お兄さんは深くは聞かず、でもね。いつまでも顔を上げない坊やの頭や肩や背中を、ずっとずっと撫でててくれたの。よく頑張ったねとか、こんの意地っ張りとか、言いたいことは一杯あったろうに。何であんなとこに居たとか、結局どんな用事があってメールして来たのかとか、訊きたいことだって一杯あったろうにネ。何も言わないで、温かいお胸にくるみ込むように抱っこしててくれて。
「キングが気がついてくれたんだな。」
「まぁな。」
「じゃあ、キングに免じて、メール無視したの許してやる。」
「…へいへい。」
あくまで強気な坊やだったけれど、あのネ? お兄さんの懐ろからなかなか離れようとしないまんまだったし、そのまま、お呼ばれして葉柱さんチで遊んでもらうこととなった坊やだったそうで。しおらしいまんまでは、お兄さんも何だか調子が狂うらしいですから。どうか早く、お元気な君に戻って下さいね。
〜Fine〜 05.2.25.〜3.03.
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*相変わらずのドタバタが付いて回る彼らなようです。
で、たまにはお兄さんの方に軍配を上げてみたりしてvv
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