【2005年に見たDVD、ビデオ(TV録画含む)】

1月 オーシャンと11人の仲間(アメリカ。1960) オーシャンズ11(アメリカ。2001)
2月 天下無賊(中国) 青蛇転生(香港)
3月 アンディ・ラウの野獣戦線(1989年。香港『愛人同志』)
4月 レスリー・チャンの恋はあせらず(1994年。香港『錦繍前程』) スー・チー in トラブルセブン(1999年。香港『我愛777』)
5月 ワニとジュナ(韓国) 少年阿虎(2003年。香港) 真情あふるる軽薄さ(2001年。演出:蜷川幸雄)
6月 韓城攻略(香港) 精武家庭(香港)
7月 おばあちゃんの家(韓国) エブリデイ・イズ・バレンタイン(2001年。香港『情迷大話王』) スケッチブックボイジャー(1995年。キャラメルボックス)
8月 私にも妻がいたらいいのに。(2000年。韓国) オー!マイDJ(2004年。韓国) オーバー・ザ・レインボー(2002年。韓国) アンディ・ラウの獄中龍(1990年。香港『獄中龍』)
わが心のオルガン(1999年。韓国) 三岔口(香港) インファナル・アンフェア(香港) ケンジ先生(1998年。キャラメルボックス)
9月 ラヴァーズ&ドラゴン(2004年。香港) 早熟(2004年。香港) 誰にでも秘密がある(2004年。韓国)
Rain's 1st Live Concert(2005年。韓国) 九龍帝王(1992年。香港『廟街十二少』)
10月 インタビュー(1999年。韓国) ダンス・オブ・ドリーム(2001年。香港『愛君如夢』) キャンディード(2004年。演出:宮本亜門)


天下無賊

2004年。中国。監督:馮小剛。

劉徳華と劉若英はスリの夫婦。うまくやってきたのに、突然妻が「足を洗う。あなたと別れる」と宣言。夫と別れて一人歩き始めた妻は、ソー根(広東語吹替え:杜[シ文]澤)と知り合う。ソー根は稼いだお金6万元を持って里帰りすることになったが、列車に乗り込む際に自ら大金を持っていることを大声で話すソー根。夫はきっとこのお金を狙うと心配した劉若英は、目的地まで彼を守ろうと決意する。
案の定、一緒に乗り込んできた華仔。さらに胡黎(葛優。広東語吹替え:黄秋生)を頭とするスリのグループ(林家棟、李冰冰)もソー根のお金を狙う。狭い電車の中で、華仔と胡黎たちのあざやかな手さばきによる戦いが始まる。

とにかく華仔のボサボサ長髪がイヤ。アップが耐えられない華仔なんて…(泣)。でも、お話は面白かった。狭い電車の中でのスリリングな時間。最後は口イッパイに薄餅で具を巻いたものを黙々とほおばる劉若英に泣けた。


青蛇転生

青蛇 1993年。香港『青蛇』。監督:徐克。

南宋時代。妖怪も一生懸命修行をつむと人間に近づけた。しかし、高僧(趙文卓)は、修行していようがいまいが妖怪の存在は許せない。見つけると問答無用で退治しちゃう。
千年修行して今やほぼ人間となった白蛇の精(王祖賢)と、まだ五百年しか修行してないため、蛇の習性が抜けきれない青蛇の精(張曼玉)の姉妹。姉は先生(呉興國)に恋し、2人は結婚して妹と共に町外れの屋敷に住む。ある時先生は彼女たちが蛇であることに気づくが、そのままにすることにした。しかし、彼に妖怪が取り付いていることに気づいた高僧は、自分の忠告を受け入れない先生を寺に誘拐し、出家するよう諭す。その時、姉は先生の子供を宿していた。

誰が一番悪いって、高僧が一番悪い!頭コチコチで、すっごい技を身につけるほど修行してる割には、未だ煩悩抜けきれず、青蛇の誘惑に体が反応しちゃう(笑)。「蛇たち憎し」は、その悔しさの反動ではないだろうか?(爆笑)
先生が「放っておいてくれ」と言ってるのに、「いいから出家しろ」と、超おせっかい。結果、一番大勢を殺したのはあ・ん・た!白蛇も青蛇もな〜んにも悪いことしてないのに(むしろ、人助けしてたのに)。
張曼玉がとてもエロチックに王祖賢とからみ、先生を誘惑し、高僧にまとわりつく。きれいだわぁ。でも、主役は白蛇だと思うのだけど、なぜ題名は「青蛇」?


ワニとジュナ

2001年。韓国。監督:キム・ヨンギュン。

アニメーションの動画作家ワニ(キム・ヒソン)は、(たぶん)ソウル近郊にある幼い頃から育った家で、シナリオ作家志望のジュナ(チュ・ジンモ)と暮らしている。ある日、母から義弟のヨンミン(チョ・ソンウ)が2ヶ月後に留学から帰国するという電話を受け、ワニは動揺する。ヨンミンはワニの初恋の相手だった。次々とヨンミンとの思い出が甦ってきて、ジュナへの態度がぎこちなくなっていく。

ジュナ、ステキです。最初のうちは地味〜であまり存在感のない男で、中盤の回想シーンに出てくるチョ・スンウの優しげなまなざしが相変わらずス・テ・キ(*^^*)で、これじゃ「ワニとヨンミン」じゃん、と思ったけれど、ワニの心が揺れているのに気付きながら、何も聞かず、じっと見守っている姿が男らしかった。何気ない気遣いの一つ一つがジ〜ンとしみてきて。ワニの心も過去から引き戻してくれた。観終った時はジュナの方がずっと印象に残った。
留学から戻ってくるヨンミンがいつ出てくるかと待っていたけど、とても爽やかなエンディングだった。


精武家庭

精武家庭 香港。監督・出演:馮徳倫。

整骨院を営む黄秋生は、若い頃SPをしていたといつも自慢話をするが、子供達(馮徳倫、鍾欣桐)は全く信じず、母が亡くなった後は思い切り煙たがっていた。ある日、黄秋生のもとへRocco(王敏徳)が「戴子龍の行方を教えろ」とやってくる。Roccoはかつて、任務遂行中に戴子龍に襲われて半身不随になり、復讐のために彼の行方を必死で追っていた。Rocco一味に襲われ、拘束されてしまった黄秋生。それを知った子供達は父を救うため、鍾欣桐の彼(呉彦祖)と共に戴子龍を探す。

冒頭いきなり白い中山服に身を包み、功夫の達人である、えらく美しい黄秋生。「こんな黄秋生はウソだ!」と思ったら(爆)、それは想像シーンで、ちゃんといつもの(?)の黄秋生に戻りホッとした(笑)。
ステ監督の第2作。1作目も好きだったけど、今回もいいです。アクションもよかったし、時々ポロっと入る小ギャグも楽しい。それに登場人物を皆、監督が愛しているように思える。だからRoccoも含め、悪役ですら憎めない人物に見える。監督が一番かっこいい役を演じているのは置いといて(笑)。
午馬が出てきます!健在です!ジリアンの功夫は相変わらず美しい(*^^*)。やはり最初にドニーに手ほどきしてもらったからだろうか、かっこよかった!


三岔口

香港。導演:陳木勝。郭富城、鄭伊健、呉彦祖、羅家良。

重安組の孫(郭富城)。彼は10年前に失踪した恋人・素芳(李心潔)の行方を今でも探している。カナダからマネーロンダリング事件の証人を護送してきたが、空港を出たとたん、殺し屋(呉彦祖)に狙撃され、証人は殺されてしまう。孫は事件の容疑者である饒(羅家良)が関係しているとみるが、上司(于榮光)は取り合ってくれない。独自に張り込みを始めた孫は、饒の弁護士・杜(鄭伊健)の妻を見て驚く。素芳にそっくりだった・・・

最初の飛行機内のシーンで、全く似てない女性の顔が素芳に見えてしまう孫。ここで「何だ?」と引き込まれ、空港に着いてからの銃撃シーンの派手さでもうドキドキ。なんたって監督は陳木勝。今回も「ヒッ!」と息を飲むシーンがいくつもあり(壊した車の数、すごいです)、シーンの緩急のつけ方もうまくて途中まではハラハラドキドキで面白かった。でも落ち着いて見ると、アーロンはあんなことばかりしていて、普通は病院送りor刑務所だろう?という男だし、イーキンは神経病んでる男には(弁護士にも)見えないし、彦祖は訳わかんない殺し屋だった。羅家良にいたっては、突然キレちゃうし。
「三岔口」とは三叉路のこと(京劇の題名でもあるらしい)。DVDについていたメイキングで監督が言うには「人は右に行くか、左に行くか、それとも戻るかの選択に迫られる時がある」。3人ともその選択で悩んでいるようには見えなかったが。3人をバランスよく扱ったせいで、どの人もなんだかよくわからない人物で終わってしまったように思う。


インファナル・アンフェア

香港『精装追女仔2004』。導演:王晶。余文樂、杜[シ文]澤、會志偉、陳百祥。

『インファナルアフェア』『インファナルアフェアU』を足して、徹底的にパロディ化した作品。香港でDVDを見つけた時は『精装追女仔』という題名といい、會志偉・陳百祥・杜[シ文]澤の揃い踏みといい、おバカ映画であることは間違いないわけで、思わず「余文樂よ、仕事を選べ」とつぶやきながら買わなかった(苦笑)。
でも、日本版は水田さんが訳していると知り、興味持って観たのだけれど・・・面白かったけれど、途中からは「早送り1(セリフは早口になって、字幕は追える速度)」で観た。ずっと「よくやるなぁ」と思いながら観ていたけど、「ハウが来たぞ」と言って、真面目〜な顔した林暁峰が現れた時は大爆笑してしまった。ここまで徹底的にパロった映画を作れる王晶は尊敬する。しかし、役のせいかもしれないけれど、黄浩然の人相がだんだん悪くなっていくような気がするんですけど・・・大丈夫か?


ラヴァーズ&ドラゴン

2004年。香港『小白龍』。導演:葉偉信。呉鎮宇、張柏芝、安志杰。

第2王子(安志杰)に憧れる普通の女子大生の黒鳳(張栢芝)。ある時ひょんなことからすごい武術を伝授(ダウンロード!)されてしまう。その副作用として顔にニキビが・・・それに対処するには義賊となるしかない、と言われ、黒鳳は小白龍となって悪い金持ちから金品を盗んでは貧しい人に配っていた。
そして、盲目で凄腕の殺し屋・鶏毛(呉鎮宇)が第2王子を狙っていることを知った小白龍は、鶏毛を笛の音でおびき出し、闘いを挑むがとてもかなわず、足を折られてしまう。鶏毛は彼女を自分の家へ連れて行き手当をする。

設定は時代劇だし、鶏毛と小白龍の闘いはちゃんと竹林の中だけれど、内容はほとんど現代ラブストーリー。監督曰く「時代考証を少し無視した」全然少しじゃな〜い(笑)。鶏毛が町から買ってきた饅頭には「M」マークがついてるし、町にはセレクトショップもある。それでも「オイオイ」な話ではなく、ラブストーリーとして印象が残るのが葉偉信と王晶の違いか?(笑)
メイキングが楽しかった。張栢芝が葉偉信監督のことを「バカじゃないの?と思う時もあるくらい楽しい人」と評していた。確かに黒鳳演じる「1人『女子十二楽坊』」装置を楽しそうに自分で操ってる監督は笑える。見た目、静かそうな人なのに。
張栢芝のスタントがなかなか見つからず、けっこう本人ががんばったらしい。そして今回は全くアクションシーンのない安志杰は手持ち無沙汰で、自分が張栢芝のスタントをやる!と駄々をこねていたらしい(笑)
呉鎮宇は盲人の役作りを、勝新太郎の映画を何度も見て研究したそうだ。目の動かし方がすごかった。そして張栢芝にずいぶんと演技指導をしていた。その様子を見てると、やっぱ監督するのが好きなんだなぁと思った。


早熟

早熟 2004年。香港。導演:爾冬陞。房祖名、薜凱[王其]。

家富(房祖名)の父(曾志偉)は小巴(ミニバス)の運転手、母(毛舜[竹/均])は餐店で働いていて、決して裕福ではないが2人の愛情をいっぱいに受けていた。そんな家富が好きになったのは名門女子校に通う若男(薜凱[王其])。若男の父(黄秋生)は弁護士で、母(余安安)は忙しい夫にいつも付き添い、若男は毎日寂しい思いをしていた。
毎日下校時に友人達と彼女を見に来る家富に、彼女も気づいていた。クリスマスシーズン、家富は彼女の学校のダンスパーティに潜り込み、それをきっかけに2人は付き合い始めた。大晦日、若男の両親は留守のため、2人はキャンプ地で一晩を過ごす。そして若男は妊娠・・・家富は母に相談し、家富の両親は若男の両親に相談に出かけるが、若男の父は怒り出し、若男を軟禁状態にしてしまう。
両親の目を盗んで家を飛び出した2人。友人の助けで西貢の廃屋で生活を始める。家富は肉体労働でがんばり、若男も家事をがんばってこなすが、金銭的に限界が近づくと、2人の気持ちもささくれだってきてしまう・・・

両親は忙しく、お付きの運転手&家政婦さんだけが目を配ってくれるお嬢様・・・.思わず『天若有情』を思い出してしまった。全〜然違う話なのに(^^;;;
両方の両親がいい。どちらも子供のことを真剣に思っている。黄秋生も最初は「娘はあんたの所有物じゃないぞ!」と思ったけれど、ただちょっと不器用なだけ。それが伝わってきて泣けた。2人の廃屋での生活もままごとみたいで全然現実味がなく、「こんなの続くわけないじゃん」と思いつつも、なんだか「がんばれ!」と応援したくなるような・・・家富が頼りない男と思いきや、一生懸命男としての責任を果たそうとしている姿が、だんだん男らしくみえてきた。


Rain's 1st Live Concert

pi 1st 2005年。韓国。

ピの名前は知っていたけれど、最近Rainと併記されてるのはなぜ?くらいの認識だった。でも友人が「面白いから」とドラマ「フルハウス」を貸してくれ、さらに日本公演がすばらしかった!という書き込みを某サイトで見て、なにげにアマゾンで検索してみたら、ちょうどコンサートDVDの日本版が発売になったばかり。思わずポチッと押してしまった(^^;;;
で、それを見たのですが・・・歌も上手いけど、ダンスが抜群に上手い!練習したというより、自然と身体が動いているかのよう。か〜っこいい〜〜!!!ダンスが上手い人、大好き。
  セリからポンと飛び出してきたオープニングでもうグワッと心臓つかまれた(^^;;; で、ピタッと決めた後にニヤッと笑った顔見て「華仔みたいだ!!」(もちろん顔ではなく、そのパフォーマンスが)と思った私を許してください(>ピ迷の皆様)。でもね、他にもシャツをビリッと破ったり、バサッとはだけたり、ミッキー(じゃないけど)の手袋したり、果てはシャワー降らせたり(名前がRainなんだから、当り前か)と「もしかして、ピって華仔のファン?」(爆)と思ってしまうくらい、見たことある演出が出てきたのですよ。
踊っている様はセクシーなのに、ニコッと笑うとまるで子供のようにかわいくて、その落差もたまらない。終始激しいダンスを踊りながら歌う。「本当に全部歌ってるのか?」と一瞬思ったけど、ブックレットを読んだら、ルームランナーで走りながら歌の練習をするそうだ。すごい・・・ステージパフォーマンスもすごくかっこよくて、舞台があまり広くないにもかかわらず、舞台演出もよかった。メイキングを見ると、ピが細かいところまで指示を出している。デビュー3年目、23歳にして恐るべし。
昼間見たのだけど、夜もう1回見ちゃった(^^;;;。ああ、もっと早く知っていれば・・・日本公演見たかった〜〜!!!(T^T) 思わず「香港公演があるじゃん」とチケット申し込んじゃおうかと思ったら(華仔の新しい映画『童夢』も観られるし)、先週末発売で既に完売していた。