葉は独特。アザミの葉のように深い切れ込みはあるが,アザミのようなスマートさはなく,不細工でどこか毒々しい。しかも,葉の表面が正面を向いてつくため(このつき方も独特),その毒々しさがより強調されてしまう。この葉をはじめて見た時,どんな毒々しい花を咲かすのかと,花が咲くのが待ち遠しかったが,花はある意味,期待はずれ。あまりにもふつうすぎる!

名前
トゲチシャ(アレチヂシャ)
科名
キク科
学名
Lactuca scariola L.
花期

1940年代以降にヨーロッパから日本に入ってきた帰化植物で,現在日本に広がりつつあるそうです。

くきはまっすぐに立ち上がり,1.5mぐらいにもなります。

タンポポを小さくしたような花をつけますが,色はタンポポよりも白っぽいです。

葉がつけ根のところからよじれ,正面を向くようについているのが特徴です。

葉の裏面にはとげの列が1列あります(下の写真)。

名前のいわれ

「チシャ」とはレタスなどキク科の野菜のこと。葉の縁や裏にとげがあり,レタスに似ていることから。