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農村文化を振興する農地つき高齢者施設


名称 農村文化を振興する農地つき高齢者施設
概要 現役から引退されて、農業を楽しんでおられる方、少なくないと思います。自然がどんどん減っていくと、逆に自然が恋しくなってくるものだと思います。

そこで、「農地付きの老人ホーム」による農村文化の振興を考えてみました。

まず、立地条件としては、(1)肥沃な農地をたくさん確保できる、(2)生活インフラ（情報インフラも含む）の整備が可能、(3)農地付き老人ホームそのものに理解が得られる、ことが最低必要でしょう。

次に、このホームが有すべき主な機能は・・・
【就農支援機能】 この老人ホームは、就農を希望する高齢者に対して広く開放されるものです。就農を希望するものの、過去に農業の経験がないホーム入居者には、就農の支援を行います。また、無農薬有機栽培を基本とします。無農薬有機栽培では、害虫駆除等に時間を割く必要があり、その点では、ホーム入居者の有する時間を有効に利用可能な栽培方法ではないでしょうか。
【地域交流支援機能】農村部および都市部出身の人々が混ざり合って、様々な文化交流を展開します。ホーム主催のフリーマーケットを定期的に開催して、両者の間での物品の交換を通じて、文化の相互理解を深めていくことも一つの方法でしょう。
【高速通信機能】情報インフラの整備と、高齢者にも使いやすい情報端末を設置することにより、誰でも簡単にテレビ電話やＩＰ電話を利用できる環境を構築します。これにより、２４時間いつでも遠隔地の子供や親類・知人・友人などと会話を楽しめるようになり、また、医療機関と接続することにより、ネットワークを介して診療を受けることができます。
【輸送支援機能】ホーム入居者が栽培した農作物を、その子供・親類・知人・友人宛に容易に送ることができるよう、運送業者との提携をはかります。送り先、内容物等を記載した伝票を添付して、ホーム内の集荷場に預けるだけで、自動的に農作物を発送できるようにします。
【宿泊機能】ホーム入居者の子供・親類・知人・友人がホームを訪れた際に、宿泊できる機能を提供します。夏休みなどの長期休暇に、子供や孫を呼んで、農業や自然を相手にした遊びなどを体験させてあげることができるよう、宿泊機能を充実させることで、農村文化の振興に寄与します。
【娯楽提供機能】これまでの生活で慣れ親しんできた娯楽（映画鑑賞、読書、飲酒、スポーツ、ゲームなど）を楽しめる設備を併設することが重要です。例えば、ブロードバンドを利用して映画鑑賞を可能とします。

効果 ・都市部と農村部の交流を容易にすることによって、文化の振興に必要な「マンパワー」が期待されます。

・互いの文化に対する知見を深めることで、子供や孫の進路を考える際の選択肢を増やすことが可能となるかも。

・農村文化との接触や就農を夢見て農村部への移住を希望される方は依然多いものの、種々理由によって断念せざるを得ないケースが少なからずあるようです。そんな方々も、ホームが支援できればいいですね。

・子や孫に、自然に触れる機会を多く与えてあげることが可能となり、また、安全な農作物を提供してあげることも可能に。

その他・・・
自己採点
（５段階）		 4

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