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グラ
いじりすぎ 2000.11.21
  シルク・ドゥ・ソレイユの「サルティンバンコ」を観てきた。
  会社が忙しい時期だが、キャンセルができないチケットということで、頼みに頼み倒して、会社を夕方に早退して、 原宿の特設テント「ビッグトップ」へ出掛けた。なんか、隣りのNHKホールのほうが活気があるように見えたが、 気にせず会場内へ。
  開演になると、早速、役者たちが客席内を走り回り、客をピックアップしては、いじって笑いをとる。 今までの人生において決してスポットライトなんて浴びたことないような、凡庸なおじさんがピックアップされ、 多少緊張の表情を浮かべながらスポットライトに拾われている。そのおじさんは、携帯電話をピエロに奪われ、 弄ばれ、しまいには携帯電話を、壊れちゃうくらいの勢いで床に投げ付けられていた。 周囲の観客は、携帯電話が壊れるような扱いをされてさぞ怒っているんじゃないかとおじさんの表情を覗うと、 携帯電話のことなど気にしない様子。 ・・・どうやら、その携帯電話はあらかじめ用意された小道具だったようだ。 う〜ん、でも本当はおじさん携帯電話だったんじゃないかという推測も否定できない。 ただ単に、おじさんが緊張のあまり自分の携帯電話の消息なんて気にしてられなかったのかもしれないし。 わかりにくいオチだったなぁ・・・。 世界規模のサーカス劇団とは思えないシュールな演出・・・。
  いよいよ本編がはじまり、バンドの演奏にあわせてシルク・ドゥ・ソレイユらしいカラフルな世界が展開。 ジャグリング、綱渡り、空中ブランコ・・・定番のサーカス演目は、 盤石の演技で満足のいくクオリティだった。
  公演の中盤にまたもや客いじりがあった。今度は、テニスウェアが似合いそうな大学生風のさわやか青年がピックアップされ、 舞台まで引っ張り出され、パントマイムに付き合わされていく・・・。その青年はノリが良く、 パフォーマーの要求に見事に答え、サクラなんじゃないかと疑ってしまうほど、息のあった動きをしていた。 パフォーマーのほうも青年のノリのよさをいいことに、次々に青年にパフォーマンスを要求していた。 結局、20分ぐらいその素人青年いじりで費やした。プロの演技を見たいのに、 おちゃらけ素人の演技をそんなに見せられてもなぁ・・・とちょっと不満を感じた。
  以前、同じシルク・ドゥ・ソレイユの「アレグリア」を観たが、その時ほうが見終わった後の興奮は大きかった。 今回の「サルティンバンコ」は、これらのいじりすぎ感もあってか、ちょっと不満が残る。 他の日の公演だったら、客いじりも異なった展開で印象も違ったかもしれない。


せいぜいこんなもん 2000.11.18
  久しぶりの晴れた天気は、仕事で会社に1泊した身体には、眩しくて痛い・・・。
  そんな中、きょう私は、とあるゲーム販売会社へ出向いた。 仕事で制作しているゲームが完成間近で、そのゲームを販売する会社にて、 プレス(ゲーム関連雑誌など)向けのゲーム体験会が催されるのだ。
  今度のゲームは、電話回線を利用したネットワーク対戦をウリにしたカーレースゲームで、 プレスの人を集めて、いち早くネットワークプレイを体験してもらって、 雑誌の記事を書いてもらおうというコンセプトである。私は制作者側の立ち会いとして出席した。
  体験会に取材に来た雑誌は4誌。会場の会議室には20人ほど。 会議室は相応の混み具合だが、なんか寂しい・・・。
  クリスマス商戦の目玉にされてないゲームの体験会なんて、せいぜいこんなもんなのかもしれない・・・。 と思いつつも、これから盛り上がってくるんだろうと期待する。
  4誌の対戦形式で進行した体験会は、最終レースを迎えても盛り上がらず、なんか寂しい・・・。
  クリスマス商戦の目玉にされてないゲームの体験会なんて、せいぜいこんなもんなのかもしれない・・・。 と思いつつも、これから盛り上がってくるんだろうと期待する。
  プレイ中にプログラムの不具合で、体験会が滞ってしまい、 制作者側のとして肩身が狭くなり、なんか寂しい・・・。
  クリスマス商戦の目玉にされてないゲームの体験会なんて、せいぜいこんなもんなのかもしれない・・・。 と思いつつも、これから盛り上がってくるんだろうと期待する。
  対戦の最終結果は、結局レースとは関係なく、兄弟誌で譲り合い、事実が捻じ曲げられ、なんか寂しい・・・。
  クリスマス商戦の目玉にされてないゲームの体験会なんて、せいぜいこんなもんなのかもしれない・・・。 と思いつつも、雑誌の記事になる時には、 きっと大いに盛り上がった体験会だったような記事にしてくれるんだろうと期待する。


長老の片足跳び 2000.11.15
  朝、6時にもなると、薄霧のかかった街並みが白く輝きはじめる。さわやかな秋の日の夜明けである。 夜勤を半ば終え、まったりとした身体は、夜明けのさわやかな空気を機縁にリフレッシュを要求している。
  会社を抜け出し、明治通りに出る。ビルの谷間にある明治通りは、車1台走るだけでも、その音がサラウンドになり、 ウルサい。そんな騒がしさから逃げるように、早大理工学部を過ぎ戸山公園へ足を運ぶ。 そこには日常(と想われる)朝の表情がある。ジョギングをする人、主人と散歩をする犬、ゴミ漁りをするカラス。 そして、きょうも集まってる集まってる、ラジオ体操を1日のスタートにしている人々が。
  私は夜勤の時に、この戸山公園のラジオ体操に参加している。 その時間帯にどうしても抜けられない仕事を抱えている時はやむを得ないが、 抜けられる時には、どんよりした心身を朝のさわやかさとラジオ体操で覚醒させに行く。
  ラジオ体操をしに集まって来る人々は、こんな早朝に難なく起床してしまうであろう年頃の人ばかり。 夜勤だからこそ、鞭打ってこんな早朝に活動している私は、たぶん最も若い。しかし、ラジオ体操程度で、 軽い筋肉痛になっちゃってる私の肉体はきっと最長老・・・。
  最長老な肉体がダメなのか?それともリズム感がないのか?しっかりとしたレッスンを受ける機会がなかったのか? いまだに、ラジオ体操第2の片足跳びがうまくできない・・・。ぎこちない・・・。はずかしい・・・。
  夜勤が続く限りの、朝のさわやかでささやかな悩みである。


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