活動の継続と役員変更のお知らせ

2005年5月11日

●2KRネットは「食糧増産援助（2KR）」の抜本的な改革を目指して2002年2月に発足しました。当初は1～2年の「期間限定」の団体として活動を開始しましたが、目標達成を目指しながら既に結成から3年が経過しています。

●この間に外務省との意見交換を重ねる中で、外務省も「食糧増産援助」の改革を実施してきました。 2005年4月からは従来の「食糧増産援助」が「貧困農民支援」に名称変更され、 27年間にわたり継続した食糧増産援助（2KR）の名称はなくなります（但し、「2KR」の通称は当面存続するようです）。

●このタイミングを活動のひとつの区切りと考え、私たちは3月21日に総会を開催し、これまで3年間の活動と今回の「貧困農民支援」への名称変更についての評価を議論しました。
（当ホームページの「発足から3年、これまでの活動の評価（内部評価）」参照）その結果、次の点を確認しました。

(1)今回の名称変更は私たちの活動の一定の成果であり、名称変更の趣旨（貧困層に焦点を当てた援助内容への変更）は評価できる。
(2)しかし、実際に2005年度から実施される「貧困農民支援」は従来制度を踏襲した点が多く、まだまだ改革は不十分。
(3)2KRネットとしては、「貧困農民支援」で外務省が打ち出した改革の趣旨が着実に実行されるかどうかを今後2年程度にわたって現地調査も含めてモニタリングする。
そのことにより、2KR改革という所期の目的を一定程度達成したい。

●以上を確認し、私たち2KRネットは今後2年間（2007年3月）までの活動継続を決定しました。

●なお、役員（代表世話人）について、従来は田坂興亜と今井高樹の2名が共同代表世話人を務めておりましたが、今次総会において今井が代表世話人を降り（世話人には留まります）、田坂興亜が単独での代表世話人となりました。

以上

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