入される。ネタの断片だけユーザーに見せて「?」を連発させるところはファイナルファンタジーVIIに通じるところがある。これが吉とでるか凶とでるか。毎度のことながらグラフィックは文句なし。ムービーのキャラクターはFFVIIIよりやや頭身小さめ&おめめぱっちりくりくり(要するにアニメ顔)。3DのCGの場合、いくら現実の人間に近づけてもCGはCGなので、かえって違和感がある。やはりデフォルメした方がしっくりくるかも。別にアニメ顔好きというわけではない…はずだが。音楽も前作のフレーズを一部使用した曲が出てきたりして前作をやった人にはうれしい限り。「時の回廊」を越える曲は現れるのか?
 欠点は、やはり処理がいくぶん重い、これに尽きる。直前にスーファミの読み込みの速さに慣れてしまったことも影響しているかもしれないが。それと、今回の戦闘モードでは1ターンで複数回攻撃できるのだが、その時のボタン入力に対するレスポンスの遅れが長めで、多少爽快感に欠けるところ、この辺もマイナス点。こんなところか。


2000.1.2(日)  ごろごろ
★寝正月。実家だと、一人暮らしのときと違って寝てても飯は出るのでなおさら寝正月。

★夜中過ぎに「クロノ・トリガー」クリア。帰宅までぎりぎり間に合った。久々にやったのですっかり忘れていたが、なかなかの好印象。よし、購入決定。


2000.1.1(土)  謹賀新年
★あけましておめでとうございます。今年もよろしく。今年の目標は、D論を書く、ただ一つ。これさえできればあとは何もいらない。しかし達成確率低そう。就職口はハナから期待しないことにする。期待しなきゃショックも小さいだろう。まあ、これはすでに親にも言っていることではあるが。とりあえず、今は不景気なので、就職できなくても「不景気だから」で世間体は保てるようだ。よかった(よくないっ)。

★心配されたY2k問題はそれほど深刻な障害は起こらず、なんだ、騒いだ割に大したことないじゃない、などと言っていられるのも事前に対策に奔走した人々のおかげである。感謝。



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