憧れの”かまくら”を見に行く!(2006/02/04) 
「中尾かまくら祭り」 


  ど田舎で山奥だと思われがちなG県。
本当にそうなんですが、山奥だからといって雪が多いと思ってもらったらそれは違います。
雪が多いのは、県の北部。
私が住むのは南部なので、雪は年に数回程度、積雪も多くて10cmがいいところなのです。
子どもの頃から、雪降りが大好きだった私は、いつか”かまくら”を作りたいと思っていました。
毎年、毎年雪が積もるたびにチャレンジするのですが、たった10センチの積雪で出来るわけがありませんね。
そんな母から生まれた子供達も、母の妄執を受け継いだのか、雪が降れば”かまくらを作る!!”と大騒ぎをします。

いつの日か、本物のかまくらに行きたい、体験したい。

これは、家族全員の憧れなのです。


今回出かけた先は、岐阜県の北部、奥飛騨温泉郷にある中尾温泉というところです。
家を7時半に出発して、到着したのは12時半。
途中の休憩も長かったけど、やはり道路状況がね。。。
下呂までは、雲ひとつない快晴だったのが、萩原辺りから雪でした。
高山でR41を外れると、道路にも積雪あり
皆さん強気で、チェーンなしで走行してましたが
うちは早めに装着して堅実に進みました。
奥飛騨温泉郷の一つ、今尾温泉はちょっと道をそれた所にあるので、気がつかず新穂高ロープウェイの乗り場まで行ってしまいました。
引き返して、やっとたどり着いた会場は、運動公園?
たぶん、雪がない時はだだっ広いグランドです。
 かまくらの数は結構あります。でも、人がいません(笑
イベント開催時間は20:00〜22:00だそうで
昼間は、売店と思しきテントでおでんと肉まんあんまんを売ってるだけです。お客さんのほとんどは温泉にお泊りの人なんだろうなぁ。。うちのようにわざわざ日帰りで出かけてくる人はかーなーりー少ない様子です。
 ここは、温泉のあるかまくら。
かまくらの中に温泉が引いてあります。
湯船も木で、風情がありますね
なんと、女性用と男性用に別れてまして、ちょっと心憎いですね。
お湯は掛け流しの温泉なので絶えず新しいお湯が注いでいます。
うほ〜〜〜〜〜っ入りたい!!
と、大喜びしたんですが、子供達誰も入るって言ってくれない(T.T)
私一人で入るのは寂しいので、あきらめちゃった。

(後から後悔してますよ。やっぱり入っておけばよかった)
 足湯のかまくらもあったりして…
寒さで足指がかじかんで痺れ始めてたので大喜びで足を入れました。お湯の温度はどれくらいでしょうか、最初足を入れたときは熱くて「!!」でしたがすぐに気持ちのよい温度に変わりました。
外は氷点下なので温度が高めでも苦にならないのかもしれないですね。
 お風呂に入るのは嫌だと言ったとむも、足湯はちゃれんじ
「うわーっあついっ」
と、いったのも最初だけ

伸びきった顔しちゃって
気持ちいいね
 囲炉裏のあるかまくらが6つほどありました。
夜のイベント開催中はお餅を焼いたりするようです。
だけど、昼間は囲炉裏の火も消えてさみしい限り
せめて火だけでもつけておいてくれたら…と思ったいたら
一つだけ少し火がいれてあるかまくらがありました。
ほんの小さな火なので、少しでも暖かくなるように
火をおこしてみました。
囲炉裏に散らばってる昨夜の残り炭には
しょうゆが染みているのか
火に入れると香ばしい香りがしました。

 はるとむは会場内にある雪の大きな滑り台でそり滑りを楽しんでますが
私とのすけなおは、囲炉裏端で暖を取るほかやることがなくて少し退屈だったかも

 ここは「かまくらバー」の中
夜には、灯りが入ってよい雰囲気になるのでしょうね。
ちょっと悔しいかな〜〜
どうせ飲めないけど、”昼間も何かやってよ”
おでん売るとか、ラーメン売るとか(カップ麺でもいいから)

 帰りの車の中、もつれて眠る姉弟。
幼少の頃からの徹底した”車に乗ったら寝る”教育により
起きていることはほとんどない子供達です。
もうそろそろ景色を楽しんだり、珍しいもの見つけたりって
そういうドライブも出来るといいね。
ま、しつけたのは私だから文句は言えない。。。

 帰り道、『赤かぶの里』というドライブインを過ぎた辺りで車が滑ってしまったよ。
おおーーーーっと
対向車線で180°回転して止まりました。
対向車も後続の車もなくて幸いでした。
これはドライブインを素通りした祟りかと言うことになって
(んなわけないない)
ドライブインに戻り、ちょっと休憩をして再出発しましたが
そんなことがあっても子供達は全員眠ったままでございました。

 この日は立春でしたが、寒気が入ってさむ〜〜〜〜い日でした。国道脇に立っている温度表示は、どこでも軒並み氷点下で、最低は−11℃!!!家にいたなら寒さが身に染みたでしょうけど、寒いとわかってるところへ出かけていたので、”こんなものかな”ぐらいしか感じませんでした。はるなんて、最初は「寒いから車から降りない」とぐずぐずしてたのに、最後は「まだ帰りたくない」といって帰るのを渋りました。(あんなに寒かったのに)
 寒い時は温泉に限る、しかもここは奥飛騨温泉郷、温泉に入らずに帰る訳がありません。新平湯温泉にある「ヘルシーランド 奥飛騨たるまの湯」という日帰り温泉に立ち寄りました。
時間は3時前ぐらいだったでしょうか…外れた時間であると思いますが、女湯は私とはるしか人がいませんでした。いろいろお風呂の種類もある広い施設なのに貸切で、はるは大喜びでした。
こんな時期に日帰りで遊びに来る人は少ないということなのでしょうね。
 
かまくら祭りの様子のサイトを見つけました。
昼間とはうって変わった賑わいですよ(悲