アキノエノコログサの穂

野草の名前を調べていると,「えっ!どれも同じだと思っていたのに・・・」というものに出会うことがあります。エノコログサもそのひとつ。犬のしっぽみたいなのはどれもエノコログサだと思っていたのに,アキノエノコログサだの,キンエノコロだの,コツブキンエノコロだの・・・分かるかぁ!

名前
エノコログサ(ネコジャラシ)
科名
イネ科
学名
Setaria viridis (L.) P. Beauv. var. minor (Thunb.) Ohwi
花期
夏〜秋
あき地,道ばたなどでふつうに見かけます。

高さは50〜80cmになります。

穂は緑色で,ほぼまっすぐ立ち,たくさんの粒がつまって見えます。

似ている野草にアキノエノコログサ,キンエノコロなどがあります。アキノエノコログサ(写真下)は穂が太く,穂の先がたれるのが特ちょうです。キンエノコロは穂が金色(黄色)っぽくなります。

名前のいわれ
「エノコ」とは子犬のこと,「ロ」とは尾(お)がなまったもの。穂の形が子犬の尾ににていることから。