2KR monitaring NET 食糧増産援助を問うネットワーク

2005年5月11日更新

◎項目◎

◎食糧増産援助を問うネットワークとは◎

日本の政府開発援助(ODA)の一環である無償資金協力の中で、かねてから内外で問題になっている「食糧増産援助(通称「2KR(ニ・ケーアール)」について、そのあり方を問い、廃止を含めた見直しを政府に働きかける為の市民・NGOのネットワークです。

■食糧増産援助(通称「2KR(ニ・ケーアール)」)とは■

  • 「途上国」に対する政府開発援助(ODA)のうち、二国間援助として行われる無償資金協力のひとつで、農業資機材(農薬、化学肥料、大型農機具)を供与するものです。1977年開始以降、アジア、アフリカ、中南米諸国等を対象に毎年40ヶ国以上、200億円の規模で実施されています。
  • 93年にはカンボジアに対する援助が「危険な農薬援助」として市民団体からの反対を受けて凍結されたにも関わらず、その後も食糧増産援助全体は見直されることなく続けられました。
  • 現地農民にとっての必要性や相手国の受け入れ体制を十分に考慮せず、大量の農薬、化学肥料を供与するこの援助は、必ずしも食糧増産にはつながらず、過剰に供与された農薬は配布されないまま現地の倉庫で使用期限が切れ危険な状態を招くなどの問題を引き起こしています。
  • また、援助物資の入札を巡る日本企業の談合や、相手国政府による援助物資売却益の不正使用などの不透明性も内外より批判を浴びてきました。

◎連絡先◎

FAX 0424-83-9453

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