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グラ
ブルネイ・ダルッサラーム 2007.9.16
  シンガポール滞在も残りわずかになり、 滞在中にしか行けないようなところへ行っておかなければと焦りを感じて、 東南アジアの地図を広げてみる。 カンボジアやベトナムも行ってみたいが、これら観光で有名な国は日本に帰ってからでも、 なんだかんだで行く機会は作れそうだ。 やはりなかなか行くことがなさそうなところを攻めねば。 ミャンマーか、ブルネイか、東チモールか・・・、となれば政情が安定してるブルネイしかない。
  出発まで1週間も無かったが、あっさり予約も取れて、 無計画にやってきましたブルネイ・ダルッサラームの首都バンダル・スリ・ブガワン。名前長いなー。 ついでに入国審査も長いなー、入国審査官はなにやら丹念に私のパスポートを見ている。なにか私に問題でも?? ちょっとドキドキしたけど他の人も長かった様子(南国の仕事のペースか)。
  天気もいいので空港の外に出て深呼吸〜、気候はシンガポールと大差ないようだが、 おや、なんか違うぞ、なんだなんだ??においだ! シンガポールには無かった樹木や土の香りだ! シンガポールは自然があるのに、虫が少ないし、においも少ない。 KampungAyer やはりシンガポールの管理された自然とは違い、自然のままの自然なのかもしれない。
  市内中心部へ足を運び、カンポンアイールという有名な水上集落(川の上の高床式の建築郡)を観光。 川岸から水上集落を眺めてると、渡し舟のおじさんが「乗れ乗れ」とウルサイ。 しばらく無視していたが、この舟に乗らないと水上集落を間近で体験できないようなので、 結局おじさんの舟に乗ることにした。 交渉して、このへんを20ブルネイドル(JPN\1600)で1時間でひと回りしてもうらうことに。
  ちなみにブルネイの通貨は、シンガポールドルと固定相場になっており、 シンガポールの紙幣がブルネイ国内でも使える。 シンガポール紙幣でおじさんに支払ったが普通に受け取ってくれた。 逆にシンガポール国内でも、ブルネイの紙幣が使える。 シンガポールへ帰国して使ってみたが、 店員に少し意表を突かれた表情がでるが、問題なくブルネイ紙幣を受け取ってくれる。
  さて、渡し舟のおじさんだが、なかなか親切で、景色に応じて解説してくれる。
それによると、学校はもちろん病院まで水上に建てられている。なかなか見応えがある。舟で民家の下を通り抜けたりしながら見ていると、 たまに無邪気な子供たちが手を振ってくる。私も振り返して、なんかこの国の豊かさというか柔らかさを感じた気になれる。 東南アジア各地にこのような水上集落があるようだが、今も3万人が暮らしているブルネイの水上集落が最大規模らしい。
  昼食を食べようとレストランを探したが、レストランやフードコートはどこも閑散としている。 程なく気づいたその訳は、まさに現在は断食月なのだ!イスラム教国家のブルネイは国民ほとんどがイスラム教で、 観光客もすくないとなると、もう昼間のレストランは営業してないも同然のようだ。 私は閑散としたレストランで暇そうな3人の店員にジロジロ見られながらナシレマ(マレー料理)を食べた。 きっと彼らは腹の虫が鳴っているのだろう・・・がんばって精進なさい。
  ブルネイには実質2日間滞在したが、私の印象では治安もいいし、街もそれなりにきれいなので、 シンガポールと同じくらい住み易い気もした・・・が、しかし、 街が狭いし、ショッピングセンターはあるものの、それ以外になにもない気がした。 売っている物もシンガポールやマレーシアと同じで面白みがない。
  正直言って、観光地もあまりない。前述の水上集落以外は、イスラム教のでっかいモスクがふたつあるくらいか。 old mosque 東南アジア最大の遊園地もあるそうだが、ひとりで行っても虚しそうなのでやめた。
  旅行中、困ったことがふたつ。まずひとつはタクシーがつかまらないこと。国民が比較的豊かで自家用車あたりまえの社会のせいか、 街を走るタクシーをほとんど見かけない。タクシーステーションは中心地に1箇所あるが、 それ以外のところからタクシーを拾おうとしてもまず無理のようだ。 私も結局近くのホテルに駆け込んでタクシーを呼んでもらって、ようやく移動できた。
  困ったことふたつ目は、ビールが売ってない。東南アジアの熱帯気候の中を汗をかきながら観光した後は、 ビールを1杯飲んで1日を締めたいと思うのだが、どこにも売ってないのだ。ホテルにも無いのだ。 酒類を一切売らないイスラム教国家きびしぃ〜。



KLB Today's JB 2007.9.9
  そろそろ、クアラルンプールからシンガポールへ帰国しようと思った時、 波乱の道中が幕を降ろした!
  今回のクアラルンプール旅行の交通手段、 往路は2週間前にシンガポール駅で鉄道のチケットを買い座席を確保。 クアラルンプールの宿は3週間前に旅行社を通じて確保。 そして復路は長距離バスを利用して帰る・・・目算だった。
  実は復路の長距離バスのチケットは予約購入していなかった。 その理由のひとつは、シンガポールで購入すると物価が高いせいで、 マレーシア国内でチケットを買ったほうがだんぜんお得である。 それにマレーシアの長距離バスは非常に充実していて、多くのバス会社があり、 しかも同じ路線でも1日に多くの便数があるので、 私の目算では予約無しですぐにチケットが買えると考えた。 以前シンガポールからマラッカへバス旅行したときも、 往路のみチケットを買って復路は当日買う作戦で、あっさり成功した経験があるので、 今回も疑いなく成功すると考えてしまったのだ。
  そう、今回のクアラルンプール旅行では、 帰りのシンガポール行きのバスチケットが売り切れで 買えない事態になってしまったのである。
  クアラルンプール最大のバスステーションへ行って、 当然すぐ買えるだろうと思いながら、てきとうに快適そうなバス会社の窓口へ行って、 「To Singapore.」と言ってみる。窓口のおばちゃんの答えは「No」。 あれぇ、やっぱ快適なバスは売り切れちゃうのかぁ、 と気を取り直して別の会社の窓口へ行って「To Singapore.」と言ってみる。 窓口のおじちゃんの答えは「No Ticket.」。あれぇ、もしかして売り切れ続出? 若干焦り始めたが、シンガポールと国境を接するジョホールバル (地元の人は略してJBという)の街まで帰れれば、 あとはシンガポールの路線バスで帰れるので、 更におじちゃんに「To JB?」と聞いてみる。しかし反応は同じ「No」。 他にもシンガポール行きのあるバス会社はたくさんあるので、 希望を捨てずに窓口をハシゴしてみる。しかし、どこの会社も売り切れなのだ! 私が窓口に立つと「いらっしゃい」と言う感じで揉み手で食いついてくるのだが、 私が「To Singapore or JB.」というと途端に落胆した表情になり、 シッシと手であっちいけと言う感じに追い払われたり、 明日のチケットならあるけどねぇらしきことを言われる。うぅぅ、 明日私は仕事あるからきょう中にどうしてもシンガポールに帰らなきゃならんのだー、 と焦りがMaxレベルに・・・泣きそうになりながらバスチケットを探し回った。 心の涙か焦りの冷や汗か、はたまた熱帯マレーシアの暑さか、もう汗ダラッダラである。余裕がなくなり持病のアトピーが痒い。 とにかくシンガポールはあきらめて、ジョホールバル行きのチケットをさがそうと、 あらゆるバス会社の窓口へ行って「Today's JB.」を連呼した。 しかしどこも売り切れ。クアラルンプールからジョホールバルの距離は、 日本に当て嵌めると東京から名古屋ぐらいの距離、 タクシーで行ってくれるような距離でもないし・・・、 ふととなりの窓口を見たら「Melaka 12:00」と表示されていた、 なるほど12時発マラッカ行きのバスならまだチケットがあるのか。 マラッカとはクアラルンプールから南へバスで2時間くらいの街、 はるか南がシンガポールなので、マラッカに行けば少しシンガポールに近づくことになる。 それにマラッカへは以前遊びに行った経験があり、 そこに大規模なバスターミナルがあることを知っている。 もしかしたらそこでジョホールバルやシンガポール行きのチケットを 買えるかもしれない。そういう作戦が思いついたら迷ってる時間は無い。 早速その12時発のマラッカ行きのチケットを買った。 出発の12時まであと10分しかない、急いで水とパンを買って乗り込んだ。
  そして不安な気持ちのまま約2時間半マラッカへ到着。 私は早速各社の窓口をハシゴして「Today's JB.」を連呼。 むなしく「No Ticket.」の答えばかり。あぁここにもチケットは無いかぁ・・・。 ここで立ち止まるわけにもいかないので、 少しずつでも南下していく作戦を続けることにした。 マレー半島の地図を見ながら、よりシンガポールに近い街で且つバスが運行している街を チェックしながら、チケットがまだ売っているか窓口をハシゴして尋ね回った。 そしてここマラッカから約3時間のバトゥパハという街へ行くことにした。 バトゥパハからジョホールバルやシンガポール行きのバスを探す作戦だ。 けっこうボロくて汚いバスだったが、なんとかバトゥパハに到着したのは、 午後5時。クアラルンプールを出発してから5時間経過。 ジョホールバルまでは地図で見る限りあと3時間はかかる。 ジョホールバルからシンガポールの住まいまでは1時間ぐらいと考えて、 午後9時半には帰宅できるかなぁと考えながら、バトゥパハのバスステーションで チケットを探す。しかし、やっぱり「Today's JB.」の連呼もむなしく、 どこも売り切れ・・・。しかもジョホールバルまでの間には これといった街が地図上に無いのだ。東方向に行けば街はあるのだが、 そこは遠回りになってしまい無駄な時間になってしまいそうだ。 バスが無いとなると・・・鉄道の駅も近くに無いし・・・もちろん空港もない。 タクシーか!?ここからジョホールバルまでは、約150km(東京から静岡くらいか)。 その距離をタクシーで行くのは常識的にアリなのか!? でもジョホールバル行きのバスが売り切れなのだから、私みたいに買えなかった人たちの 需要はあるはずだから、お金さえあれば可能かもしれない。 それにふと思い出した、沢木耕太郎著「深夜特急」の中で彼もまさにここマレー半島で 乗り合いタクシーに乗って相当な距離を走っていた(時代はだいぶ違うと思うが)。 そのことを思い出して勇気が湧いてきた。幸いお金はあるので タクシー運転手に交渉してみるべく、停車しているタクシーの運ちゃんに話しかける。 私が「ジョホールバルに行きたい」というと曇った顔をした。 うーん、やはりジョホールバルは遠すぎるかぁ。こちらも困った顔をしていると、 運ちゃんがなにやら指差した。その方向をみてみると、ボロいプレハブっぽい建物の前で、 ひとりのアロハ着たおっちゃんが忙しそうにタクシーを誘導している。 どうやらここのタクシーステーションの管理人らしい。 とにかくそのおっちゃんに話してみろってことのようだ。 早速、おっちゃんに「ジョホールバルに行きたい」と言うと、 しばらく何かを探すようにキョロキョロして 「じゃぁしばらくここに座ってろ、JB行くやつが4人集まったら出発だ、 そのほうがディスカウントになっていいだろ。」 という意味のことを言ったようだ(英語力が弱いのでほぼ想像翻訳です)。 おぉ、じゃぁ乗り合いタクシーでジョホールバルまで行ってくれるってことかー、 「OK,OK.」私はうれしくてOK連呼。これで帰ることができる! さらに値段を聞いたら「4人乗るなら、ひとり34リンギ(JPN\1090)だ。」 おぉさすがマレーシア、この私の状況においては全く問題ない値段だ。
  そんな展開でベンチに腰をおろし、4人集まるのを暫し待つ。 間も無くひとりの男性客がやってきたが、あとふたりがなかなか集まらない。 もしかして4人集まらなければジョホールバルへ行ってくれなかったりして・・・ なんて心配も湧き始めたが、1時間くらい待った時、ひと組のカップルがやってきた。 これで4人になったので出発!ってことになったが、そのカップルの男がデブなのだ。 運転手含め5人乗りのタクシーに、客が4人だとただでさえキツイのに・・・。 助手席には唯一の女性が座り、残った男性3人(私、デブ、中肉中背)は、 後ろのシートになった。ここで私の気の弱さが出たと言うか、タイミングを間違えたと言うか、 最も乗り心地の悪い後ろの真ん中の位置になってしまった。左隣がデブなので、 その分私の体勢は右に傾いた状態。そんな傾いた体勢で約2時間過ごすことになってしまった。
  ジョホールバルへ着いたのは午後8時半、タクシー運転手がけっこう飛ばしてくれたおかげで、 だいぶ早く到着できた。無事にシンガポール行きの路線バスにも乗れ、 イミグレーションは混んでいたものの、午後10時半に住まいへ戻ることができた。 ふぅ、これで明日はちゃんと出勤できる。
  クアラルンプールを出発したのが12時なので、約10時間半の心休まらない旅となった・・・ あぁ疲れた・・・。マレーシアの交通事情を過信した結果だが、またマレーシアの 交通事情に助けられた結果でもある。


KLA 暫定2位 2007.9.9
  クアラルンプールに行く前、会社の同僚のシンガポール人やマレーシア人に、こんどクアラルンプールへ遊びにいくんだ、と言うと、 シンガポールと同じような街で、買い物くらいしかすることないよ、と言われ、彼らにとってはお薦めスポットではないらしかった。 確かに街の雰囲気や売られている物はシンガポールとほぼ同じである(物価は違うけど)。 KLCC しかし、ピンポイントで見ていくとシンガポールとは異なったおもしろさが見えてくる。

● いやぁやっぱクアラルンプールの象徴はこれでしょう!ペトロナスツインタワー! このステンレスの冷たさの美しい輝き。ちょっと電力使いすぎ感が気になるが夜景がまたすばらしい!
  ちなみにペトロナスツインタワーは世界で2番目に高いといわれるビル。 以前私は中国上海の金茂ビルへ仕事で行ったことがあるが、当時金茂ビルは世界で3番目と言われていて、 ペトロナスツインタワーが1番高いと言われていた(更に高いビルがあるのか〜としみじみと想ったものだ)、 しかし現在は台湾の台北101というビルに抜かれてしまい2位に転落。 もう少し早く来られれば世界一を体感できたのだが・・・。 そしてもうすぐアラブ首長国連邦のドバイにドバーンと常識破りの高いやつができてしまうらしい。
  まぁそんな記録の話はさて置いて、行ってきました展望台・・・と言っても一般に入れるのは88階のうちの40階の渡り廊下のみ。 なんかケチだなぁ、88階に展望台を作って公開して入場料でがっぽり儲ければいいものを。40階なんて中途半端な・・・と思うが、 そんな中途半端な展望台でも登りたい人は多くて(私もやはり登らずには気が済まない)、朝8時の入場券配布開始時間に行くと、もうすでに200人近い行列が・・・。 そして私は10時15分の整理券をゲットした。
  時間になって行くと、まずはツインタワーのことやペトロナスというマレーシアの国営石油会社の紹介ビデオを見せられる。 (そういえば、マレーシアを車で走っているとペトロナスのガソリンスタンドをよく見かける。なんか洗練されてなくて、だっさいロゴのガソリンスタンドだなぁと思って気になっていた。) ビデオのあとは、エレベータで40階まで約40秒で昇る。おぉ40階とはいえやはり眺めはなかなか良い、天気も良くて気持ちいい。 けれど制限時間があり15分ほどで降りなければならない。うーんでも15分で充分かな・・・。やはりこのツインタワーは下から見上げて、 KLCC 視界に入りきらないぐらい高いよ〜、とか、キンキンに冷たくて痛みすら感じてしまいそうなくらい美しいわ〜などと昼夜のタワーの容姿を楽しむのがベストかな。
● 街行く人。さすがはイスラム教国家、女性のほぼ8割が皆長袖でスカーフを頭に巻いて素肌を隠している。 シンガポールの中華系女性は、いい歳越えたおばちゃんまでもキャミソールを着て肌をさらしているので、おいおい、と不快感を覚えることがある。 そんな彼女らと比較すると、 長袖を着てスカーフを巻いている女性はやはり品があって好感がもてる。 顔つきや肌の色が浅黒くて中華系ではないことがわかる。シンガポールは8割が中華系で、一瞥すると日本人と変わらないので異国感は感じないが、 クアラルンプールではそれが逆転して、浅黒いマレー系の人が8割を占めているので異国感を充分に感じることができる。
● コンビニに入ったら、ガムが売ってたことに驚いてしまった。シンガポールでは見事に売ってないガム、しかも国外からのガム持ち込みも禁止されている。 久しぶりにガムが売られていることに感動してしまい、ついついたくさん買ってしまった。シンガポールスタッフへのおみやげにしよう・・・(あ、持ち込み禁止だけど・・・バレなきゃいいか)。
● 地下鉄の車両はボンバルディア社製、エスカレータはシンドラー社製が多かった。両社とも事故で有名になった会社なので、乗っててなんかドキドキした。 ちなみにシンガポールのエスカレータやエレベータは、オーチス社製が多い。

  結局、計7時間くらいしか観光する時間がなく、充分にクアラルンプールを楽しむことができなかったが、また機会があれば来てみたい都市だ。


KL@ マレーの車窓から 2007.9.8
  世界の車窓から。きょうはマレーシアの首都クアラルンプールへ向かいます。 (石丸謙二郎のナレーション風)
  シンガポールからマレー半島を北上してタイのバンコクまで鉄道が敷かれている。 大陸の鉄道、さらには鉄道での国境越え、魅力的じゃないですかぁ〜。
  ってことで、鉄道でのクアラルンプールへの旅へ出発! (バンコクはちょっと遠すぎるのでとりあえずクアラルンプールまで。)シンガポール駅プラットホーム内にマレーシアのイミグレーションがあり、まずそこでマレーシアの入国手続きをする。 そして乗車後30分ほどでウッドランズ駅で全員下車させられ、シンガポール出国の手続きをするという鉄道での国境越えの手続きはは順番がおかしな状態になっている。
  さて列車内の様子だが、古くてボロい。古いと言っても銀河鉄道999的なノスタルジックな古さではなく、近代的な車両なのだが、シートの布が破れていたり、 テーブルが無くなってたりという感じ。各車両に1台テレビが設置され、そこで映画らしきものを流してくれるが、どうも画像が悪くて見る気になれない。 そのテレビの上には、デカデカと「Panasonic」と書かれている。スポンサーなのだろうが、この映像の汚さじゃパナソニックというブランドにとってマイナスだ。
  それから車内はとにかく揺れる。レールの質や敷き方が甘いのだろう、座っているぶんには問題はないが、トイレなどにいくために通路を歩いている人が、 列車の揺れでバランスを崩し座ってる私のほうにグワーンと倒れ掛かってくることがよくあった。私も食堂車へ行こうと通路を通ったときは何度も座っている乗客に襲い掛かりそうになった。
  車内はさておき、楽しみなのは車窓からの眺め。シンガポールを出発し、椰子やゴムの木など熱帯らしい森を眺めながら進む、 途中駅では朽ちかけた駅舎がなかなかかっこいい。そして列車はマレー半島を北へ北へと進んでいく。 椰子とゴムの木と、ときどき朽ちかけた駅舎、椰子とゴムの木と、ときどき朽ちかけた駅舎。 たまに泥水の小さい川がめぐってくるが、椰子とゴムの木と、ときどき朽ちかけた駅舎が7時間つづくとうんざりである。 もっと見晴らしのいい大草原や、高い山々、大河をまたぐ鉄橋など、わくわくするような景色を用意して欲しかった。 しかも終着駅クアラルンプールセントラルには30分遅れで到着。疲れた。 はるかタイのバンコクまで続くこの鉄道、もしかしてバンコクまで椰子とゴムの木と、ときどき朽ちかけた駅舎なのか!?
  列車の揺れにおいても、車窓からの景色においても、日本の列車のクオリティの高さを実感する旅であった。マレー鉄道は1時間も乗れば満足だ。


GCA 2007 2007.9.7
  奇しくもシンガポールへ出張で来ているときに、 GamesConventionAsia(GCA)という、アジア全体を対象にしたゲームショウの 記念すべき第1回がシンガポールで開催された。 長期的に見てアジアでもっとコンピュータゲームを 盛り上げていかなきゃねって感じで始まったらしい。 仕掛け人はヨーロッパのゲームショウを仕掛けた人だとか。
  シンガポールのコンピュータゲーム事情も中国などと同じく(中国よりかはマシか)、 違法コピーなどの海賊版が一般的に出回っているようだ。 シンガポール人に話を聞くと、ハードはちゃんと買うけど、 ソフトはだいたい違法ダウンロードで手に入れるという。 業界が違法コピーに侵されている国家での このような見本市は成功するのかと疑問が湧くが、見学しないと気が済まない。
  会場に足を運ぶが、東京ゲームショウ(TGS)のように人がそれほど多くない。 入場料は無料というのに・・・。会場の規模はTGSの7〜8分の1といったところ。 日本に馴染みのある企業の出展は、任天堂、SCE、EAぐらい。 他にXBOX360の出展が少しあるが、その他の多くはPCゲームの出展(全体の約半分がPCゲーム)。 最新作の発表やプロモーション映像も少なく、イベント用ステージはあるものの、 私の見た限りではイベントをやってる気配なし。 チラシ配りもほんの数社で、どうも全体的に活気が感じられない。 唯一活気があったのが、Wiiの体験コーナーでちびっ子たちや親子連れが 楽しそうに遊んでいた。
  シンガポール人のゲーム嗜好は欧米に似ているのか、 スポーツゲームやファーストパーソンビューのシューティングが人気があるようだ。 このGCAに限らず、街のゲームショップをのぞいても、 XBOX360のゲームが最も人気があるように感じる。 日本と違って、DSはどこでも在庫があるし、 PS3なんて見向きもされていない印象(あ、PS3は日本も同じか!?)。
  各ブースの試遊機もほぼ待ち時間なしでプレイできる。 客の少ない試遊機では、暇を持て余した係員が自ら遊んでいる始末。 私の見るかぎりでは、これといった目を惹く作品もなく、 1時間もしないうちに見尽くしてしまった感じだ。
  全体的に展示方法も甘く、看板やポップが少なく、 いったいなんのタイトルを展示してるのかがわかりにくい。 あっても文字だけで訴求力に欠けていたり、試遊機にはなんの説明も無いし、 係員も不在だったり・・・。もうすこし展示方法を考慮してもらいたい。 その点で言えば、よくできていたのはSCEとEAのブース (この2社はさすがE3やTGSで慣れているという感じ)。 展示タイトルのデカ看板の下に試遊機があり、 説明役の係員もちゃんといたのでわかりやすかった。 (TGSのSCEブースでは毎年、品のあるコンパニオンがいるが、 GCAでは残念ながらただの地味なお兄さんだった)。
  SCE以外のブースには、コンパニオンのおねえさんも居ることは居るが、 日本のクオリティには遠く及ばない。歩き方からしてやる気のないガニ股歩き。 コスプレねえさんも数組いたが特筆すべきことはない。
  同コンベンションセンター内の別フロアでは、 フードフェスティバルが催されていて、そちらはけっこう盛り上がっていた。 そこで私は「JapanesePizza」と銘打たれたお好み焼きを食べた。味は普通だったが、 やきそばの代わりに米の面(太いビーフンみたいな感じ)が使われていたことに シンガポールらしさを感じた。
  私は金曜の夕方に、このGCAを見学したが、土曜と日曜も開催しているので、 家族連れなどが多く来場して、 フードフェスティバルに負けないくらい盛り上がるのだろうか・・・ (あまり期待できそうにない)。



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