ケガをしたペットを見つけた場合は?
道を歩いていて、或いは車に乗っていて、たまたまケガをして動けない犬や猫を見つけたら? あなたならどうしますか? 先ず病院へ連れて行く?ちょっと待って下さい! その前に悲しい現実があることを考えなくてはなりません。 その事を実例を元にして例を挙げます。 良く読まれて対処の一助にしてください。 1.飼い主の分からない動物(保護野生動物を除く) いわゆる野良や迷子などがケガをしているのを発見し病院へ連れて行く場合。 治療費等は全て持ち込んだ方(保護した方)の負担になることを承知してください。 また、治療後も飼育保護の責任が生じます。 もちろん自分がけがをさせてしまった場合は 当然全ての責任を負うのは当たり前です。 動物病院はボランティア組織ではありません。 けがや病気の動物が持ち込まれれば、治療をしますが それは持ち込んだ方がそれを望んだと言うことが前提となっています。 決してボランティアで治療をしてくれるわけではありません。 当たり前のことですが、このことを忘れている方も多いかと思います。 もし、病院に連れて行くときには、処置の前に必ず獣医師と、良く話をして どうするのか費用面等も含めて話し合ってからにしてください。 中には、野良と分かっていて助からない可能性が高くてもいきなり手術したりして 高額の請求をする病院もごく一部ですが存在します。 せっかく命を救おうとして善意で助けたのに、不快な思いをすることにもなりかねません。 事前に良く話をする事をお忘れなく。 ポイントとしては、 *どの程度のケガなのか? *治る可能性はあるのか? *治療費はどれくらい掛かるのか? *費用の一部を病院側とで分担出来るのか? などなど事前に簡潔に話し合って決めて於いた方がよいと思われます。 また、治療後は保護した方の責任になります。 飼えるので有れば飼ってあげるのが一番ですが、 飼えなくても、里親などを募集して見つけてあげなければなりません。 それも不可能で有れば? 批判を覚悟で書きますが、本来やっては行けないことですが、 保護した場所の近くや安全な場所などへ放してあげるしか無いでしょう。 後の面倒が見れないからと言う理由で、助かる命を見殺しにするよりはマシだと思います。 治療してあげただけでも、大変な事をしてあげたのですから。 2.首輪や鑑札で飼い主が分かる場合 飼い主への連絡が第一です。 善意で病院へ連れて行き処置して後で、飼い主が支払いを拒否する場合も有ります。 また、不幸にして死亡したりして、逆に飼い主から告訴されたケースもあります。 飼い主が分かる場合には、飼い主に全て任せてしまう方がベターでしょう。 これらの事柄を読んで不快に感じられた方もいると思いますが、 これが現実です。 動物愛護は掛け声だけの綺麗事ではありません。 そこには責任が必ず存在するのです。 現在の日本に於いては、動物の保護に関する法律の整備が殆ど為されていません。 自治体も何にもしてくれません。 結局全ては一人一人の善意の方の行動に負うことばかりです。 こうした事柄を少しでも改善していけるようになると良いですね。 |