ACMでMP3にエンコードしてる方はご存知かもしれませんが、大抵のWindows OSになら最初からある(プリインストールされている)『Fraunhofer IIS MPEG Audio Layer-3』コーデックは環境によって、エンコードで出力できるビットレートが56kbpsまでに制限されています。
これはWindows Media Playerのバージョンやその他の要因により、そうなってしまうようです。
『コントロールパネル』の『サウンドとオーディオデバイス』のプロパティ設定で、『ハードウェア』タブの『オーディオコーデック』で詳細を確認できます。
この『Fraunhofer IIS』のバージョンに『advance』とついていたら、制限つきです。『professional』が制限なしで320kbpsまで設定可能です。
ではこの制限、どうしたらいいでしょうか?
『MP3エンコーダ(ACM)を有効にする』のページを参考に修正してみてください。
どこかから『l3codeca.acm』の旧版(Professional)を入手して、それを『System32』(XPの場合)フォルダに上書きしてぶち込む、という方法もあります。DivX3とかに同梱されているらしいです。
標準の『Fraunhofer IIS』にこだわらないなら『LAME』の導入を検討してみてください。導入方法は以下のページが詳しいです。
複数のMP3コーデックを入れている場合、優先順位が時として重要になります。
先のプロパティで優先順位を入れ替えたり、無効にすることができます。
なお、LAME MP3をVBR(可変ビットレート)でビデオと同期した時に音ズレするならCBR (固定ビットレート)を選択したほうがよいでしょう。ちなみに『Fraunhofer IIS』の方はすべて CBR です。