待ち合わせ。U
 

 
 お正月も明けて、新学期が始まって。三年生の皆様は、いよいよセンター試験も間近に迫って、受験本番というシーズンに突入となる。寒さもいや増すこんな時期だから、体調を万全に整えてのラストスパートとなるのだが、

  『この冬は風邪ひとつ引かないから、やっぱり凄いなって。』

 毎年とっても気を遣っていることではあるけれど、今年は格別に元気なんだよと雪光さんがニコニコしていて、アメフト部で鍛えられたのがこんなところにも波及しているみたいだと嬉しそうに話してくれた。彼や最強ラインの要だった栗田、臨時部員の石丸、前マネージャーのまもりといった顔触れは、春大会が終わるとともに引退し、それぞれの受験体制に入ったのだけれど、

  『………という結果を得たことで満足して終わらず、
   新二年生となる顔触れは特に気を引き締めて、
   来期に向けての意識の切り替えと、基礎体力の保持を…。』

 全国優勝を遂げたこともあってと、冬休み中に設けられたお初の集まりの場にて年頭のご挨拶をした主将の雷門くんのお言葉に続き、

  『デビルバッツに"後退"の文字はない! 来期も目指すは NO.1だ!』

 ありがたい檄と共に愛用のマシンガンの乱射という"華"を添えて下さった、何につけ強気な金髪のご隠居様は、

  『おらおらおらっ! 体、温っためるのに、何十分かかってんだ、お前ら!』

 準備運動に取り掛かった面々の、寒さに縮こまった動きへも、ありがたい"喝"と共に…やはりマシンガン掃射をして下さったほど、ギリギリのこんな時期に至っても後進の指導にも顔を出して下さっていた熱心さを見せていらしたのだが。そんな先輩さんも、そろそろ…願書提出だの試験会場までの経路の下見だの、決戦を前にしての簡単な復習などというものへ手をつける身となってか、基礎トレーニングのみの練習には顔を出してくれない日も出て来て。そうなればなったで、何となく。緊張感が薄れるというか、張り合いが減るというのか、練習に今一つ"気合い"が入らなくなるから困ったもの。
『やっぱ、蛭魔さんの存在って、偉大だったんだなぁ。』
 体力をつけたり維持したりという基礎トレはともかく、技術面でのスキルアップなどに於いては、漫然とした練習よりも緊張感のある一発勝負の方が覚えも早い。また、一瞬の判断が状況を左右するようなスポーツなだけに、精神的にも体力的にも一点集中が必要であり、その集中力をつけるのに欠かせない存在って奴だったんだなぁと。後輩さんたち、離れて初めて、そのありがたみに感じ入ったりもしたのであった。


  ――― まあ、心配しなくても、
      これからも遊びに来てくれることと思いますけれどもね。
      山ほどのお騒がせを引き連れて。
(笑)





            ◇



  "…あやや。早く来すぎちゃったかな?"


 短縮授業の後、基本的なシフト連携の簡単な練習を小一時間ほどこなし、寒い中で体が縮こまっていては怪我や事故にもつながりかねないからと、各自で自主トレを消化することということで少し早めの解散となり。それから…と急いで駆けつけたのは、駅の向こうにあるお馴染みのファミレスの喫茶コーナー。その大きな琥珀の瞳で、窓からざっと店内を見て。目印の大好きなお顔や大きな背中が見当たらず、コートの襟元、マフラーに埋もれそうになった小さな顎を かくりと少しほど下げてしまった小さな瀬那くん。店内でもう一度、一通り見回してから、やっぱりまだみたいと確認して、空いてる席を目指して歩みを進めていたが、

  「…あ、セナくん。」

 どこからか、自分の名を呼ぶ声がしたのに気づいてお顔を上げる。
"…???"
 けれど。あれれぇ? 誰が呼んだのかが判らない。店内はそれほど混んではおらず、席の埋まり方も半分くらい。窓側の方から聞こえた声だったなと、そちらをもう一度丁寧に見てゆくと………。

  ――― あ。

 スポーツキャップをかぶったまんまの、黄色いサングラスの人がいる。明るい陽光が降りそそぐ窓辺のボックス席に、屈託のない笑顔で待ち受けていたのは、

  "桜庭さん…。"

 あれれ? 今日は蛭魔さんも学校には来てないのにな。部活にもお顔出してくれなかったし。そんな彼との待ち合わせなら、こんなところでじゃなくお家に直接向かうんじゃないのかしら? 小さなセナくんが かくりと小首を傾げたのへ気づいてだろう。
「妖一、今日は出掛けてるんだよ。滑り止めにって受けることにした、もう1つのガッコの願書出しに。」
 それで駅から帰って来るから、此処で落ち合おう、待ってろって言われたのと、簡単明瞭に説明してくれて。お向かいの席を"どうぞ"って手振りで勧めてくれたので、セナくん、ぺこりとお辞儀してから、アイボリーのコートを脱ぎつつ こそりと腰掛けた。
「………。」
 桜庭さんは相変わらずにカッコいい人で、手の動かし方とかも…何だか振り付けがついてるみたいに なめらかで綺麗。最初に逢った時から大きい人だなって思ったけれど、あれ? もしかして、また背丈が伸びてませんか? 今日は学校には出ていないのか、あのシルバーグレイの詰襟制服ではなく、明るい色合いのモヘアのセーターに包まれた体つきが、それだのに随分とかっちりして見える。テレビや映画で人気の、今や全国レベルでの有名人なのに、本人にはそんな気負いも気取りもなく。ソフトな印象の面差しはとっても人懐っこくて、柔らかい笑みを載せて甘くほころんだら…大概の人が話を聞こうかとまずは注意を向けるだろう、抵抗の気配を拭い去るだろう、健やかな穏やかさに満ちていて。綺麗で誰にでも人当たりがよくて、ただただ優しくて。こういう人が実際にいるんだな、テレビの中でだけっていう"作り物"じゃないんだなって、ドキドキとか感動にも似た想いを感じさせてくれる"本物"さん。…けれど意識して地味に作ればそのオーラを隠し切ってしまえるから、それも凄い。

  "…っていうか。"

 先の説明に出て来た"妖一さん"こと蛭魔さんと、いつも一緒のところばかりを最近は見ているから。蛭魔さんのことが大好きな桜庭さんは、蛭魔さんが人目を気にして照れるからって…此処いらに来る時は目立たないようにってことに気を配ってもいるし、それより何より。

  "こうまでお花や天使が飛び交いそうなほどニコニコしてる人が…。"

 ただ今 絶賛ロングラン公開中のアクションサスペンス映画で、犯罪組織に狙われて死と背中合わせという設定の活劇を準主役として見事に演じている、最近大人のムードが出て来たと評判の"桜庭春人さん"と同一人物には…ちょっと見えないのかも。そして、
"こんなにも、蛭魔さんのことが好きなんだなぁ。"
 お正月番組が落ち着き始めた今日この頃のテレビにも、このお顔は頻繁に登場している。時間が出来たら少しでも休みたいってくらいに、きっと忙しい人なんだろうに。そうそう、彼もまた受験生なのに。それなのに…時間が出来たら何をおいても逢いたいと、こうやって蛭魔の傍へわざわざ足を運ぶほど好きなんだなと、そう思うと 天下のアイドルさんが何だかいじらしくさえ見えてしまうセナだったのだが、

  「…そんなに怖がらないでよ。」

 こそっと。少しだけ身を乗り出して、その桜庭さんがセナへと囁いた。丁度、ウェイトレスさんがセナの注文したココアを運んで来てくれたタイミングを見計らってのこと。何のことだか判らずに、はい?と、小首を傾げると、
「だってさ、セナくん、何だか警戒してますって感じで、肩を縮めてるし。」
 そう言って、ふにゃんて形の良い眉を下げて見せる。
「え、あの…。」
「そりゃさ。妖一がセナくんのこと、可愛い可愛いってするの見てると、ついつい妬いちゃいもするけどさ。」
 言われて"あやや /////"と、セナくんの側でもちょっとだけ思い当たってしまった。そういえば、このところ。あの、傲慢さを押し通すのには容赦ないほど苛烈な先輩さんが、されどセナには"いい子いい子"と構って下さるのへ、温和さで売ってる筈の桜庭さん、時々瞳を吊り上げてやいませんか? それを少しは思い出してての緊張だったのかなと、お膝に載せてた手を見下ろすと、
「ほらぁ、また。」
 仄かに笑みを含んだお声がふわりと放られて、
「ね? ボク、怒ってなんかいないよ?」
 だから怖がらないでようと、甘えるような声で言い出すの。テーブルにちょっとだけ伏せるようになって、ごめんねって上目遣いになってのご機嫌うかがいには、セナくんも却ってどぎまぎ。
「あ、あの。怖がってません。」
「…本当?」
「ホント、です。」
 ニコッと笑ったのを見て"よかったぁ"としみじみ笑ってくれる。だってさ、セナくん、可愛いもん。可愛い子から怖がられるのって、普通の人から怖がられるのの倍くらいズキッて来るんだよ? 可愛い子はそういうところも常々自覚しとかなきゃね、なんて。おどけたように言って見せて、セナをたちまちクスクスと笑わせてしまうから、やっぱり桜庭さんて凄いなぁ。機転が利いて、尚且つ、懐ろが深い人なんだなぁ。
"………。"
 無意識の内にも堅くなってたらしいセナが、その小さな肩から力を抜いてくれたのを見届けて、

  「でもサ、判んないもんだよね。」

 桜庭さんが、自分の手前に置かれたコーヒーカップの縁を指先で撫でながら、ぽつりと呟いた。はい?とお顔を上げると、
「だってさ、ボクが妖一のこと、好きになった切っ掛けってセナくんなんだよ?」
「………はい?」
 ほら、去年の春先に、急性虫垂炎でセナくんが倒れたでしょ? あの時にね…と、そこまで言いかけて、

  「あ…と。」

 ぱふっと。何だか慌てたみたいに、綺麗な手で自分の口を塞いだ桜庭さんだ。
「???」
「ごめん。こっから先は、進の名誉に関わることかもしんない。」
 え〜、そこまで言っといてそんなの狡いです、進さんがどうしたんですか? でもなぁ、進に怒られちゃうもん。内緒にしますから、ね? テーブルの上に投げ出されてた腕にすがって"ねぇねぇ"と甘えるセナくんへ、やんわりと目許を細めると、
「じゃあ、ボクが言ったってのは内緒ね?」
 そう前置いてから、進さんがセナくんと連絡が取れなくなったって…たった一日のことなのに物凄くしょげてたこと。それで"しょうがないなあ"って、桜庭さんが泥門高校まで様子見に来てくれたことを話してくれて。
「そりゃあもう、物凄い落ち込み方だったんだよ?」
 しかも、あの無表情なままだったから妙な迫力があって怖くてさ。お陰様で周囲が迷惑するくらいに様子がおかしかったのに、誰も何も言えなかったの。桜庭さんは笑ってそう言い、
「その時にね、妖一とちょこっとだけ話したの。」
 今より も少しは変装してたのに、あっさりとボクだって判った妖一は、セナくんが入院したことを話してくれて、それからね、セナくんのことを進やボクが苛めてないかって心配してた。ああホントは優しいんだこの人って、その時初めて気がついたの。
「人の縁って判んないもんだよねぇ。」
 逢う前から知ってた人だったつもりが、ちゃんと"知って"はいなかったんだね。そいで、そんな切っ掛けで、妖一のこと、もっと知りたいって思うようになっちゃって。

  「…もっと判んないのはさ。」

 妖一の方からも、ボクのこと、少しは好きになってくれたこと、かな。伏し目がちになって、切なげに ぽそりと言った桜庭さんへ、セナくん、大きな琥珀色の瞳をもっともっと丸ぁるく見開いた。
「何、言ってるんですか。」
 少しだなんてとんでもないと、言いかけて、だけども…。

   「あ…と。」

 ぱふっと。今度はセナくんの方が、小さな手で自分の口を塞いで見せた。
「???」
「ごめんなさい。こゆことは あんまり告げ口しない方が…。」
 え〜、さっき進の内緒を話したげたじゃないか、なのにそんなの狡いなぁ。でも、蛭魔さんに怒られちゃいます。…う〜ん、それは怖いかもねぇ。
こらこら でも、聞きたいなぁ。妖一には内緒にしとくから、ね? 胸の前で手を合わせて見せる桜庭さんへ、
「じゃあ、内緒ですよ?」
 どこまで"内緒"でいられるのかな。この人、蛭魔さんに叩かれ慣れてるから、半分くらいはすぐにもバレちゃうだろなと諦めつつも、
「時々、ボク、蛭魔さんの"お惚気"を聞いてます。桜庭さんがとっても優しい人だってこととか、こっちが我儘なのに"ごめんね、気がつかなくて"って謝ってまでたくさん甘やかしてくれるとか。」
 どうしてだか…きっとボクと進さんとのこと知ってる人だから、こちらへも油断しちゃうのか、ついついポロッて話してくれることがあるんですと、ほんの少しだけを言ったらば、
「え? え? セナくんにそんなこと言ってるの? ////////
 もうもう妖一ったら、可愛いんだからと。や〜んvvとか言い出しそうなほど、嬉しそうに相好を崩すアイドルさんなものだから。

  "…ボクには、人の縁より桜庭さんが判りません。"

 こらこら、セナくんったら。
(笑)

「でもさ、他では相変わらず"威張りん坊"さんなんだろ?」
 モデルガン構えて無理難題とか理不尽なことも さんざん言うんだろうに、困ってない? 間近な周囲の人として。そうと訊かれて、
「えと…でも、口だけの人じゃないですし。」
 ちゃんと自分も厳しい練習をこなす人だし、作戦とかデータとかも、きっちりと整えた上での信頼出来る準備のある人だから、皆、何だかんだ言いながらもついて来ますよ。頼もしい先輩さんだものと、セナくん、にっこり。
「らしいね。筋トレとかランニングとかも手ぇ抜かないんだって?」
 はい。…あ、そういえば。ベンチプレス、桜庭さんに抜かれたって…あのその、蛭魔さん、怒ってました。秋くらい…ですか?
「あはは〜だ。実は夏休み前にはね、追い抜いてたの。だってやっぱり、何かあった時とかに、妖一のこと、抱っこしたげたいじゃない。」
「…ははあ。///////
 そんな動機だったですかと、セナくんが赤くなったのを見て、
「あ、そうだ。ベンチプレスといえば。ねえ、○○キロって、もしかしてセナくんの体重じゃないの?」
 桜庭さんがそんなことを訊いてきた。
「…○○キロ、あ、はい、そのくらいですが。」
 それがどうかしましたか? 唐突なお題目へキョトンとするセナくんへ、桜庭さんたらまたまた ふわりと眸を細めて見せて。
「進がサ…。ほら、ダンベルとかバーベルとか使うトレーニングって2通りあるでしょ? 負担の軽いのを長いこと淡々と、抱えては降ろしって繰り返し続けるのと、少し重いのをゆぅっくりと抱えて一旦止めてってするのと。」
 はいと、頷くと。
「ベンチプレスとか重い方のを始める時に、進がいつも最初に選ぶのが○○キロなの。軽すぎやしないかって言われても、必ず。あれってさ、もしかして…セナくんの重さの手ごたえを確かめてるのかな。だとしたら不純だよね〜vv
「え? え?////////
 あやや、今度はこっちが"や〜んvv"って言いたくなっちゃったよう。セナくん、真っ赤だよって、桜庭さんは楽しそうに笑うし。共通のちょっとだけ秘密なお話。他所でとか、他の人には到底話せない、でもね、微妙に誰かに聞いてもらいたい話だったから。ついついテンションも上がってしまって、それでネ・それでサとお話に熱中していると、

  「………。」
  「…おい。」

 ??? お外の冷気をそのまんま持って来たような、寒々とした気配とお声がテーブルのすぐ傍から放たれた。この、威圧感さえ感じるほどの、いかにも不遜な態度とお声といえば…。

  「はやや? …進さん?」
  「妖一〜vv

 それぞれの恋人さんが到着していたのにも気づかずに、お喋りに夢中になってた彼らだったらしく。自分ではない相手とあまりにも楽しげなムードで盛り上がっていた彼らだったのが腹に据えかねたか面白くなかったか、それぞれがどこか…不機嫌そうな、むっつりとしたお顔になっている。

  "いや、ご両人とも普段のお顔からして これに近いそれなんだけれどもね。"

 これこれ、桜庭くん。それを言っちゃあ…。
(笑) そんな要らんことを思ったりしたからか、
「楽しそうだな。邪魔してもなんだから、俺は帰る。」
「あ、ちょっと待ってってば…っ。」
 冷然としたお顔のままに、くるりと踵を返してすたすたと歩み去る、漆黒のコートの細身のシルエットも麗しい金髪の君を追って、レシートを鷲掴みにしつつ、桜庭くんがコートを抱えながら席から立ち上がった。そして、
「………。」
 取り残された偉丈夫さんも、何だか微妙な黙んまりを続けているものだから、
「あの…進さん?」
 どこか。憮然としたお顔になっているのは、もしかして。桜庭さんとそれは楽しそうにしていたセナくんへ、それって何なのとばかり、不愉快さを感じているからでしょうか? そのまま立ちん坊をしていてもお店にご迷惑なので、さっきまでアイドルさんが座っていたところへと腰掛ける進さんであり、
「…あの。」
「怒っている訳ではない。」
 伺うようなお顔になったセナくんに、さすがにそのくらいの機微は判るのか、先んじて思うところを口にする進さんで。決してセナくんへと腹を立てているのではないのだと、そこのところは明らかにした上で、
「ただ…。」
 多少はその、面食らったというのか。自分の前ではあんなにも、軽やかな声を立ててまで笑うようなセナではなかったから。
「そうだな、正直言って、桜庭に嫉妬したかな。」
 手放しで屈託なく笑うセナという、まさに天使のような彼のお顔。気が利かない自分との会話では見ることなぞ到底出来なかろうというのが、判っているだけに…何となく。彼と自分との決定的な相違点を目の当たりにしたようで…何となく。自分の中で、自分へと怒っている進さんであるらしく。男らしいお顔、少しだけ悄然とした陰に沈めて。物憂げな伏し目がちになってしまった恋しい人に、セナくん、慌てて言いつのる。

  「蛭魔さんのことを話してたんですよ。」

 大好きな先輩さんのこと、桜庭さんの大切な人のこと。幸せな恋にまつわる可愛らしいエピソード。あんなに怖い先輩さんが、でも時々桜庭さんのことを惚気たりして可愛いんですよって、そんな話題だったからついつい盛り上がってしまったの。勿論、それだけじゃなくってね。
「それと…進さんのこともvv
 だからだから、とっても盛り上がってしまったんですようって。正直に白状したものの、でもこっちの内容は…内緒です。何でなんだ、言わないか。ダメですよう、桜庭さんと約束したんです。いやいやとかぶりを振りつつも、セナくん、さっきと同じような笑顔になっていて。……………なんといいますか、お御馳走様でしたvv




   〜Fine〜 04.1.14.〜1.16.


  *おのろけ話、デラックスVer.でした。
(笑)
   こういう組み合わせでの対話は、もしかして初めてじゃなかったですかね。
   初夢ファンタジーの方で
   進さんと蛭魔さんというデコボココンビを書いたので、それじゃあと。
   でもこの組み合わせだと、別の意味で止める人がいないような気が。
(笑)
   桜庭さんは、結構奥の深い、人としても厚みのある、
   話題も豊富で屈託のない、いい意味での社交的な人だと思います。
   ただ、妖一さんに夢中の今は、
   芸能界の人たちからは"付き合いが悪くなった"とか思われてるかもですが。


  *そんなラバくんと蛭魔さんの方をちょっと追っかけてみたい方は、
   続きをどうぞvv

おまけ劇場へ→***


ご感想はこちらへvv**


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