散文 散文 散文最新 散文 散文最新 散文一覧

グラ
海賊には出会えず・・・ 2007.2.19
  1年以上前のことだが、マラッカ海峡で日本人船長が海賊に拉致され 身代金要求というニュースを憶えているだろうか。 私はそのニュースを聞いた当時、「海賊」と聞くと、 フック船長や褐色に焼けた肌の青竜刀を持った部下たちがわらわらと 乗り込んで来て宝箱を奪っていくイメージを想起してしまった。 私と同じく、海賊なんてこの現代にまだ存在するのか!? と思ってしまった人も多いのではないだろうか。 そんなピーターパンの世界のような外見ではないにしても、 航行する船に悪さする海賊は現代も存在するらしい。
  マレー半島とスマトラ島に挟まれ南北にのびるマラッカ海峡、 そのほぼ中間のマレーシア側にマラッカという街がある。 旧正月の休みを利用して、シンガポールから日帰りでマラッカへ行ってみた。 バスで片道4時間半と少々遠いが、日帰りでも充分楽しめた。
  マラッカの街からマラッカ海峡を眺望してみる。 おお、一隻のタンカーが見える。あのタンカーも海賊に襲われてしまうのかしら、 と遠くの景色に想いを巡らせてみる。しかし岸から眺めるマラッカ海峡は平穏、 南国ののんびりした時の流れの中しばらく海峡を眺めてみたが、 (残念ながら)海賊が登場する気配など全くない。 ジリジリと南国の日差しが肌に痛い。 それはそうと臭い、臭いのだ。マラッカの海が臭いのだ。 海は瀬戸内海より不透明だし、なんか景色も絶景とは言えないし・・・。 やはりここは海のスラムなのか!?そりゃ海賊も住み着くわぃ!
  マラッカは海峡だけでなく、ポルトガルやオランダの占領時代の遺産があり、 けっこう有名な観光地でもある。 歴史の教科書に登場するカッパ頭で印象深いあのフランシスコザビエル、 彼がが日本に来る前の活動拠点がここマラッカだったらしい。 そのカッパおじさんの残した教会やらいろいろ残されていて、 観光地マラッカを支えている。 私も教会なども参観したがイマイチ興味をそそられない、 Melaka 教会といえばもっと建築物としてゴージャスでなきゃ。 形状やレリーフを凝ってくれないと、赤い壁だけじゃ神聖感が足りないんだなぁ・・・ と言いつつ教会をバックに記念撮影パチリ。
  私がそそられたのは、ポルトガル占領時代の帆船の博物館の敷地内にある 原寸大の帆船レプリカ。帆船ってかっこいいなぁー、 船体の丸みとかのデザインがキュート! いままであまり船関係には興味がなかったがちょっと目覚めてしまうかもしれない。 メインの博物館のほうはガッカリ。照明が暗すぎるし、 あまり意味のない浮き輪を過剰に意味ありげに展示してるし・・・、 まったく愛情が感じられない博物館であった。 これなら日本の某ゲーム会社のそこそこ評判のいい「大航海時代ONLINE」を 体験プレイできるようにしたり、ミュージアムショップでソフト販売すればいいのに、 子供たちを惹き付けられると思うのだが・・・ (あ、べつに宣伝してるわけじゃありませんよ、この仕事係わったことないし。 オフラインのニンテンドーDS版も好評発売中!)。
  そんなこんなで、海賊に遭遇するエキサイティングな展開にはならずに シンガポールに帰還。それにしても、往路と復路でバス代の差が激しかった。 往路はシンガポールでチケットを買って約1875円。復路はマレーシアで買って約588円、 マレーシアで買うと3分の1の値段だ。 ちなみに食事はシンガポールのだいたい半額ぐらいで食べられる。 しかも今のところすべてマレーシアの食事はうまい!いいぞマレーシア!! しかしビールは日本並みに値段が高い、イスラム教国家のせいか!?


新年快楽! 2007.2.18
  きょうは旧暦で言うと、2007年の元旦。 国民の7割が中国系であるシンガポールでも、 やはり春節(旧正月)は1年で最も盛り上がる。 Chunjie2007 会社は土日を含めて4連休だ(正月休みにしては少ないか・・・)。
  せっかくシンガポールに来ているのだから春節の盛り上がりを体感しようと、 私は大晦日のチャイナタウンへ出掛けた。
  う〜予想はしていたが、チャイナタウンの中心部は人だらけ・・・。 常夏のシンガポールなので、人込みに入ると余計に暑いし、 シンガポールはおデブさん遭遇率が高いのでこれまた暑い。 ついでに言わせてもらうとブサイク女の遭遇率も高いので暑苦しい。 (ん?暑さとは関係ないか!?)
  露店が並び、日本の大晦日のアメ横状態でマイペースでは歩けず、 流されている感じで露天を見ていく。 真っ赤な春節飾りやお菓子類が売られている。 中国系の正月だというのに、たまに印度系のおっちゃんが 露店を出して便乗商売しているのがほほ笑ましい。 大通りは歩行者天国になり、イベントステージが設けられ、 歌や踊りのパフォーマンスが繰り広げられている。
  盛り上がりが最高潮になるのはやはりカウントダウン。 イベントステージを中心に皆でカウントダウンをして午前0時を迎えると、 仕掛けられた爆竹がバリバリバリと炸裂し、花火がドドドーンと上がる。 ひゃー、この爆竹と花火の音が耳だけでなく身体全体に伝わってくる迫力! カウントダウンまでのイベントは正直言って冗長だったが、 新年を迎えた瞬間のこの爆竹と花火は興奮させてくれた。 爆竹の炸裂したあとの白煙が充満し火薬の香りがまた良かった。
  去年の春節は横浜中華街のカウントダウンを体感したが、 やっぱシンガポールのほうが火薬の量が断然多い分、迫力と気分の高揚が大きい。 (ちなみにシンガポールでは個人での爆竹の使用は禁止)。 爆竹の使用が解禁された中国本国はもっとすごいのかなぁ・・・ いつか本国の春節を体験したい。


ジョグジャ A 2007.2.4
  1泊2日のジョグジャカルタ旅行、 Borobudur この旅の目的は世界遺産を見ることだ。
  1日目は大乗仏教寺院遺跡「ボロブドゥール」 (写真上:前回のガイドさんの写真も合わせてご覧ください、 ボロブドゥールの全体の大きさがわかってもらえると思います。 今回の写真はボロブドゥールの上部分。)。
  ボロブドゥールは形状がかっこいい。 円錐状のストゥーパ(塔)のデザインが遺跡でありながら、 未来を感じさせる洗練された形状に思えて興奮してくる。 残念ながらこの日は大雨で、傘をさしていたものの、 靴も鞄もびしょびしょになってしまってすっきりしない観光になってしまった。 晴れていたなら、もうちょっとゆっくりここに佇んで、 物思いに耽ってみたかった・・・。
  2日目はヒンズー教寺院遺跡「プランバナン」(写真下)。 プランバナン参観の時はすっかり快晴で気持ちよかった。
  プランバナンは地震の影響でけっこう崩れてしまったらしい。 Prambanan 現在も、今にも崩れそうな部分があり、足場も組まれ復旧の最中のようだ。 危険なためかある程度までしか近づいて見れなかった。
  どちらもすばらしい遺跡だったが、私は断然ボロブドゥールが気に入ってしまった。 雨さえ降らなければもっと楽しめただろうに・・・。 ちょっと心残りだが、死ぬまでにまたこのジョグジャカルタに 来る機会があるか怪しい。遺跡以外に何も無いんだよなぁ・・・ 遺跡が見たくなったら、とりあえずカンボジア行っちゃうだろうなぁ。 もっとすごそうだから・・・。


ジョグジャ @ 2007.2.4
  私にとって初の赤道越え、南半球に初上陸である。
  目的地はインドネシアの歴史の街ジョグジャカルタ。 シンガポールから飛行機で1時間半で、まずは首都ジャカルタに上陸。 到着ビザを入手し入国審査を通過。ジョグジャカルタに行くには、 更に飛行機に乗らなければならない。(「ジャカルタ」と「ジョグジャカルタ」 名前は似てますがかなり離れた街です、 「大阪」「新大阪」って感覚ではないのでしっかり区別して読んでください。)
  空港で乗り継ぎ場所に迷ってると、たまたま居たおじさんが教えてくれた。 シンガポールも親切な人が多いが、インドネシアもいるんだなぁ親切な人、 と感心した直後、彼はチップを要求してきた。あぁやっぱ無償の親切じゃないのねー、 と慌てて私はさっき換金したルピア(Rp.)を財布から出そうとした。 ルピアのレートも慣れていないしチップの相場もわからなかったので、 とりあえす5000Rp.(JPN\65)を出してみた。するとおじさんは不満な表情になり 財布を覗き込み、違うのがあるだろうと言いたげで、 50000Rp.(JPN\650)でなんとか納得してくれた。驚いたことにそのおやじは、 私の連れの同僚からも50000ルピア札を巻き上げていた。 その当時は、チップを高めに取られたという感覚はあったが、 インドネシアの物価もよくわからなかったのでそのままおやじに丸め込まれたが、 周囲の売店でパン1個が5000Rp.(JPN\65)で売られていたりする。 うぉーぃパンが20個も買えるぞ! いくらなんでも乗り場を教えたチップで1300円はあり得ないだろう。 どうやら外国人観光客とわかりぼったくりまくったようだ。 早速インドネシアのぼったくり洗礼を受けた我々ふたりは、 安全な国シンガポールで精神が弛んでいたことに気付かされた。 海外にいるという緊張感を忘れてはいけない!
  そんな首都ジャカルタから飛行機で1時間半、ジョグジャカルタに到着。 やっぱりシンガポールや日本は綺麗だなぁと改めて実感させてくれる ジョグジャカルタの汚く荒れた街の風景。 建物はボロいし、屋台は衛生的にやばそうだし、 人相悪い人多いし(・・・これは偏見か!?)。
  ジョグジャカルタといえば去年5月と7月に大地震と大津波で たいへんなニュースだった。 その災害でこんなボロい街なのか!?もともとも汚いと思うが、 ジョグジャカルタに到着後合流したツアーガイドのフィットロさん(ジャワ人)は しきりに地震でたいへんだったと何度も言う。 よく見てると、明らかに地震で屋根が崩れてしまった体育館などがあったり、 2階が地上付近まで陥没している家があったりする。 災害からの復興は途中といった感じのようだ。
  ちなみにガイドのフィットロさんは日本語を話すのは上手だが 聞くのが苦手なようで、マシンガンのようにしゃべるが、 こちらが質問しても質問を理解するのに時間がかかる。 おもしろいのは彼の口癖「イェーィ」。 日本語の感覚だと「あのー」「えーっと」など、 ちょっと間を挟む時に使う言葉に彼は「イェーィ」を使う。 例えば、「このジョグジャカルタの街は、イェーィ歴史の街、 日本で言うと、イェーィ京都です。」とこんな感じ。 Borobudur なんか安っぽくかっこつけてる感じでちょっと間抜けなキャラクター、 私はときどき笑いそうになるし、旅の後半には彼の話を聞きながら 「イェーィ」が出てくるのが楽しみになってたりした。 写真は、大雨の中、「イェーィ」連発でボロブドゥール遺跡を案内するフィットロさん。 (遺跡観光については次回を読んでください)
  話題を地震に戻して、そういえばこのジャワ島地震の直後、 義援金に私も1000円協力した。 赤十字はちゃんと私の1000円を役立ててくれたのだろうか。 スマトラ島沖地震の時も私は1000円協力したので、 ここ最近でインドネシアに2000円も協力したのだ・・・・・ なーんてセコイことは言わないでおこう。協力できることは協力したい。
  ジョグジャカルタに来てから知ったのだが、 なんと昨日から首都ジャカルタでは、大雨の影響でひどい洪水になってるらしい。 この洪水だから旅行はキャンセルするかと思ったと言われてしまった。 う〜んこんな状況だとは全く知らなかった・・・。 ついさっきジャカルタの空港を経由してきたのが嘘のようだ。 空港ではたしかに雨が降ってたが洪水という状況ではなかった。 Jakarta 空港とジャカルタ市内はけっこう離れてるのかしら。 帰りもジャカルタを経由するので心配だったが、 意外にもすんなりシンガポールに帰れた、よかったよかった。 写真はジョグジャカルタの地元の新聞。人の胸まで浸かるひどい状況・・・。 死者は40人で30万人が避難したらしい。
  我々が観光したジョグジャカルタのほうも、大雨に悩まされ、 観光に影響が出てしまったが、ひどい状況にはならなくて済んだ。 ひどくないと言っても、地元の感覚であって私の感覚ではひどかった・・・。 シンガポールでバケツをひっくり返したような雨には慣れているつもりだったが、 ジョグジャカルタの雨のほうがまさにバケツだった。 よくこんな量の水が空にあったなぁっと不思議になるくらいの量だ。 日本に居てはぜったい味わえない大粒の雨。写真ほどひどくはないが、 ジョグジャカルタ市内の道路もあちこちで大水溜りができて、 車が通るたびに派手な水しぶきをあげている。
  すっかり文章が長くなってしまったが、もうひとつ報告したい事件がある。
  食事をそれなりに衛生状況のいいレストランで摂ったのだが、 スピーカーからは音楽が流れ、インドネシアなりにしゃれた感じの店だった。 (味はおいしいとは言えないがまぁ食べられなくは無い)、 何気なく食事をしていたら、突然ボンッといって目の前が真っ暗になった。停電だ! え〜北朝鮮かここは!と思わず笑ってしまった。 周囲の客や店員はパニックになる様子はない。 いつかテレビで、北朝鮮ツアーの隠し撮りビデオが放送されてて、 同じように停電になってローソクが運ばれてくる場面を見たことがある。 予想通りここインドネシアでも、程なくローソクがテーブルに置かれた。 しばらくして通電し、明るくなり音楽も流れ始めた。 大雨の影響かなぁ、なんて連れの同僚と話しつつ 食事を続けていると、ボンッ、まただ! さっきのローソクは点けたままだったので食事続行。 程なく通電。しかしこんどは照明が暗い、いくつかの照明を消している様子。 大雨の影響ではなく、ただの電力の使いすぎか!?
  イェーィ、やはり途上国に来ると、驚くことが多い!


グラ

散文 散文 散文最新 散文 散文最新 散文一覧

グラ