アクシデント2005  home

今年の母 
 12/29   83歳の誕生日12/13   人工血管の寿命 12/9
母の憂鬱  11/27  仕方がないのかな〜11/19  ショートがなくなって 11/15
母の一言  11/3  母のこの頃 10/21  退院できました 9/28  退院 9/20
入れ歯  9/13  外出 9/10  復活か・・・9/3  声が出た 8/28
二週間・・・  8/25  ミキサー食 8/18  食べられる  8/16   入院 8/12
不安・・・8/9  低血糖+高血 7/26  貴女ね〜7/22  飲み薬の変更7/20
確かに・・・7/14  おしゃべりと嚥下 7/2   200g 6/22   もぉ〜〜(怒) 6/17
初めて・・・6/12  お寿司も・・・6/9  血管拡張術 6/7   ハンバーガー 6/4
母その後 5/30   ショートのはずが・・・5/27  満足じゃない5/19 
アメリカ人に出会った〜5/16   なにがどうなって・・・4/16  血管拡張術  4/15
特に異常なし 4/14   お花見4/12  どこか、変  4/4  菜の花 3/28
ヘルパーさんとともに 3/17  朝・・・3/16  う〜んわからない 3/9
ヘマトクリット↑ 2/9   吐血?2/9   孫の介助 2/6   母の恵方巻き2/3
調子の良いとき悪い時 2/2  私が悪いんですぅ 1/14   無事終了1/6
血流の音が・・・1/5  元旦 1/1

  今年の母
  12/29
 8月のアクシデントで母はたいへんなダメージを受けました。
 でも、おかげで復活しました。今思い出しても信じられないほどです。
  食事も硬いもの、食べにくいものを除いてほとんど食べられるように
 なってきました。
 あの噛めない、飲み込めない状態がうそのようです。
 言葉も少しずつですが、出るようになりました。
 
 これを境に母の飲み薬が変わりました。なかなか飲めなかった錠剤の
 代わりに、全てが粉末になりました。
 下剤を飲まなければ出なかったものも、ソルビトールで、快便。おまけに
 ほぼ一日おきに・・・下剤で下痢になり、苦労していたのが信じられない。
 おかげで私は飲む薬を見張ることをしなくても良くなったし、オムツの始末も
 楽になりました。
 あのアクシデントがなかったら・・・
 あのままストレスを抱えていたのかもしれない。

 今、不安なのは人工血管の狭窄です。
 シャント音を聞きながら、ほっと胸をなでおろす毎日です。
 不安が全てなくなることなんてありえないから、まこんなもので、良しと
 するしかありません。
 お正月でも透析クリニックは対応してくれるって言ってくれたから・・・
 それに頼るしかありません。

 穏やかに暮れ・・・穏やかなお正月を迎えたいと思っています。
 
 
    83歳の誕生日  12/13
 母の誕生日は15日だけれど、妹と姪が着てくれたので、今日
 お祝いをした。いつもはショートケーキを用意するんだけれど、思いつきで
 ホールで買ってみた。このケーキ、スポンジとスポンジの間にプリンが
 サンドされている。しっとり系だから母にぴったりだと思った。
 食事はやはりお寿司・・・
 この頃はよく噛めるし、飲み込みに不安になることも少なくなった。
 今日のお寿司は家族と同じおすしのネタを刻むことにした。
 でもご飯はお粥。
 ケーキにろうそくを立てて火をつけたら・・・母が嬉しそう^^
 「こんなには食べられない」って^^;

     
    人工血管の寿命  12/9
 母が透析を始めて5年が過ぎた。
 いろんなことがいっぱいあった。その中でもダントツは人工血管のこと。
 作ったときに最初のアクシデントがあった。それから詰まる。
 詰まりそうになる。血管の拡張・・・何度も何度もあった。
 それでもそのたびに母は復活してきた。

 その人工血管がそろそろ寿命らしい・・・
 部分的に硬くなっていたり、狭くなっていたりしはじめているらしい・・・
 ふ〜っ、落ち着いて、暮らせるようになったのになぁ〜
 だからといって、ほっておけるわけではないし。
 ドクターも時期を考えているようだから、任せるしかない・・・

 いろいろ考える私です。考えてもしょうがないんだけどね^^;

    母の憂鬱  11/27
 久しぶりに母の甥が訪れてくれた。
 母と2歳違いの甥。母とは兄弟のように育ったらしい。
 80歳、さすがにもう車を運転しては来なかったけれど、3年前、母が
 入院した頃は自分で車を運転してきた。

 母に来訪を伝えると満面の笑み^^
 ところが、話をしていてもいつものように、答えない・・・
 うなづくだけ・・・
 喜んでいいはずなのに・・・
 帰られた後も言葉が出ない。
 不思議でならなかった。

 夜、「今日、甥さんが来てくれてよかったね。」って、話したら、
 「おとましい・・・」(かわいそう・・・という意味)って。
 誰が?と聞く私に、横を向いてしまった。
 「甥さん?」と再び聞くと。うんとうなづく。
 
 そこで思いついた。
 「甥さんって、老けた?」
 母はしっかりうなづくと「おとましいねぇ〜・・・」

 母が想像していた甥と様子が違っていたようです。
 母の思っている甥はきっと若い頃の甥なのでしょう。
 頼りにしていた甥が老けてしまって、その姿がおとましかったのです。

 実際には80歳には見えない。しっかりしていて母のことを気遣ってくれる。
 「はあちゃんは若いね〜髪の毛も黒いし、顔つきもいいよ。」
 とまで言ってくれたのに(笑)
 母には伝わらなかったらしい・・・
 それよりも白髪交じりの甥のことを心配したようだ。
 母には鏡を渡せない・・・それとも早くから渡しておいたほうが良かった?
 う〜ん、迷うところ(笑)

 今日(28日)も心なしか浮かない母です。
 
 
    仕方がないのかな 11/19
 母のショート代わりをお願いして・・・これで何とかしのげるのかと思って
 いたけれど、なかなかそうはいかなかった・・・

 クリニックは8床しかベッド数がないから、急患が入ったことを考えて
 部屋を空けておかなかなくてはいけない・・・
 母が入った日は確かにお部屋が空いていたのに、帰る日は満員だった。
 来月のお願いをしたら、
 「これからは・・・ちょっと・・・」
 クリニック側の言うことも解る・・・けれど・・・
 
 じゃあどうしたらいいの?

 母のシャントの音が快音になったのに・・・
 在宅介護を助けるのが介護保険じゃなかったの?、って、思わず
 叫んじゃった。と、いっても、心の中でね^^;
 だからといって、母の毎日は変わらないし、介護の仕方が変わるわけ
 ではない・・・
 
 心穏やかに暮らすのは難しいねぇ〜
 
 
    ショートがなくなって  11/15
 9月末に退院してから母の調子はとても良かった。
 確かに血圧の変動は大きいし、インシュリン注射も一日3回になったのだ
 けれど、意外に私は落ち着いて母と暮らしています。

 でも、医療行為が多くなった母はショートに行かれなくなってしまいました。
 今までのショートも無理をお願いしてだったから、いつかこういう日が来るとは
 思っていました。預かれないと言われるまで、と思っていましたが、まさに
 その日がやってきました。^^;
 8月の母のことを思うと、こうして自宅にいる事だって不思議なくらいだから、
 あっさりとショートもあきらめました。デイはお願いできたから・・・
 
 でも、どこかで私も時間は作りたい。
 それで、透析クリニックへ懇願していました。母のショート代わりを、一ヶ月に
 三日でいいから・・・食事介助のヘルパーさんもお願いしますからと。
 
 その日にお部屋が空いていれば、OK.。という返事をもらっていました。
 実はその日が明日からでした。
 こんな形だから、予定は立ちにくいけれど、贅沢は言っていられない・・・

 ところが・・・母のシャント(人工血管)の音が小さくなって来たのです。
 こうなると、血管拡張術をするしかありません^^;
 それが明日になった・・・
 ショート代わりの入院はそのまま、お願いすることにして・・・
 やっぱり予定は未定・・・を実感です。
 
   母の一言   
11/3
 食欲が回復して、言葉が出るようになったのか、言葉が出るように
 なったから、食べられるのか、そこのところはよく解らないけれど、母が
 食べられるようになって、おしゃべりも多くなってきたことは確か・・・
 母のドキッとさせられる言葉も増えて笑いも増える(笑)

 帰宅した夫が食事中の母に挨拶した。ただいま〜って、言ったのに
 母は何を思ったのか
 「この子がボサ〜っとしてるから〜」って、私を見る。
 どこがぁ?って、聞き返す・・・

 今日の入浴介助、ヘルパーさんが母の顔にお湯をかけちゃったらしい・・・
 「ごめんなさい、はあさん!」といっても返事がないので何度も母の名前を
 呼んだ。そしたら母・・・「うるさい・・・」だって。
 ヘルパーさんに受けた受けた(笑)

 今日の夕ご飯は娘が作ったカレーライス。
 母も同じようにお粥にカレーだった。
 どう?美味しい?○ちゃんが作ったんだよ。って言ったら
 「今日美味しいわ」だって・・・

 よくおしゃべりができますよ、って言っていたデイのヘルパーさんに母は
 何をしゃべったんだろう。急に気になってきた。(笑)

   母のこの頃   
10/21
 母の回復はどなたが見てもびっくりする。
 確かに体力はなくなっているかもしれないけれど、食欲もあるし、
 会話も戻ってきた。
 
 昨日の入浴介助があまりに血圧が高くて・・・清拭に変わった。
 でも、母はいたって元気。
 ヘルパーさん捕まえて
 「やせにゃぁ〜」(やせたほうがいいよ)って・・・
 言われたヘルパーさん、確かにちょっと・・・
 でもね〜、そのまま言っちゃあいけないでしょう。
 ヘルパーさんも大笑いしてたけどね。

 本当によくしゃべる。それも的を得ていて、ぎょっとすることもある。
 この間は積み上げたオムツを見て、「片付けなきゃぁ〜」^^;

 これだけ会話が出てくると母の食事も順調に・・・
 食べることと、会話が繋がっていることがよく解る。
 火曜日のデイでは自分でスプーンを使ったとか。
 私の前ではスプーンに手を出さないけれど、もしかしたらと思うこともある。

 母がまさかこんなに回復するとは思わなかった。いろんな覚悟が
 うそのようだ。
 油断しないように・・・自分に言い聞かせながら、母の食事を作る。

   退院できました
  9/28
 無事退院できました。
 もしかしたら・・・って、悪いほうに考えてばかりいた時期もあったけれど
 食欲に支えられて回復したようです。

 母のとっておきの食事はやっぱり、お寿司。でも今回はずっとミキサー食。
 それで、初めてお粥のお寿司に挑戦。
 お粥を炊き上げて、寿司酢を入れて味見。おいしい〜これならいいじゃん!
 ネギトロとふわふわテリーヌの薄切り、出し蒔き卵を蒸して薄切り、なんとか
 形は?お寿司風・・・^^;
 母の評価は・・・
 「まあまあ〜ねぇ〜」
 でも、お寿司はお代わりするって(笑)全部、平らげました。

  
 
冬瓜の煮物 桃の缶詰 アスパラ               おかわり〜
 ふわふわテリーヌ マグロ 卵


  退院  
9/20
 母の退院が決まった。
 28日透析後に自宅に帰ることにした。
 インシュリンのことなど、細かなことをいいはじめたら、いつまでも
 退院出来ない。。。ドクターと話して、厳密な管理はなしにしようと
 いうことになった。長時間効くインシュリンではなく、超速攻型。一応一日3回
 一応というのは・・・夕方にカバーしてもいいのではということになった。
 効きすぎるよりは安心だし・・・正攻法ではないけれど、食べた量に見合った
 注射をするということで、落ち着いた。
 
 後は食事・・・これもミキサー食から、少し形のあるものに移行が出来そうだ。
 ミキサー食のほかに、卵焼きやゴマ豆腐、少しずつ食べさせたけれど、
 食べられる。むせもしないから、何とかクリアかな・・・

 また、自宅介護が始まる・・・
 「入院していたから、楽だったでしょう、あんまり楽しないほうがいいよ。」
 なんて言われてしまった。長く手元から離れると後がきついよ、
 ということだとは思うんだけれど・・・
 
 がんばらない、だけどあきらめない・・・今回の母のことだ、って思っていたから
 ちょっとがんばった自分をこっそり自分で褒めていたんだけれど(笑)
 世の中はなかなか・・・

 そんなことを言われても、意外に元気な私なんです。
 しっかり息抜き出来ているからかな〜^^

  入れ歯  
9/13
 母が入れ歯を入れられなくなって、一ヶ月になる。
 そのときから、普通の食事が食べられなくなった・・・
 ミキサー食が食べられるようになっても、入れ歯のことは諦めていた。
 それが、以前からかかっている歯医者さんが、往診してくれることになった。
 口が開けられないかもしれない・・・自分の意思もないから、失礼して
 しまうかもしれない・・・こんな心配していた私に
 「診てみなくちゃ解らないから・・・」と言ってくださった。

 今日の午後、入院先の病院に来てくださった。
 もちろん、主治医の許可も取って・・・
 
 母はしっかり口が開けられた。先生が隙間を埋めてくれて、ユルユルだった
 入れ歯が落ちなくなった。何度か口も開けさせられたけれど、素直に
 言うことを聞いていた・・・歯を治してもらっているという意識がある。
 「おばあちゃん、美人になったよ。10歳は若く見えるよ〜」って先生に
 言われたら、嬉しそうになんか言っていた。
 確かに歯が入ると、顔つきがしっかりしてみえる。

 夕食、入れ歯を入れて食べさせる。
 しばらくすると、口をすぼめて、いらない意思表示。
 「もういい・・・」母がしゃべった。
 じゃあと、もっていったヨーグルトを開ける。口へ運ぶと、食べない・・・
 「食べると言った?」って、母が・・・
 「言わない・・・」
 母はそのままそっぽを向いている。何よ、え〜〜っ!そんなこというの〜
 

  外出  
9/10
 昨日の透析後、母の調子がとてもよく、看護師さんとの話の中で
 シャワーでも浴びさせてあげたいね・・・と話題があがりました。
 母の入院しているところはお風呂がありません?(あるけれど使用していないのかな  
 だから母は私の清拭だけ・・・調子が良くなるとあちこちが汚れて見えて
 とても気になり始めていた。
 それで、自宅にシャワーを浴びに帰ったら・・・ということになった。

 今、自宅で母は昼食を食べよく眠っている。
 穏やかだ・・・
 一匹騒いでいたのも静かになった(笑)
 
 車椅子に乗るのも一ヶ月ぶり。もちろんシャワーだって・・・
 私が母をシャワーに入れるのだって・・・何ヶ月ぶり?とても一人では自信が
 ないから、出かける予定の家族を午後にしてもらって、入れた。
 母が色白になったよう・・・

 昼食・・・とろろがけお粥(とろろの中にふわふわテリーヌを入れて、ミキサーしたら
 自然薯で作ったとろろ汁のようになった
)サツマイモのマッシュ、フルーチェ。
 単純に計算して400iぐらいかなぁ〜アバウトアバウト・・・^^
 母はそれらをぺろりと食べた。

 これなら何とかなるかな。あるもので気負わず、足りないときは市販のもので
 カバーすれば・・・
 それにしてもこのとろろ汁おいしかった。白身のすりみが入ってるから
 だろうけれど 今度は自分用に作ってみよう。

 母が病院に戻る6時まで私もムックも休憩・・・

  復活か・・・
9/3
 31日にした血管拡張術もうまくいったそうで、血管が広がった。
 そのせいか、昨日の透析後も顔つきがしっかりしていた。
 体重も予定どうり引けているそうだ。42キロをきった・・・
 透析中の血圧低下を防止するために血液製剤も使っている。
 水っぽかった肺もこれで少しずつ良くなるはず・・・まだ、体重は
 落とすようだけれど・・・

 昨日から酸素マスクも外れた。母の顔がさっぱりしている。
 体重が引けたからしわも多くなっちゃったけれど・・・
 これで付いていた管は全て外れた。
 
 食事が摂れるようになって、血糖値がとても高くなってしまった。
 外から持ち込まず、食べさせているんだけれど。どこかでバランスを
 崩したのかもしれない。
 まだ、食事が均一に食べられないから、その都度の食事量を見てから
 即効のインシュリンを打ってもらっている。

 退院も考えられるようになってきた。
 訪問看護をしてくださるところもケアマネさんがめぼしをつけてくれた。
 酸素も吸引も今は必要ないから、このまま行けば、なんとかなりそう。
 デイももう行けないかもと思っていたけれど、食事内容などを見て、引き
 受けてくれると、連絡をもらった。在宅でいけるんだったら、デイも出来る
 はずだから・・・って。ありがたいと思った。もう、デイもショートも
 無理かなと思っていたから・・・

 母は本当に幸せだと思う。いつも助けてくださる方がいる。
 もちろん私も・・・

 退院した母にどうしても必要なもの、ミキサー食。
 入れ歯はユルユル・・・だけど、今更、治りそうもない。本人の使い勝手が
 わからないものね。
 
 今日、マルチクイックというものを買ってきた。
 


  声が出た  
8/28
 昨日、夫が食事介助をしてくれた。それまでずっと寝ていた母が、目を
 覚まして・・・お粥を少量、持って行ったヨーグルトを食べたと・・・
 
 そこで、今朝母に声をかけた。
 「夕べ、おとーさんがきたでしょ!」そしたら母が
 「いつ〜〜?」って答えた。
 ここしばらく母の声を聞いていなかったから、看護師さん共々びっくり。
 おまけに、のどがゼロゼロしてるから、「取ってもらう?」って聞いたら、
 うんって、うなずいた。嫌なのを我慢して、口を開けようとしている・・・
 なかなかゼロゼロは取れないけれど・・・
 
 朝食も昼食もそして夕食も良く食べられた。
 ミキサー食にしてもらっているけれど、とろろ汁(すって、酢しょうゆを
 かけたもの)をまぜて、食べさせると飲み込みも良くてむせない。
 お粥がミキサーにかけられると、ちょっと、ネバネバが強くなるから・・・
 
 母が食べようとしてくれるから、それが一番良い。
 こういう日が続けばいいんだけど・・・
 その後は食べることに疲れるのか、ぐっすり眠ってしまった。
 母が少し回復している・・・
 

  二週間・・・
8/25
 母が入院して二週間がたった。
 症状としてあった高血圧も熱も下がった。影はなかったけれど、汚れて
 いたらしい肺はまだそのまま、音は良くなっているらしい。
 でも、なかなかタンが切れない・・・
 今まで透析後は疲れて食べれなかった食事が少し食べられるようになった。
 だけど、透析のない日が食べられない・・・体にたまる毒素のせいかな〜
 今までのパターンと違う。

 昨日胸についていた、心電図のモニターがはずされた。
 少し落ちついたということかな。
 酸素を吸っていないと、数値が下がってしまうらしい。だからボンベ付き。
 ボンベがおかれていると、威圧感がある・・・

 これからの母はどうなるんだろう。
 自宅でも酸素ボンベは宅配してくれるらしい。タンの吸入も自宅で出来る
 らしい。ミキサー食も宅配できるし、作れるよね〜
 ということはこれからも自宅介護が続けられるということ・・・
 医療行為満載で自宅に戻れるということかなぁ〜
 実はこのことはまだドクターにも看護師さんにも確認が取ってない。

 少し落ち着いてきたら、先が心配になってきた。でも今度は訪問医療なしでは
 不安・・・

 今日台風接近のニュースに昼食後自宅に戻ってきた。
 台風はそれていくようだけれど・・・
 母の夕食介助を看護師さんにお願いしてきた。出来なかったらその時と
 覚悟して久しぶりに夕食をゆっくり食べた。
 ちょっと疲れたから、小休止というところかな。

 母の耳元で今日は台風だからね・・・って、帰ることを話したら、その時だけ
 目を開けた。じっとこちらを見てる・・・あら、帰るの・・・って、声が聞こえそう。
 これが一番つらい。
 母は目を開けるタイミングがとっても良い・・・
 

  
ミキサー食 8/18
 母は相変わらず食は進まない。声をかけると、ひとさじひとさじ食べる。
 
まるで幼い子供に食べさせるように、おだて、なだめ、時には脅かし
 食べさせる。もしかしたら、私も子供の頃、こうやって嫌いなものを
 食べさせられていたのかもしれない・・・記憶に残ってはいないけれど、そんな
 気がしてきた。

 今日からミキサー食。
 今までは自分で作って持ち込んでいたからずいぶん助かる。いく種類もの
 ミキサー食って面倒だから・・・
 お弁当屋さんの宅配と聞いていたから、どんなものが来るのだろうと
 興味津々。

 母が食べる前に私が試食(笑)ちょっと味が濃いかな、でも良いお味。
 ムース系のものはもったりするのか、飲み込みが悪かったので、ちょっと
 お湯でのばしてみた。
 母は冬瓜の煮物が良く食べられた。水分が多いからかな。
 でも、こんなには食べられない・・・
 冬瓜は半分くらい、りんごは三分の一 後は少しずつ、ようやく食べられた。

 
リンゴ煮 ほうれん草のお浸し サトイモの胡麻煮
 冬瓜煮 赤魚の煮付け 人参グラッセ


  食べられる・・・
8/16
 いつの間にか夫の休暇が終わった・・・確か10日あったような・・・
 あっという間に過ぎちゃった・・・休みでよかったようなきもする。
 母の症状が何とか落ち着いているので、食事介助に通っても心も静かだ・・・

 今回、母は何も食べなかった。
 食べる意識がないないから、誤嚥が怖かった。少しでも食べさせたい
 のになかなかごっくんが出来ない。それがすこしごっくんが出来たとき、
 これなら工夫すれば食べられるようになるかもと欲が出た。
 
 病室に食べられそうなものを持ち込む。
 病院から出る重湯はゼリーで固めて、甘味噌をつける。ちょっと、不思議な
 食べ物だけれど、母には懐かしいんでしょう。
 口につるりと入った。五平餅の味だものね。ふわふわテリーヌもクリニックの
 レンジを借りてやわらかくし、重湯でのばす。
 おかゆもとろろ汁でのばす。

 母の食事は私がネットでお知り合いになった方からのお知恵を拝借している。
 嚥下のことも詳しくなんて知らなかった。今まで、カロリーや塩分のことは
 気にしていたけれど、一気に飲み込めなくなるなんて・・・
 もし私がネットをしていなかったら、とっくにあきらめていたかもしれない・・・

 今日の母はお粥とコーンスープのゼリー、豆乳プリンを通常の半分ぐらい
 食べられた。自宅から持参したおかゆは時間が経って少し硬めになって
 しまったから、チンしていただいて、クリニックで出された重湯でのばしながら
 食べさせる。
 食べたことで体も熱くなる。(熱が出たかと思って計ってみたが、平熱だった)
 これが熱量・・・なんて思ってみたり。

 今回、私はちょっとだけ覚悟をしました・・・
 それらしいことも言われたから・・・
 でも、今回も母の生き抜く強さを改めて感じました。
 
 透析のたびにはらはらさせられるし・・・
 食事のひとさじひとさじにだって一喜一憂・・・
 まだまだ気が抜けない日が続きそうです。

  入院  
8/10〜12
 「救急車を呼ぶしかない・・・」って、思ったら、本当に呼ぶことに
 なってしまいました。

 朝、母が目覚めないんです。呼んでも、揺り動かしても・・・
 救急車の中で目が覚めたけど・・・うつろ。
 昨日かかった総合病院へ運んでいただく。血液検査、レントゲンで、
 異常なし・・・
 このまま、透析クリニックで透析を受けてください、って。
 透析患者はなかなか入院させてもらえないとは思っていたけれど・・・
 異常がないのかぁ〜
 呼んでも起きない、食べられない、血圧も200を超えているのに・・・
 
 そのまま、休暇中の夫と母を透析クリニックへ連れて行く。
 無事透析は終了した・・・でも自宅に帰ったら・・・同じ状態に逆戻り。

 11日朝、飲み込むことも出来ない母、目も開いているのかどうかも
 解らない・・・どうしてよいか解らず、透析クリニックへ電話をしてみる。
 「入院の準備をして、いらっしゃい」
 正直、ほっとした。
 どうして良いのか解らなかった・・・私の出来ることがなくなってしまった。

 原因はわからない、血液検査は異常なし・・・肺も炎症なし。
 透析した血液が回りきれていないのかな〜
 最悪の覚悟も・・・
 それが、今日、カロリーメイトのゼリーが食べられた。ひとつ200i。
 ごっくんが出来たら顔つきまでよくなったような気がする。
 
 この先どうなるかは解らないけれど、ひとやま超えたかもしれないと
 勝手に思っている。

   不安・・・
8/9
 ↓の症状があってから、時々血糖値が下がる。
 そのときの母は言葉もなく、うつろで・・・
 どうしようか迷ってしまう。こんなときの私はいったいどうしたらいいんだろう。
 
 母は普段、透析クリニックにかかっている。
 そこには急な対応の数名の入院施設しかない。
 もちろん、訪問看護?もない。
 透析のことが中心で、母のような状態の人の管理はしていない。
 私はそれを不安に思いながら、自分流で母の医療看護をしてきたことになる。

 訪問看護では母の急な対応はできそうもない・・・行き先のない道に迷った
 ようでちょっと落ち込んでしまった。
 改めて大きな荷物を抱えていたことに気がついた・・・みんなに助けられて
 軽くなっていたはずなのに・・・

 頭の中でいろんなことを考えた。いろんなこと・・・
 でも、結局、母を預けるところはないし、入院するにも転院しかない。
 透析施設を持った病院なんて、ほとんどないし、私が思ったように
 介護をしてなんてもらえそうもない。
 老人施設から透析に通えたらいいのに・・・医療と介護の間の隙間に
 挟まってしまっているようだ。

 そんなこんなを考えていたんだけれど・・・
 やっぱりこのまましかない。その都度対処するしかない。
 低血糖で困ったら、救急車を呼ぶしかない。
 堂々巡りしてまた元に戻った・・・(笑)

 そして今日、母のうつろがもしかしたら、低血糖のほかにもあるのでは・・・
 血圧も高いから・・・と言うことで総合病院で受診してきた。
 特に異常があるわけではないようだ。
 でも受診中も嘔吐。検査後も嘔吐・・
 はっきりした結果は2週間後になった。
 
  
低血糖+高血圧・・・7/25
 透析から帰宅前ヘルパーさんから連絡が入った。
 母の調子が悪そうで、食事も取れそうもない。看護師さんに
 判断してもらってから帰ります・・・
     ヘルパーさんの判断に任せないで看護師さんの判断で帰宅するようにお願いが
     してあります。ヘルパーさんの責任にしてしまわない事と、時間で動くと無理を
     してしまうから、母とヘルパーさんの負担を少なくしようと思い、お願いしてあります。


 朝食が半分しか取れなかったので血糖値が心配になった。
 
 車から降りた母は眠そうだったけれど、血圧の低下もなかったようで
 ひとまず安心した。ところが・・・

 
ベッドへ入る前に血糖値と血圧を測る。血糖値は79、血圧は210・・・
 低いし・・・高いじゃん・・・
 いつものようにカロリーメイトのジェルを飲ませるつもりが飲めない!
 口からだらだらこぼれてしまう。
 これではエネルギーの補給にならない、どうしよう〜一番手っ取り早いのは
 ブドウ糖を注射してもらう事なんだけど・・・
 透析クリニックへ電話をしてドクターか看護師さんに往診していただけないか
 聞いてみる。
 ドクターはオペ中、看護師は手が足りない。来れば看ます。
 ということだった。救急車で・・・とも言われたけれど、ブドウ糖一本のために
 救急車か・・・って、思案してしまった。
 
 ぎりぎりまでがんばってみようと思った。
 吸収のよい果糖に蜂蜜を混ぜて、ホホの裏側に塗りつける。
 血圧を下げる薬も一緒に混ぜた。口からこぼれてこないかヒヤヒヤ・・・
 ホホをなでなでしながら、飲み込むのを待つとしばらくして飲み込むことが
 出来た。時間をかけてゆっくりゆっくり・・・お腹に入っていく。

 一時間毎の血糖値と血圧を計りながら、これなら大丈夫と思えたのは
 それから、2時間が経過していた。

 母の状態とクリニックへの連絡、そして判断。。。いつも一人で迷う。
 今考えると、救急車で運んでしまえばそれが一番早かったかもしれない。
 
 26日 母は復活しました。
 ちょっとろれつが回らないけれど、食事も食べられたし、笑顔も復活。
 疲れたようで、ベッドのほうが良いみたい。今日一日ベッドの上。
 私も疲れた・・・

 これを機会に訪問医療を考えてみようかな〜一日おきに病院に
 いっているから、大丈夫だと思っていたけれど・・・
 
  「貴女ね〜・・・」
 7/22
 透析から帰った母が調子よさそうなので、ほっとしました。
 身支度を整えて、お迎えにきてくれるまでベッドで待機です。
 
 時間の少し前、母をベッドから車椅子に移乗・・・すると、
 「貴女ね〜・・・」って、母が声を出した。
 言葉が聞き取れなくて、もう一度聞きなおすと、
 「やることが・・・」って、むっつりして言う。
 どうも母は私の移乗の仕方がお気に召さなかったようだ。
 母の言葉の後を想像すると、
 移乗するのが乱暴だと言いたかったような気がする。言葉が最初しか
 出ないので想像しかないけれど・・・

 それで私は、母の体重が重いから・・・と言うと、
 「え〜〜っそんなぁ〜」って、自分の体重の重いことを否定した(笑)
 私は55歳になったのよ。って言ったら、
 「え〜〜っ、そお〜〜〜」
 「だから、骨折していて痛いだろうけれど、立つだけでもいいから、
 立ってちょうだい。」
 とたんに、横を向いた・・・

 しばらくぶりの母の言葉?態度にびっくりさせられたけれど、ショートに
 出かけてもらうのには、ちょっと安心。
 
 飲み薬の変更  7/20
 薬がなかなか飲み込めず、四苦八苦していました。
 特に、朝8時半に飲ませる血圧昇圧剤。カプセルだからいつまでも口に
 残って・・・
 飲んだ後で、ちょっと固めのクッキーと一緒に噛ませて飲ませていた。

 全てがそうで、母が薬自体を飲みたがらないし・・・
 粉にしたことで苦味が出たりして、ますます薬を拒否し始めた。

 看護師さんに相談、ドクターに聞いていただいて薬を見直していただいた。
 結局、お昼の薬もなくなり、朝の薬は透析時の点滴に・・・
 随分、スリム化された。
 薬の種類ってたくさんあるはずだから、もっと早くそうすればよかった・・・
 これで朝の騒動がなくなる。
 
  
  確かに・・・
 7/14
 ここしばらくおしゃべりも不調で・・・
 食事も食べさせれば、食べるのに、一向においしそうな素振りも見せない。
 作っている私は、張り合いがない・・・

 今日のお昼ご飯、ジャージャーメン風にした。そうめんにひき肉をいためて
 混ぜ合わせ、味噌味したてにした。
 麺は細かく切って・・・ちょっと味も濃い目だったから、おいしかったらしい。
 ヨーグルト、トマトもぺろりと食べられた。

 ところが夕ご飯は精進料理、というと格好がいいが、野菜の煮物ばかり・・・
 母はあまり食べない・・・
 段々おちょぼ口になって、食べ物を拒んでるのがわかる。
 これでは少なすぎる。
 仕方がないから、カロリーメイとのゼリーを飲ませる?
 おいしいでしょう、って聞くと、「確かにおいしいわ」って返事が帰ってきた。
 
 あまりしゃべらない母が話す言葉に時々、どっきりさせられる。

  おしゃべりと嚥下 
 7/2
 母は先月、血管拡張術をしてから、話があまり出来ませんでした。
 聞けば、うなずくことで意思表示をしていました。
 それが少しずつ、言葉が戻ってきています。
 でも言っていることが言葉として形になっていないので、オウム返しで
 声をかけていました。
 すると、舌の動きが良くなるのか、食べ物の飲み込みも良くなってきたのです。

 おしゃべりすると、舌の筋肉?が鍛えられて、飲み込むこともスムーズに
 なるような気がしています。うまく繋がらない会話は閉口ですが、飲み込みの
 ためなら・・・付き合いましょう〜
 
 夕ご飯に浅漬けと証した酢漬けのきゅうりをパリパリと食べることが
 出来ました。母の歯が噛んでいるんだと実感です。
 母にも良かったようで、いくつも食べていました。

 おしゃべりをすると嚥下が良くなるのか、嚥下が良くなるとおしゃべりが
 出来るようになるのか解りませんが、どこかにつながりがあるような
 気がしています。

 
  200g
   6/22
 20日の透析後、送迎の車の中で母は調子を崩しました。
 体が傾いて・・・吐き気。ヘルパーさんも慌てた・・・

 自宅で血圧を測ると210/110・・・高い!
 透析中の血圧低下をしないための薬が効きすぎるのではと思うのだけれど、
 ドクターは短時間だけ効くものだと言われる。そうは言ってもこのところ、
 毎回のように自宅に帰ってきてから200を越す。
 その流れを連絡帳に書くのだけれど・・・

 今日、血圧を下げる薬が処方された。200を越したら飲むことに。
 朝は血圧を上げ、高くなったら今度は下げる薬・・・母の体も疲れるよね。

 ところが、今日、心臓が少し肥大しているということで、体重が200g
 下げられた。水分を200g抜く・・・そしたら、帰ってきた母がとても元気。
 昼食も半分は食べられたとか。
 勿論、夕ご飯は全部食べられた。
 夕方の血圧は190/88・・・ほかの人から見たらかなり高いけれど、母は
 このくらいは大丈夫。たった200g水分を抜いただけでこんなに変わるのかな
 これなら、降圧剤は いらない。

 これで、血管拡張術後の不安定から抜け出せると良いのですが・・・
 

  もぉ〜〜(怒)
  6/17
 「おば〜あちゃん!、薬〜〜」
 
 朝、8時30分、母は透析時の血圧低下を避けるために、昇圧剤を
 飲むことになっている。この薬は母の血圧が最も低くなる時間を
 逆算して飲ませている。だから、時間厳守。
 という事情があるから、この薬は絶対飲ませなくてはいけない。
 カプセルをはずして粉で飲ませるわけにもいかない。胃の中で解ける時間が
 変わってくるから・・・
 ところが、母は薬を飲みたがらない。
 食後に飲む普通の薬もなかなか飲み込めない。上手に歯の横に
 しまっていたり、お茶を飲む時に、上手に舌で湯飲みに入れてしまう。
 飲んだなと思って、何気に湯飲みを見てびっくりすることもしばしば。
 白い薬が下に沈んでいる・・・
 それを見た私に、にっ〜と笑う。
 私は怒り心頭。
 
 こんな日が時々あったりしたのだが、この頃は毎日・・・食後の私の苦痛に
 なっちゃった。
 
 それが今朝、私がプツンと切れそうになった・・・でも切れなかった。
 長女が間に入ったから・・・
 私の声が怒りの声に変わり始めていたんでしょうね。
 歯を磨きながらみていたようで・・・

 口を真一文字にした母になにやら言いながらお菓子を食べさせている。
 私はその場から離れた・・・
 
 この頃の母はあまりしゃべらないけれど、良く解っていると、わたしは
 感じていた。だから、少し無理をしていたのかもしれない。
 昨日、他のサイトでそれを感じて、母の飲み込みに対して、もう一度
 考えてみようと思った矢先だった。
 腹を立てている自分にも腹が立つし・・・
 自分の弁護もしてしまう・・・
 
 朝起きたときから、いや、寝ている時だって、いつも母を感じている。
 インシュリンだって注射してあげてるじゃない。血圧だって聴診器で測って
 あげてるじゃない。オシモも・・・洋服も・・・ぜ〜〜んぶ私がしてるじゃない。
 ヘルパーさんにお願いして、楽にはなったけれど、責任はぜ〜〜んぶ
 私なんだよ。
 
 って、思っちゃう・・・出来ていないなぁ〜私。
 してあげるじゃないでしょ、させてもらうんだよね。この姿は自分の将来の
 私の姿なんだものね・・・わかってるんだけどな〜〜〜

 ここまで書いたら、電話が入った。
 オムツを替えていますので、帰宅時間が遅くなります。
 血圧が下がったのか〜〜ため息・・・

 食事も摂れなかった。血圧も200を超えている・・・
 薬の影響だろうから、しばらく様子を見るしかない。
 なに食べさせよう・・・
 今のことを考えるしかないっか。人間、そう簡単に出来るもんじゃないし・・・
 諦めてくれ母・・・(笑)

 
   初めて・・・?  6/12
 母の調子が悪かったのはたった三日間。
 それでも、なんか疲れて・・・

 その原因はやはり夜中の嘔吐。
 気になって、母の部屋を覗いて解ったことなんだけど、寝ぼけ眼の
 頭も思わず緊張した。でも母は運が良い。のども詰まらせなかったし
 それが気になって眠れないこともなかった。
 私は目が冴えちゃったけれど・・・

 笑いながら、むっくに夜中はお願いね〜なんて言っていたけれど、
 任されたむっくだって迷惑だろうな・・・
 夜中のアクシデントはもう運を天に任せるしかない・・・改めて思った。
 
 今日の母はとっても快調!
 なぜかって、出るものが出たから(笑)
 今まで母の便秘薬は飲み薬(センノサイト)だけだった。
 ところが、このごろなかなか、出ない・・・
 透析をしていると、体重に影響するから、毎日出てくれたら一番
 良いんだけれど、なかなかそうもいかない。
 ましてアクシデントなんかあったら、余計に出ない・・・

 透析クリニックの看護師さんは以前から浣腸を使ったら・・・
 と言ってくれていた。
 でも・・・この浣腸私が知ってる、イチジクとは違う。なが〜いのだ。
 想像つかない方もいると思うけれど、私はこれは使えないと思っていた。

 ところが一週間も出ないと、明日の透析にひびく。
 百グラム単位で水分を引いていくから・・・体重や水分は増えていないのに
 便が増えてはね〜余分に水分を抜いてしまうことになるから・・・

 しようがない。やってみよう・・・初めての経験って緊張する。
 結果は意外にもスムーズにいった。これなら大丈夫!心配するほどの
 事はなかった。


  お寿司も・・
6/9
 お寿司なら食べられる?と聞くと、一応、うんとうなずく。
 目の前にアナゴ寿司を出すと、何となく嬉しそうだけど、目は泳いだまま。
 ようやく、口に入れてもなかなか飲み込めない・・・
 お寿司も効果がないのかな。
 
 昼食の時はこんな風だったのが、夕食は何とか食べることが出来た。
 インシュリンを打っているから、何とか食べさせるため?低血糖に
 ならないように、カロリーだけを補ってしまう。本当は良くないんだけれど
 食べられないよりはまだ良いかな。

 今日は入浴介助だった。
 こんな状態だから清拭だけお願いして、お風呂は中止。
 血圧も高め、体温も微熱・・・
 それでも拭いていただくと、さっぱりするのか、機嫌が良い。
 ヘルパーさんに何かをしゃべる。
 母の言葉ははっきりしないけれど、ヘルパーさんが
 「はあさんは美肌ですよね〜」なんておだててくれたら、とっても嬉しそうに
 笑ってる(笑)言っていることが、わかってるんだぁ〜
 いくつになっても、やっぱりね・・・

 こんな会話をしたからか、口数が少しずつ増えて・・・
 
 寝るからと、豆電球にしたら・・・「そこに目玉がある〜〜」だって。
 見えないものが見えちゃった・・・じゃあ電気つけておくからね、って、
 おやすみなさいしたけれど・・・

 夜は静かにゆっくり寝ようね〜〜

  血管拡張術 6/7
 一ヶ月から二ヶ月の間に、一回はするようにします。とドクターが
 言っていた。昨日急きょ、決まった。
 
 この頃、とてもしっかりしていたから、ちょっと心配でした。しっかりしていると
 痛みとか不安がはっきりわかるようで、何時もその後、不安定になる。

 夜、透析終了してから母を迎えに行くと、母の顔つきが違っている・・・
 やはり透析中に血圧低下があったそうで・・・それほどひどいものでは
 なかったと聞いたけれど、母の顔からはなにも伝わってこない。
 
 血糖値を計ってもらうと197。これなら低血糖は大丈夫。でも、なにも
 食べないというのは・・・また、カロリーメイとのジェル。
 今回はなかなか口に入らない。少し飲ませて、自宅に帰ることにする。

 自宅に帰っても様子は変わらず・・・食事も食べられない。血糖値を計ると
 200を超えていた。もう無理に食べさせないで、ゆっくり休ませることにする。
 
 明日、元気になると良いんだけど・・・
 
  
  ハンバーガー  
6/4
 母はもともとハンバーガーは好きではありませんでした。
 牛肉が乳臭い・・・なんて言って、食べませんでした。

 ところが今日、娘が「たまにはハンバーガーなんてどう?」って聞いたら
 「そうね〜」
 食べるかどうか解らないけれど、買ってきてもらう。ポテトも。
 
 この頃、母に昼食、なに食べたい?って、聞いても、「それは・・・」と
 言ってよい返事をしない。サンドイッチもいらない、菓子パンもいらない、
 たこ焼きも・・・じゃあ何が食べたいの?と言っても返事があるわけでは
 ないから、困ってしまう。
 この頃、色合いの綺麗ではないものも、苦手。口に入れておいしいと
 解るまでの食べ方は、シブシブ・・・
 言葉の認識が出来ていないのかとも思うけれど、全て並べるわけにも
 いかないし、いつもお寿司という訳にも・・・
 
 それが思っても見ないハンバーガーで落ち着いた。
 半分以上食べられた。母がかぶり付いた(笑)考えてみると、
 まんざらカロリーてきにも悪くない・・・
 ポテトも塩をかけないでくれるから、これもありがたい。
 アイスコーヒーを飲んで・・・今日の母は若者気分?

 これは食べないだろうという先入観はすてて見るのもいいかもしれない。

  母その後  
5/30
 あんなにぐったりしていた27日の母。
 それが夕食のアナゴ寿司を食べたら、元気になった。
 まあ低血糖ならありうることなんだけれど・・・
 
 今日の透析は多分大丈夫とは思っていたけれど、むせない様にお茶に
 とろみをつけて持たせた。そこには気が回っていたのに、止血用のベルトを
 すっかり忘れていた。忘れていたこともヘルパーさんに言われるまで
 気がつかなかった。
 どこか抜けている今日の私・・・いつも?(笑)

 透析も無事終了。帰ってきたときの母の顔が言っている。
 骨折した辺りがちょっと痛いらしい。この天気がいけないのかな。
 

  ショートのはずが・・・
5/27
 今日の夕方から、ショートが入っていた。
 
 昨日は言葉数は少ないものの普通だった・・・
 ところが今朝、食事が入らない。口を結んだまま食べようとしない。
 機嫌でも悪いのか、どこか具合が悪いのか・・・もうこうなるとお手上げ状態。
 それでも、透析日の8時半には必ず飲ませる薬があるから、こっちも必死に。
 それでも母はどこ吹く風〜
 こんなに食べられないと思わないから、インシュリンもいつもどうり
 打ってしまった。
 仕方がないから、チョコレートでカロリー補給(蛋白調整されたもの)。
 口の中がベタベタするだろうとお茶を飲ませたら、むせて、げほっ!
 飲ませたカプセルが半解け状態・・・
 
 どうしたら良いのか・・・追加の薬は飲ませずに、ヘルパーさんについて私も
 透析クリニックへいく。
 ヘルパーさんもいつもと違うねって。血圧もちょっと高め、熱もちょっと高め、
 風邪かな〜
 とにかくよく解らない。
 担当の看護師さんに話をして帰宅。

 お昼過ぎちょっと覗く。透析はいつもどうり血圧低下もない。
 血糖値は101。お薬はやはり飲めなかったけれど、
 笑顔も見えるから、様子を見てということになった。
 
 ヘルパーさんに送ってもらって帰ってきたら、やはり調子は悪そう。
 体は傾くし、食事も摂っていないと・・・
 低血糖になる・・・
 血糖値を計ったら、63しかない。
 さあ、どうやって食べさせよう。相変わらず口は固いし・・・そっとしていると
 眠ってしまいそう・・・

 カロリーメイトのゼリーを搾り出しながら何とか飲ませる。
 どろどろにした蛋白調整のチョコレートも。

 なんとか、ショートにいけるのではと、考えていた私。
 キャンセルの電話をする・・・
 自分中心に考えていたんだよね、ちょっと反省。
 迷惑はかけられないし、母だって・・・
 
 楽しみにしていたショートがポロリと手から落ちた・・・

  満足じゃない
  5/19
 毎週木曜日は自宅で入浴。
 通院介助のヘルパーさんが交替で入れてくれます。
 母は立つことも出来ませんし、姿勢もなかなか保てません。おまけに
 脇までシャントが伸びていますから、脇を持つということも出来ないのです。
 ですから、私はずっと、シャワーだけで過ごしていました。
 それがヘルパーさんたちが自宅の湯船に入れてくださるようになって、母は
 随分喜んでいました。母を抱きかかえて入れてくれる姿に私はいつも感謝で
 いっぱいなのです。

 今回もお風呂に入れていただいてスッキリした母にヘルパーさんが
 「満足できた〜?」って、聞いたんです。そしたら
 「満足じゃない・・・」母がぼっそっと答えたのです。
 びっくりしたのはヘルパーさんと私。今までそんな風に表現したこともないし・・・
 「どうして〜?」って聞いても返事をしない。
 そこで、「もしかしたら、一人で入りたい?」
 母がウンとうなずいた。
 ヘルパーさん、慌てて「ごめん、僕といつも混浴だもんね〜」(笑)
 母も笑っていた。( Tシャツとパンツ姿ですよ、念のため。)

 帰り際、しっかりした言葉にびっくりしたとヘルパーさんが言っていた。
 私もだ・・・
 内風呂に入れて幸せそうにしていたのに・・・
 知らない間に、母はもっと上を望んでいたことになる。

  母がアメリカ人に、出会った〜・・・
5/8〜 5/16
 母にアクシデントがないように〜
 そればかりを思っていました。
 
 母のショートもちょうどキャンセルがあると言うことで、6〜8日まで
 入れていただきました。最初のバタバタした時に母を預かって
 いただけたから、気持ちも随分らくでした。
 
 ただ、9日の透析中に血圧が低下して自宅に戻ってきた時には
 少々慌てたけれど・・・

 その日の夜、彼女と一緒に食事をした。
 彼女はそんな母も見て、涙ぐんでいた・・・
 聞けば、彼女の母もアルツハイマーで2年前に亡くなったそうだ。
 思い出したんでしょうね・・・
 最初にとった食事が一番調子が悪かったからその後は調子の良い母が
 戻って、食事も明るくなれました。
 
 この食事、最初、母の部屋で食べさせようかどうしようか随分迷いました。
 でも、母も含めての家族だから・・・
 母のペースも私のペースも基本は崩すことをしませんでした。
 母がいることは次女が昨年話していたので、ある程度の予測は
 ついていたようです。

 「私の母もいつも閉鎖的な顔をしていました・・・」
 「今日のお母さんの顔はとても幸せそう・・・」
 その都度、母にも声をかけてくれました。
 そしていつも握手。母も握手に慣れて、すっと手を出します。
 母の異文化体験でした(笑)

 日曜日のデイサービスの時、デイの話を一生懸命話すと、彼女の
 お母さんも一緒だったそうで・・・
 「我が家も車がいつも迎えに来てくれた・・・」って。
 この制度は日本だけではないんだね〜お手本がどこかにあるのかな〜
 こういう細かなことになると、英語が伝わらない・・・
 ヤフーの翻訳の力を借りて、お互いパソコンの前で会話・・・(笑)
 
 アメリカ人にとって、こういうことはそう珍しいことではないようだった。
 
 「もう、彼女帰っちゃったよ〜」って、母に言ったら
 「そのくらいが良いよ」って。やっぱりこのくらいが良いのかな。(笑)

  何がどうなっていたのか
4/16
 「おはよう〜、調子はどうですかぁ〜」
 「あ〜いいですよ〜」
 「今から食事を作るから、待っていてね。寝坊しちゃったからね」
 「はいはい、おいしいご飯を作ってくださいよ」  

 まさかこんな言葉が返ってくるとは思いませんでした。
 土曜日はゆっくりできるから、少しの朝寝を決め込みます。
 それでも7時半には起きないと母の食事が遅くなってしまう。
 家族の食事を支度してから母の支度に取り掛かる。
 これで9時ごろようやく食事に・・・

 今日のように言葉が軽く出てくれると、母をからかいながら、あっと
 いう間に介助が出来る。
 「注射しますよ〜泣かないでね」
 「馬鹿なこと言わないで・・・」
 なんてね(笑)
 いつもは馬鹿なことでも、なにも反応しないのに・・・


  血管拡張術  4/15
 
予定どうり、午後から始まり、終了も午後8時だった。
 その間、携帯電話が放せない。
 ジーパンの後ろポケットに携帯の形が浮き上がっている。
 そこだけ擦れるんでしょうね〜
 娘から指摘された時には笑っちゃったけれど、介護の歴史?
 ちょっと大げさかな。


 母を午後8時ごろ迎えにいくと母は止血の最中だった。
 顔つきが良かったのでほっとする。看護師さんに私が来ていることを
 教えてもらったら
 「誰かと思った〜」だって。声が出る・・・
 今日は血圧低下にもならず、穏やかに透析が出来たようだ。
 体も楽に違いない。手も、頭も痛くないという。
 シャントのトラブルが手や頭を痛くしてたのかな〜

 そして、今回から透析の始まる1時間前に血圧昇圧剤?血圧を上げる
 薬を服用することになった。
 今日も飲んだんだけど、その日の血圧が200もあるときに飲ませるのは
 はらはらする。効果の現れるのは2時間後ぐらいだそうだ。
 
 いつもの介護サービスに連絡して、母を連れ戻る。
 「今日は調子がよさそうですね、手も暖かいし・・・」
 ヘルパーさんの声も嬉しそうに聞こえる。
 透析中血圧低下を起した時の母を連れて帰るのは、きっと心配に
 違いない。
 今日は本当に良かった。

 水曜日から始まった母のアクシデントも一応、決着。
 それにしても疲れた〜〜
 

  
特に異常なし  4/14
 昨日の透析中、血圧低下があったそうで、帰ってきたときには
 疲れたというか、不穏というか、普段とは違っていた。
 
 夕方、いつものように血糖値を計り、血圧を測ると、血糖値、95、
 血圧200/94・・・血糖値は低すぎ、血圧は高すぎ・・・
 ため息混じりにシャント音を聞くと、聞こえない・・・何度も聞くうちに
 静脈側だけがかすかに聞こえる。

 慌てて、透析クリニックに電話をして、血管拡張術をお願いする。
 15日に決まりほっとする。

 今朝、母を起しにいき、オムツ介助をしようとすると、いつもの手と
 違うことに気がついた。手を体に沿わせて、じっとしている。
 不思議に思いながら、手を触ると、「痛っ!」
 どこがどういう風にいたいのか判らないけれど、顔つきもいつもと違う。
 あまり話さない母に、あれやこれや聞くと、頭も痛いという・・・

 血圧は210/90
 昨日は飲んでいない血圧降下剤を飲ませてしばらく様子を見る。
 動かすと痛がるから、ベッドに食事も運び、おじやですます。
 結局、昼になっても血圧が下がらない。

 透析クリニックへ電話をしてから、総合病院へ連れて行くことにした。
 手、腕が痛いのはもしかしたら、脱臼、骨折?頭が痛いのは梗塞?
 疑っていても仕方がないので、検査だけお願いする。

 自宅にいるときは少しは意思表示してくれるのに、病院にいくと
 ウンともスンとも言わなくなってしまう。私としてはトホホ状態だけど
 何とかレントゲンも撮れた。CTもMRIも撮ってくれた。
 
 結果は骨粗しょう症はあるけれど、骨折、脱臼はなし、梗塞も
 年相応の疑いらしい所はあるけれど、特に異常は認められない。

 ほっと安堵したら、母も私もド〜っと疲れた。母は夕食を食べたら
 すぐにベッドに横になり、寝てしまった。
 明日は予定通り、血管拡張術。ふ〜っ・・・

  お花見  
4/12
 デイでお花見の予定が母の血圧が高かったので、中止になった。
 天候が悪かったから、かえってよかったと思った。

 この母のお花見に合わせて私も友人達と自宅でお花見をした。雨だったから
 名前だけのお花見。
 しゃべってしゃべって、お腹も心も満腹に・・・

 作った五平餅は母の夕食になった。
 塩分が高いから、迷うんだけど、やっぱり母にも食べさせたい。
 支度して、母をテーブルにつかせて、お茶やら他の準備をしていると
 母がもう食べ始めてる(笑)
 いつもはなかなか食べ始めないのに・・・
 五平餅は持つと、どっしりしている。重いはずなのに、片手で持ってる〜
 そのうちに左手で支えながら、綺麗に食べてしまった。

 茹で野菜のマリネは見向きもせず、串を持ったままじっと私をみてる〜
 「もっと食べるの?」
 にこ〜っと笑って、うんとうなずく。二本は多いな〜と思いながら、母の
 笑顔に負けてしまった。
 「多かったら、明日の朝、食べれば良いからね」って声をかけても、
 聞こえない。満面の笑みで、食べ終わった。

 その後、夫が二本で良いよと言いながら、五平餅を食べた。母の話をすると
 じゃあ、三本にしよう〜っだって(笑)

 どこか、変
  4/2 〜4/4
 朝母を起こしに行く。
 「ご機嫌いかが?」「・・・・・」返事がない・・・
 顔を見ると、起きているのに、声を出さない・・・私の顔を見てもすぐに
 あらぬ方向を見ている。
 色々声をかけてもちょっとも、こちらを向かない・・・
 それでもいつもどおり、血圧を測定し、インシュリンを注射して、
 朝ごはんにして・・・いつものようにこちらは流れていくのに・・・なんでだろう。
 体がだるいのか、痛いのか・・・どこか変なのに、症状が見つからない。

 朝食も食べられたからまあいいとして、わからないまま一日が過ぎた。

 4/3
 いつもの朝・・・
 今日はデイがあるから、その話をすると、行くと返事をするから、どこか
 変だけれど、そのことを連絡帳に書こうと思った。

 ベッド際から車椅子に移乗すると、母が仙骨座りになった。そして、靴下を
 履かせながら、膝をふと見ると、左足のほうが前に出ている・・・
 「足が痛いの?」と聞くと「少し・・・」
 痛い部分を探す。
 どうやら、先に骨折をした左大たい骨の辺りが痛いようだ。
 ボルトの入っているほうだ。確かに痛くなるときが来るかもしれないとは
 聞いていたのですが、このこと?

 よ〜くよ〜く聞いていくと、時々痛いらしい。どこか、変、はこれのようだ。
 でも、デイにはいくというので、慌てて連絡帳に記入。シップを貼るために
 またベッドに寝かせる。
 デイでは特に痛がることもなかったそうだ・・・元気にご帰還。
 それはそれで良いのだけれど、私が疲れた〜〜

 4/4
 季節の変わり目に痛くなるということも聞くから、しばらくは様子を見ること
 にした。痛くなったら、ボルトを抜く手術をしなくてはいけないから・・・
 送迎介助のヘルパーさんにもお願いをしておく。
 「壊れ物注意」ってとこかな・・・

 透析クリニックでも痛いところを聞いてくださったようだ。
 でも、答えなかったらしい。シップをいただいてきたから、当分はこれで
 行きましょう。

 菜の花  
3/27
 金曜日の帰宅時、看護師さんも「とっても調子が良いよ〜」と話していたと
 ヘルパーさんから聞く。確かによくおしゃべりするし、よく理解できている。
 こんな時はなに話してるんだろうと、気になるけれど、ショートに出かける時
 には調子がいいと一安心。

 だから帰りも車の中でしっかり話せる。どこまで正解なのかな〜なんて
 思いながら・・・
 
 日曜日は天気が良かったから、散歩に行ったそうだ。
 「菜の花がい〜っぱいでねぇ〜」牧場のそばだから、牛いなかったのと聞くと
 「いたらしいよ。みえんかった・・・ずっと、むこうだで。」
 誰か知っている人いた?
 「○○の人がいたでねぇ〜」う〜ん、○○の人はこの辺りにはいないだろうな。
 半分正解?(笑)

ヘルパーさんとともに  
3/17
木曜日は入浴介助の日。
4人のヘルパーさんが入れ替わりながら、自宅のお風呂に母を入れて
くださる。最初、固定された人にお願いしたほうがいいのかと思ったことも
あったけれど今は落ち着いている。

いつも送迎をしてくれるヘルパーさんが入浴介助に入ってくださって、
透析室の母のことを聞くことが出来る。
「痛いときは痛いといわなきゃ、だめだよ。」といつも声をかけて
くれているようだ。母は我慢強いから、口に出して言わないから・・・
「薬は飲まなきゃダメだよ。苦いのは一時だから〜」
うちでもその通り、なかなか飲まない。昨晩はいつの間にかカプセルを
握りつぶしていた(笑)それを朝、発見!、う〜〜ん。

私とヘルパーさんが同じことを言っているのも面白いけれど、今日は
その駄目押し。「薬は飲もうね」だった。
夕食後の薬を母は一度で飲んだ(笑)

母が入浴中、お風呂用温度計をいつも手でもっている。何が気になるかは
解らなかったけれど、お気に入りなのかと思っていた。先回のヘルパーさんと
アヒルのでも買おうかしら・・・なんて、言っていた。
入浴中、いつもと同じように手で持っていたのを離した。すると、船型の温度計が
プカプカ・・・「あら〜〜浮いている〜」って母がびっくり。母は沈まないように
何時もそれを持っていたらしい。
ヘルパーさんが「有難うね」と、お礼を言ってくれていた。そうだったんだ〜〜

母と私は二人三脚、と思っていたのに、いつのまにか二人二脚になっていた・・・
とてもえらかった、重かった・・・
でも今はヘルパーさんが加わってくれて、三人四脚?
ずいぶん楽になって、軽くなった。

母の今日の一言
「お世話かけました・・・」


朝・・・
 3/16
透析に出かける朝、むっくは鳴いて母の膝に飛び乗ります。
なぜか解らないけれど、母の準備がすむ頃からウロウロし始めるのです。
それで、私が母に
「きっとおばあちゃんと一緒に出かけたいんだよ」と言うと
「あんた、どこに行っていると思うだね」と母。
「きっと、いいところに行っているんだと思うんだよ〜」と私。
母は「あはっ!」と笑ってむっくを見ていました。

明日のお彼岸の入りにお墓参りに行けないから、きょう行くことを母に
言いました。いつもなら言わずに出かけるのですが、調子がいいから
ちょっと言ってみました。
すると、「じゃあ連れて行ってもらいなさい。一緒なら、行けるに。」
一緒ならと言うのは、夫が休みを取って一緒に行くと言うことなのですが
前後のつじつまがあっていて、不思議なくらい・・・

ず〜っと便秘だったのが今朝解消されて、母は気分がよくなったのに
違いない。私は時間とのにらめっこで汗だくだったけれど。(笑)

う〜んわからない・・・
 3/9
2月28日に血管拡張術があって、うまくいきましたよ〜と、
透析クリニックから、連絡があってほっとしていました。
その後の一週間、頭の中もクリアで、血流で変わるの?なんて
思うほど。

ところが、土曜日にいつものように下剤を飲ませたら、日曜日の朝一番に
○○チ。(いつもは下剤を飲んでもなかなか効かないのに)その後デイでも。そして、その日の夕方も・・・夜も・・・夜中も・・・
効き過ぎたのかと心配していたら、7日の月曜日の透析中にも・・・

おまけに帰宅後、血圧が高くなって、吐き気・・・208/100、熱は36,0度。
脈拍も速くなるし、血糖値測定の刺指の出血も押さえなくても出てくる。
多分、透析中に血圧が下がり、血圧を上げる薬を飲んでいるのだろう。
時間をずらして食事をさせて、血圧を測ると180台まで下がり、ほっとする。
少し少なめだけれど、食事も摂れた。

火曜日のデイをどうしようか迷ったけれど、透析後の血圧が安定しないことを
話してお願いした。母のご機嫌もいいし・・・

今日の朝も○○チ。この何年も毎日排便なんて、なかったからちょっと心配。
それも・・・。風邪なのかな〜
朝、そのことをヘルパーさんに告げておく。透析クリニックには連絡帳で。
帰りのヘルパーさんから体重がマイナスだったことを聞かされる。
出ているから水分の補給もしたはずなのに、量が少なかったのかな〜
ヘルパーさんから聞かなかったら、このことは解らずじまいになるところだった。

月曜日の透析中の血圧もやはり、下がっていたようだ。そして、血圧を
上げるための注射を打っていた。ただ、一過性のことでその後に影響が
あるとは思えないと言うことだった。
そういえば、以前にもこういうことがあった・・・う〜ん、わからない・・・


ヘマトクリット↑
 2/9
昨日ほどのキョロキョロはなくなりましたが、言葉数が少なくなって
しまいました。何かあると母はいつもそう・・・
黙っている母相手にしゃべっていると時々、むなしくなってしまう。
解ってるのかな・・・本当にわかんないのかな。

透析クリニックでヘマトクリットが上昇しているということで、少し血液を
抜いたという連絡がありました。抜いた?血液が濃いということ・・・
水分を抜くわけだから、濃くなるのかな〜
私はてっきり、出血したから、貧血なのかと思っていた・・・
あとはリンの数値が少し高め。食事に注意を。
水曜日の透析は異常なしとのこと。

私の判断とは違う・・・って、私は素人だし。
母が元気になってきているから、現状維持。でも、リン?

原因はケーキかな〜〜
思いつくのはそれしかない・・・


吐血? 
2/7
透析から帰ったとき、
ヘルパーさんが
「今日ちょっと、おかしいかも。食事も取れないし・・・
血圧が低いかと看護師さんに聞いたけれど、高いと言っていました。」
と報告してくれました。少し、キョロキョロしているから、血圧が急に
下がった時のような状態でした。

夕方、いつものようにオムツ介助。ちょっと怪しいから、便座に座らせ
たら・・・吐き気。慌てて用意してあるペット用シートを口元へ・・・
うっ!、戻した物を見て、うなってしまった。こげ茶色と言うか・・・
明らかに血液が変色している状態・・・
以前にもあったことだから、そんなには慌てないけれど・・・
上にも下にもで(下痢でなくてよかった)
頭の中で優先順位を考えている私。(笑)
両方中途では困るから、とにかく吐き気の治まりを見ながら、下を・・・

おかげで、嘔吐はその一回で終わった。
多分、透析で胃の中のどこかでじわじわと出血したのだろう。
それが溜まって、暖められ嘔吐。血圧を測ってみたけれど少し高めだけれど
このくらいなら・・・と判断した。

2時間ほどたってから、おかゆとふわふわテリーヌで食事。そこで血糖値が
計っていないことに気がついた。私も慌てていたんだろうな〜
落ち着いた振りしていたのかも。誰もいなかったからね。
昼食も食べていないと言うことだったので、葛湯も食べさせる。

食べることが出来たから、少し頭を上げて休ませて、様子を見ることに。
相変わらずキョロキョロしているし、返事も鈍い。
前日にネットのお友達のお母様も嘔吐されたのを聞いていたから、
それと重なって、気管支に入らないようにもしなくちゃ・・・って、思うことも
出来た。掲示板の中でシュミレーションが出来ていたのかな。
情報を提供していただくのはありがたいと思った。

しばらく眠れない母に付き合って夜更かし。母の寝息に後押しされて
私も眠ることに・・・
その後はもう吐き気もなく、少しずつ落ち着いて、キョロキョロもなくなった。

火曜日のデイを休ませて、母も私もうつらうつら・・・(笑)
次の透析で、出血がないと良いのだけれど・・・


孫の介助  
2/6
「今日は私がベッドへ移乗してあげるね」
長女に言われた母、目を点にしていた(笑)
長女は私に似ずスリム。心配だったんでしょうね〜〜しきりに私の顔を
見ている。私は素直に長女の申し出を受けて、車椅子の後ろ側に回る。

「おばあちゃん、私の首の後ろに手をかけて・・・」
いつもなら、なかなか手を回さない。しかたなく、両手で胸を挟むようにして?
母を抱え込むようにしているのだ。
ところが、今日はイヤに素直に手を回す。
パジャマの着替えも・・・寝てからズボンを履き替えさせる。
そうしたら、母は目をつむってしまった。
「おばあちゃん、横を向くよ〜」の声も聞こえぬ振り・・・
「お尻、あがるかな〜」の声も無視。

孫の世話にはなりたくないのかな・・・
最後まで目を開けなかった・・・

母の恵方まき 
2/3
この地方でも、節分の行事に恵方まきが加わって久しい。
我が家もお寿司が好きだから大歓迎。

今年は私の手作りにした。
ごぼうにかんぴょう、人参、椎茸、卵、きゅうり、シンプルな巻きもの。
後はトン汁。母には細めに小さく切って・・・一番最初に並べた。
順番に並べながら、振り向くと、あら、もう食べてる。
これが、3年前だったら、多分、私はみんなが揃うまで待って・・・
一緒に食べようと言っていたに違いない。
でも、今は違う。

「美味しいでしょう〜〜私が作ったのよ〜」
それを聞いた母はにっこり。黙々と食べていた。
恵方には向けなかったけれど、言葉は出さず・・・食べきってしまった(笑)


調子の良い時、悪い時
2/2
母の調子の良い時、悪い時のものさしがある。
例えば・・・
朝、起こすときに、「ご機嫌いかが?」と聞いて、「いいですよ〜〜」と
言えばとっても調子が良い。これが調子の悪い時には、うんともすんとも
言わない。

食事の時、私は母に食べなくても箸だけは持つようにさせている。
ところが、持とうとしない、自分から食べようとしない。こんなときは
やはり調子が悪い。調子がよければ、自分で少しは食べられるし、
手で食べようなんてこともする。

食後、入れ歯を洗う。この時、私になかなか入れ歯をはずさせない。
口を開けないときもあれば、噛み付かれてしまうこともある。
そんなときは調子が悪いんだと思って、はずすのをやめることもある。

鼻をかむ時、ティシュを渡す。
次にすることを忘れてしまうので、掛け声よろしく、「お鼻かむよ〜」と、
連呼する。調子がよければ、自分でかめる。
調子が悪ければ、何回連呼しても、途中で動作が止まってしまって
次に行かない。あと少しで、鼻に届く〜〜って思っても、そこまで。
そんなときは、かめないから、押さえる程度で終了!

こうして考えると、次々と思いつく。
調子が悪いかなと思っていても、その次には良いこともあるし・・・
それに、調子が悪そうだから、体の調子が悪いのかと言うと、そうでもない。
機嫌の悪い時もある。
相手が変わると、変わることもある。私はダメでも長女なら良いとか。

まさしく、昨日がそうだった。
夕ご飯におでんを作った。母のは塩分控えめで、同じように鍋に入れて
あるけど乗せてあるだけ。そこから取ったら、同じように見えるはず・・・

だけど、昨日の母は違っていた。味がわかったのかな〜〜
取り分けたものを、スプーンでつぶして、口までに運べない、運ばない。
口に入れると、ちょびっと、吐き出す。
援軍の長女はいないし・・・
体の調子は悪そうではないから・・・
「ドーナツがあるけど、食べる?」って聞くと、「うん」
お皿に乗せて出すと、今度は自分の手で持って食べる。まあ、何でも
食べられれば良いのだけど・・・(苦笑)

口で噛み砕いても平気だった薬を苦いと言うようになった。
それを私が渡す薬は苦いと思っている節がある。
疑い深くなっている母なのです。
これは調子が良いから思うのかもしれないけれど、こっちにとっては、
いささか調子が悪い・・・


私が悪いんですぅ
  1/14
透析をする時、静脈、動脈に太目の針を刺します。これがとても痛い
そうで、そのために透析30〜40分前に指す場所に痛みを和らげる
シールを貼ります。
母は家を出る前に私が貼っています。場所も少しずつ変えなければ
なりませんから、看護師さんが印をつけておいてくれます。

それを、今日私は忘れたのです。貼り忘れです。いつも食卓にその日の
朝の飲み薬と一緒に出しておくのに・・・気がついたのは買い物から
帰ったときでした。おそっ!!

母が透析から帰ってくるとき、ヘルパーさんが
”今日、何か変なんですよね〜、血圧も下がっていないようだけど。”
”あばあちゃん、今日の透析痛かった?”と聞くと、
”うん、痛かった・・・”
事の次第を話すと、ヘルパーさんも納得。

確かに痛いというのは周りの方から聞いている・・・
それにしても、口を聞かない・・・薬を飲まない、飲んだように見せかけて
湯のみに入れてる〜おいおいそこまでしなくても・・・

私が悪いんですぅ〜
だったら、忘れてる、って言ってよ!って、怒ったがうらでした・・・
でも、私がやっぱり悪いんだけど・・・ごめん・・・


無事終了
   1/6
大きなアクシデントもなく無事終了!

母をベッドサイドに迎えにいくと、いつもと変わらない顔でした。
ほっと、安堵。母の顔でその日のことはおおよそ見当がつくから・・・
看護士さんからの説明は一度では広げることが出来ないから、来月
またするという事でした。その後の透析も血圧低下することはなかった
と言うことでした。昨日も透析をしていますから、体重の増加も最小で
体への負担が少なかったのでしょう。
また明日、透析があります。透析日まで待つことも出来たわけですが・・・
体への負担がどちらのほうが多いのかはわかりませんが、とにかく血管が
詰まることは避けられました。

私は結局、4日後までが待てなかったのですが、すぐ対処していただけた
ことに感謝しています。スケジュールを変えるということは多分大変だろうとは
思ったのですが・・・
詰まってからでは・・・もう一度シャントを作らなくてはならないから。

血流の音が・・・
 1/5
12月のはじめの血管造影で、血管拡張を1月にしたほうが良いでしょう。
と言う連絡はいただいていました。ここしばらくシャント自体のトラブルはなく
早めに広げて事なきを得ていました。

そして、1月17日に拡張術をする予定でした。
ところが、今日、連絡ノートに一週間早めることが書いてあり、シャントの音に
注意をして下さいと書かれてありました。
血圧の変動が激しかった時には気になって、よくシャント音を聞いていた
のですがそれも落ち着いて、ほっとしていた時だけにちょっとびっくり・・・

母が透析から帰って、音を聞くと・・・聞こえない。わずかに静脈のほうが
聞こえるだけ・・・10日までつまらないでいるだろうか・・・

詰まってからではどうにもならないと言うことを以前、聞いたことがありました。
もう一度、クリニックに電話をして状況を聞いてみました。
まだ、音は聞こえているから・・・多分大丈夫だと思うけれど・・・と、看護士さんが
応えてくれました。

一日も早く拡張をして欲しいこと、以前、シャントを作った病院が詰まる前に
来なさいといってくれていた事などを話、クリニックで対応が出来ない時は
他の病院でも良いから、お願いしたいことを伝えました。
おって、クリニックから電話があり、明日に・・・ということになりました。

聴診器で聞いてもわずかにしか聞こえない音に、耳を澄まし、明日まで
どうか詰まらないで・・・ヒヤヒヤの一晩でした。

元旦
   1/1
今年は1日、2日と透析がありませんでした。
朝も少しだけゆっくり出来るし、時間に追われないからそれだけで
嬉しい。なんか、得した気分・・・

でも、それだけ水分が体に溜まるわけで・・・お正月は体重の増加が気になります。
みんなが食べているものは食べたくなるし・・・

母のものを別枠で作って、解らないようにさりげなく、塩分、カリウムを
抜いて、見かけだけは美味しそうにしてみました。
目が楽しめるから、お重に入った出来あいの御節に執着することなく、食事する
ことが出来ました。目で追ったときはそのまま、食べさせると、だいたいは硬いと言って
食べませんでした。これにもお助けグッズがありました。ホタルさんが立ち上げた
ふわふわテリーヌです。彩りも柔らかさもあるし、エネルギー、塩分の表示もあるから
安心してつかえました。

   

暮れに心配していた血圧の変動もなく、穏やかにお正月を迎えることが出来ました。
穏やかに穏やかに・・・良い響きです。