ジェフユナイテッド市原

2003年観戦記。

2003年5月5日 セレッソ大阪VSジェフユナイテッド市原
 TV観戦。  スタメンはGK櫛野 DF斎藤・ジェレ・茶野 MF阿部・勇人・坂本・村井・羽生 FWサンドロ・崔龍洙。サブがGK立石 DF結城 MF望月・山岸 FW林C大阪のスタメンはGK下川 DF古賀・鈴木・ジョアン・久藤 MF布部・広長・徳重・森嶋 FW大久保・西沢。サブはGK多田 MFぺラック・佐藤 FWバロン・真中。
 中西は腰痛のため欠場。
 立ち上がりからジェフのペース。村井のパスミスから西沢が持ちこんでもジェレが簡単に潰す。攻撃は勇人・羽生あたりが崔龍洙に当ててそれをサンドロが狙うといういつものパターン。序盤のチャンスは4分。右サイドで奪ったボールを崔龍洙が持ちこんでサンドロへパス。これがGKの手に当たってサンドロの後ろへ。振り向いてシュートを打つものの、ジョアンが体を張ってディフェンス。
 しばらく膠着するかと思った7分過ぎ。左サイドで村井・サンドロのパス交換から村井が縦に突破。センタリングをディフェンダーがクリアしたところにいたサンドロが右足で矢のようなシュート。コレがポストに当たりながらゴール。今日は左側からの攻撃が目立つ。逆に、セレッソがジェフの右サイドからの攻撃が多い。
 その後も、DFラインとボランチの間で泳ぎ回るサンドロを捕らえることができないセレッソ。左からの攻撃を防いでも阿部のピンポイントロングフィードで右サイドの坂本へ。坂本のセンタリングを古賀が手で止めたりなんかしても審判は見てない…。
 一方、セレッソの攻撃といえば、前線がダメ。徳重はなかなかいい動きを見せるものの、西沢はボールをもらったら倒されることしか考えていない元日本代表FWらしいプレー。西沢と同じチームにいるのは大久保にとって損失以外の何物でもない。んなことやってるうちに坂本が50メートルくらいドリブルしてみたりと、ジェフは縦への突破力を見せる。そんな14分過ぎ。セレッソDFのトラップミスに崔龍洙がプレッシャーをかけ、苦し紛れにクリアしたボールが羽生への絶好のスルーパスに。これをミドルレンジで決めてあっさり2点目。
 序盤のセレッソのチャンスといえばなぜか左サイドで坂本がファールした時に得たFKぐらいなものか。これもあっさり外しちゃった。このころからセレッソは久藤を左の中盤に上げて3バックに。中盤を厚くする事で村井・坂本を起点にしないようにっつー狙いか。
 これで落ちつくわけも無いセレッソ。ジェフのプレスが効果的なのもあって、全くチャンスにならない。セレッソが放つシュートといえば、苦し紛れのシュートばかり。そして、苦し紛れのロングボール。前半、櫛野はほとんどボールに触っていないんじゃない?このあとジェフの得点は無かったものの、前半は完璧なんじゃないかな〜。危なげないってゆーか、8割の力でやっている感じさえした。珍しく櫛野のゴールキックもまっすぐ飛んでるし。
 で、後半。開始早々ゆったりとした波状攻撃を仕掛けるジェフ。セレッソはついに自爆テロに。ジェフのゴール前でクリアされたらクリアした人間に対して攻撃。これで大久保と西沢にイエロー。ちなみに、被害者は茶野と坂本。それでも徳重・広長に代えて佐藤とバロンを投入すると、佐藤からのクロスをバロンの影から走りこんだ西沢のヘッドという、攻撃らしい攻撃が。特にバロンの投入がでかいが、すでに後半の15分だしなぁ…。16分、大輔がバロンに対するファールのFKを佐藤が直接決めて1点差に追い上げられた。ちなみに、モンテディオから移籍の佐藤はこれがJ1初ゴールらしい。
 これで突如動きが良くなったセレッソ。前半ずっとへたれてたジョアンが村井の突破を軽く止めてみたり、別人のようなチームに。いや、バロンはでかいよ。こんな選手をヴァンフォーレから盗掘してエスパルスに売り飛ばしたジェフはすごいね。マジで。25分過ぎに大久保に代えて真中。真中って路上でボコられたんじゃなかったっけ…。
 後半34分、ハーフラインあたりから走ってきた村井がサンドロからのパスを持ち込んでダメ押しとなる3点目。直後、ジェフは茶野と村井に代えて結城と結城を投入。ポジションはそのまま。3バックに結城、左に山岸。終了直前に羽生に代えて望月を投入。村井のゴールのあとは大きなチャンスもピンチも無く、そして危なげなくジェフが逃げ切り、勝利。セレッソは西沢・大久保・バロン・真中の4人のFWに決定力が無く、ジェフの運動量の前に撃沈。

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