2003年 8月

京都御苑の北西にはケヤキやイチョウ,シイなどが植えられており,真夏の昼間でも薄暗い感じ。日陰にはヒカゲイノコズチ(ヒユ科)。

 

ヒカゲイノコズチにまじって,街中では見ることのできないヌスビトハギ(マメ科)の群生が。

 

北から東の藪の中では,ヤブミョウガ(ツユクサ科)がきれいな紺色の実をつけている。

 

ミズヒキ(タデ科)はやや日当たりの良いところで見られ,ところによっては群生している。

 

キンミズヒキ(バラ科)の群生も見られる。キンミズヒキとは,金色の花を咲かせるミズヒキの意味だが,ミズヒキはタデ科でキンミズヒキはバラ科。くらべて見ると,雰囲気は似てなくもないが,花や葉の形はまったく違う。

 

木の根元や草むらの中に隠れて咲いているヤブラン(ユリ科)。

 

ゲンノショウコ(フウロソウ科)は白の花も紫の花も見られる。

 

東側に広がる芝生の中に数株のツルボ(ユリ科)を発見。花茎が直立している様子はなんとも清楚で美しい。