→ back to past diary...  → back to Top...
−2002年1月(前半)−

Jan. 1, 2002 HST (Tue)

あけましておめでとうございます。今年もよろしく。年賀状は書いていません。競馬に興味を持ってから初のウマ年、凝った年賀状を出したいところだったが、年末は何かとバタバタしていて暇がなかった。あしからず。

観測の方はまずまず順調。ボス2に言わせると「驚異的なはやさ」で観測準備が進行しつつある。

Jan. 2, 2002 HST (Wed)

アメリカと言えば牛肉が安い、しかも日本の牛肉と比べると安全(by 吉野家)ということで、ステーキ肉なぞ買ってみたところ、ボス2曰く「どうせ食べるなら外でバーベキューを」などとおっしゃる。確かに設備はあるので可能だが。滞在4日目にしてバーベキューっすか。ボス2ってば何げにイベント好きである。
 ついでに言うと、ボス2はコスト感覚も結構寛大でいらっしゃるという印象(まあ、寛大っていうか、所詮は研究室の金だからな)。肉を選ぶときも結構いいところの肉を手に取ってるし。今回の観測、あと数日するとボス2は一旦帰国、入れ替わりに(オーストラリア観測でお馴染みの)中ボスがやってくる。こちらの方はうって変わって、カルロス・ゴーンもかくやという程のコストカッターっぷり(笑)なので、生活がどのように変わっていくのか見物である。

観測は、山に登ってしばらくすると雲行きが急に怪しくなり、暴風雨に。昨年の観測では雨は一度も降らなかったらしいのでわからなかったのだが、望遠鏡をしまってあるドームとか、PCを置いてある観測小屋が雨漏りすることが判明。あわてて応急処置。天候回復の見込みもなさそうなので、早めに下山。
 宿泊地と観測所の間は、ひたすら曲がりくねった山道を延々と上り下りすることになるのだが、ここが結構細い道、しかも崖っぷちにもかかわらずガードレールがなく、かなり怖い。しかも今日のような悪天候だと霧の中を突っ切って下山することになるので危険度アップ。さらに、雨が降ると岩が崩れて道の真ん中に転がってたりするらしいのでさらに危険度アップ。さらにさらに、この山道ってのが放牧地の中を突っ切っているので、たまに牛がのそのそ道路を歩いていたりする。崖、霧、岩、の4重苦。あ、そうそう、それから左ハンドル、右側通行ってのもあるか。今回の観測、もしものために私もセカンドドライバーとしてレンタカーの登録をしてあるのだが、はっきり言って運転は無理です。いやまぢで。

Jan. 3, 2002 HST (Thu)

昨日の観測を早々と切り上げたおかげで、久々に午前中の起床。買い出しもなく、久々にのんびりとした午後を過ごす。今宿泊しているところは、街中から大分離れた山の中にあり、どこかへ出かけるにしても車がないとどうしようもない。私みたいな引きこもり人間には最適の場所。MP3ファイルを鳴らしつつ、日記を書いたり、本を読んだり。

観測は…う〜ん。機械が思い通りに作動してくれないので本観測には入れず。設置の仕方がまずいのか、設定がまずいのか。

ハワイってのは北緯約20度と結構赤道に近い。よくよく考えると南天の星座が結構見えるのではなかろうかと注意してみると案の定。オーストラリア観測以来、約2年と数ヶ月ぶりに南十字星とご対面。久しぶり。

Jan. 4, 2002 HST (Fri)

ボス2の発案により、近くのレストランで夕食を。やはりボス2ってばイベント好き。ベジタブルスープ、サラダ、ローストチキン、美味しゅうございました。ごちそうさま。

観測。今まで機械がうまく動いていなかったのは、もしかして自分のとんでもない勘違いのせいだったのだろうか、と気付く。どのくらいとんでもないかというと、…恥ずかしくてとても書けません。

Jan. 5, 2002 HST (Sat)

ボス2と交代のため、中ボスが日本より到着。本日のみ4人体制にて観測。やはり4人いると何かと楽。ていうか3人だと少々人手不足。

晩飯は肉と野菜と缶詰のスープを適当に煮込んだシチュー。作った本人はかなり手抜きのつもりがうまいうまいと感動され。そんな大げさな。

Jan. 6, 2002 HST (Sun)

朝一番でボス2が日本にお帰りに。これから2週間ほど中ボス以下3人体制に。エコノミーな生活になることが予想され(笑)。

晩飯。買い出しに行く時間がもったいなくて、備蓄の手抜きパスタ。

Jan. 7, 2002 HST (Mon)

買い出し。中ボスにつられて、ついついスーパーでも特売品にばかり手が伸びてしまう。倹約モード発動。

観測も割と順調で、特にネタになるようなことはなし。そろそろ飯の話以外にすることがなくなってきた。その晩飯はチャーハン。なまくらナイフで野菜をみじん切りにするのは少々骨が折れる。それと、豆腐とワカメの味噌汁。オーストラリア産のバッタもん豆腐と違い、ハワイ産はかなりまともである。日本で売っているのと遜色ない。

Jan. 8, 2002 HST (Tue)

どうも晩飯の献立が手抜き気味なので、ここはひとつ凝ったところでハンバーグなど。肉をこねていたら、観測中の細かい作業のせいで荒れ気味の手が幾分滑らかになったような気がするようなしないような。…コラーゲン補給?

観測。順調。かくほどのネタもなし。

Jan. 9, 2002 HST (Wed)

早くもネタ切れ気味な晩飯。1週間以上間をおいたからまあいいだろうと、再びカレー。

観測。…は雨のため中止。雨、というか、雲の中に突入したというか、そんな感じ。

Jan. 10, 2002 HST (Thu)

晩飯。カレー2日目。カレーは連闘が基本。

これだけ高いところにいるにも関わらず、更にその上を雲が断続的に通り抜けていく。世間一般では晴れなんだろうが、長時間の観測を行う身にしてみれば邪魔なことこの上ない。観測装置を出したり引っ込めたり、3回ほど。

Jan. 11, 2002 HST (Fri)

夕暮れ時に宿を出発、そこから明け方まで観測、帰ったら朝7時、そこから睡眠6時間余で午後1時過ぎ、朝飯(ていうか昼飯だ)食ってぼんやりしてるとすぐに夕方、インターバル3時間で夕飯をかっこみ、すぐに観測に出発。なんというか、暇がない。観測が長いのは仕方がないが、宿と観測場所の往復に2時間近くかかるのがネックとなっている。到着以来ちびちび読んでいる文庫本もなかなか進まず。4分の1くらい。といっても全800ページに渡る分厚い奴だが。

晩飯。ハンバーグの時に余った挽肉で、即席ミートソース。

観測。はじめ雲が断続的に通過するも、夜半前からはクリアーな空に。そこそこデータ取得。

Jan. 12, 2002 HST (Sat)

晩飯。スーパーにて"BEEF BUTTER YAKI"なる、あからさまに日本人狙いな食材を獲得、望み通りバター焼きに。まあ普通の牛もも薄切り肉、という感じ。

Jan. 13, 2002 HST (Sun)

晩飯。チャーハン。ひねりなし。

デジカメで撮った星空の画像をいじっていたら、隣で見ていた中ボスがしきりにうらやましがっている。曰く、(結構最近買ったらしい)自分のデジカメではそんなに奇麗には写らない、とのこと。…それはいわゆる安物買いの以下略。

Jan. 14, 2002 HST (Mon)

晩飯。肉と野菜を煮込んだスープ。時間をかけて煮込めば、それなりの味にはなるもので。

Jan. 15, 2002 HST (Tue)

晩飯。トマトソースのパスタ…のはずだったのだが。パスタを茹でる鍋が小さすぎるのか、はたまた標高が高くてお湯の温度が上がらないのか(といっても海抜1000mでは大した違いはないか)、なかなか火が通らない。いつの間にやらトマトスープのパスタ煮込みに。洋風煮込みうどん、といったところか。

→ back to past diary...  → back to Top...