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学校の正式名称がつらつらと彫り込まれた門柱に黒いランドセルごと凭れて、小さな坊やが先程からずっと所在なげに立っている。低学年なのだろう、早下校の様子なのだが、それにしては一向に…帰ろうと動き出しもせぬまま、時々爪先立って背伸びをし、首を伸ばしては道の向こうを眺めやっているばかり。初夏の陽光の中、色白で細っこい腕を出している清楚なシャツや、こちらも細っそりとした健やかな脚を出した半ズボンが何とも涼しげで愛らしく、通りかかった奥様方が思わずのこと微笑ましげなお顔を向けて来るほどで。
「…っ。」
そこへとドップラー効果を率いて遠くから響いて来たのが、腹の底へまで染み通るような、重低音のイグゾートノイズ。途端に、それまでは無表情だった少年のお顔がぱぁっと明るく輝いた。やがて…太いマフラーを複数本したがえた、いかにも改造ものの大型オートバイが姿を現し、坊やの前へとすべり込むようになめらかな停車をして見せると、
「遅っせぇぞっ! ルイっ。」
「うるせぇなっ、こちとら授業時間がお前らガキどもより長げぇんだよっ。」
「へへぇ〜んだっ、どうせロクに授業になんか出てないクセにっ!」
「…カッ! このクソガキがっ。」
威勢のいい応酬が始まるのもいつものことなら、何事だろうかと教師たちがすっ飛んでくる前にと、慣れた様子で坊やがタンデムシートの後ろへよじ登り、裾の長い白ランの腰辺りにぎゅうっと掴まってそのまま発進してゆくのもいつもの光景で。
「ヨウイチくん、カッコいい〜。」
「いいなぁ〜、おーとばい。」
唸りを上げるバイクにまたがってやって来る大柄なお兄さんで、しかも、いかにも暴走族ですと言わんばかり、髪をポマードで撫でつけ、改造制服姿で口利きも汚い。どう考えたって乱暴で怖そうに見える筈のそんなお兄さんが、実は…秘かにこの小学校でファン層を広げているのは。お互いに荒っぽい口利きをしながらも、双方ともに何とも楽しそうなお顔でいるからだろう…とは、ここいらの情報通の見解で。
「今日はどこ行くんだ? ぐらんどで あめふとの練習か?」
「今日は皆してスカウティングに散ってるからな。休みだよ。」
「そか、ルイだけ“さぼり”か。」
「…振り落とすぞ、こら。」
「あははは…vv」
何とも奇妙な取り合わせ。恐持てする暴走族の頭目と、そんな彼を怖じ気もせず呼び立てる小学生。その厚い侠気(おとこぎ)と大人ばりの腕っ節の強さから、数多(あまた)いる舎弟たちに半ばアイドルのように(?)慕われているヘッドの方は 葉柱ルイといい、携帯電話によるコール1本でそんなお兄さんを軽々しくも呼びつけてはタンデムシートにちょこりとまたがり、やれ海だ やれマンガ祭りだと(笑)安易に足代わり扱いを続けている小学生の金髪小悪魔の方は 蛭魔妖一という。一見 恐持てする容姿でいながら、実は実は人のいいヘッドは。要領はいいが 甘え下手の不器用で、狡猾だが ちょっぴり寂しがり屋で、小生意気だが 懐けば愛らしい、御年やっと二桁になったばかりらしき小さなサイバー・テロリストに振り回されつつも、ひねくれ者ながら…たどたどしくも下手くそに甘えてくるのが何とも擽ったいからと、直(じか)の態度や物言いには頭に来つつも文句を言いつつも、こまごまと相手をしてやっているのであるらしく。
「ルイってさ。」
「ああ?」
「カノジョとか恋人とか、コレとかはいないのか?」
「………ガキが小指を立ててんじゃねぇ。」
大人びたマセ口を利くその表現体が時々あんまり古いので、この子のそういう方面の教育者…というか参考文献は一体何なんだろうかとたまに思いつつ。真っ赤で酸っぱめのカシスジュースの注がれたグラスを小さな両手で抱えるようにして、突拍子もないことを訊いて来た坊やに、葉柱は精悍な顔つきのその目許を眇めて見せた。
「なあなあ、どうなんだよ。」
「お前には関係ないだろうが。」
この子とはよく来る、行きつけのファミリーレストラン。表通り側にこそ面していないが窓際の、見晴らしのいいボックス席が“いつもの席”になりつつある二人連れであり、アルバイト店員たちには、
@年上の“おミズ”のお姉さんとの間に出来ちゃった子供とその若い父親。
A兄貴格の人の子供をしぶしぶ預かっている若い衆。
B付き合ってたレディースの、ちょっと年上のカノジョの連れ子で、
ところがそのカノジョは事故に遭って帰らぬ人に。
美人だったお母さんを忍んで、カノジョにそっくりの子と時々面会している、
意外と子煩悩な暴走族のお兄さん。
Cその他
などなどというシチュエーションが語られているらしいが、それはさておき。
“何なんだ、B番のディティールの細かさは。”
さておいて下さいって。(苦笑) 言を左右する葉柱に、小さな悪魔くん、一丁前にも…その吊り上がった金茶の目許を意味深に眇めてから、肉薄の唇を“にや〜っvv”とほころばせて見せて。
「ははぁ〜〜〜ん。」
「んだよ。」
「さては、いねぇな。」
相手の心の内を見透かして、ほんのちょっぴり嘲笑するよな響きを滲ませた言いようが、これまた堂に入っている末恐ろしい小学生。
「うっせぇなっ。」
「族の頭目ヘッドがそんなじゃ形無しだな、おい。」
身の丈1mちょっとほど。色白で華奢で、柔らかそうな金髪が、生え際の癖のせいで逆立っていて。淡い色素を物語る、瞳の色は謎めいた金茶。細っこい鼻梁や肉薄な口許、嫋(たお)やかな頬の線。小さな手に薄い肩、すんなりした脚。高名な日本画家が手慣れた筆遣いで柔らかく描いた淡彩の少女のような、それはそれは可憐で優しげな容姿をしているというのに。こんな具合の荒っぽい口利きと不遜な態度が、何ともミスマッチに乗っかっていて。それがために、一見した外観を…過激なだけの子供にと見事なまでに塗り潰してしまっているというところか。
“黙ってりゃあ、誰もが溜息つくよな美少年なんだがな。”
綺麗な顔してて勿体ないと、やれやれとばかりに眉を下げる葉柱だが、実のところ、この口の悪さや何やも含めて、それほど鬱陶しいと思ってはいないのも事実。そもそも、何にも義理はないのに何でまたこんなおチビさんの呼び出しに一々応じてやっているのかといえば。PCを操作させれば見かけによらない凄腕なので、唯々諾々、言うことを聞いてやらないと何をされるやら判らないから…ではなくて。(笑) この小さな暴君と知り合った時に、その複雑そうな素顔にちらと触れ、何となく放っておけなくなったからだ。大人ぶって突っ張って、只者ではない立場に悠然と立っていようとし、幾つも“仮面”を用意して使い分けてる…お母さん想いの苦労性な優しい坊や。さほどの気負いは見えないものの、それでもね。そんな坊やが何だか いじらしいななんて思ってしまったのは、頭目として多くの顔触れたちから慕われているほど、彼の懐ろが深い由縁か。面倒見がいいのもほどほどにせんとなと自分へ苦笑をしながらも、そして…そんなこちらの気持ちも知らない坊や本人から こうして上げつらわれつつも、辛抱強く付き合ってやっている葉柱なのである。とはいえど、
「大体だな、どっかの誰かさんから、
3日と空けず、午後の2時3時に呼び出しくってりゃあ、
女と付き合ってる暇だって無いってもんだろうがよ。」
一体誰のせいなんだろうなと…ちょこっと大人げないながら、そんな言い方で返してやれば。
「だったらサ。俺が紹介してやろうか?」
殊勝にもへこむどころか、そんなとんでもないことを言い出すから、やっぱりロクでもないガキで。小学生と付き合うような、妙な趣味はねぇんだよと茶化せば、言ったなー!といきり立ち、ランドセルから取り出した携帯でどこぞかへ長々とメールを打って………幾刻か。
「きゃ〜ん、ヨウイチくんvv 相変わらず可愛い〜〜〜vv」
「あたしたちのこと、覚えててくれたのねぇ♪」
久し振りよねぇと現れて、小さな坊やの両端に侍るように座ったのが。片やはヘソ出し見せブラのカットソーにマイクロミニという、衣類の表面積が極力少ないいで立ちの茶髪の女子大生風で、もう片やは漆黒の濡れ羽色のワンレンをきゅううと盛り上がった胸元まで垂らし、肉惑的な体躯に張りつく、ボンテージ崩れのそりゃあセクシーないで立ちをしたお姉様。そんな二人へ、
「お姉ちゃんたちィ、逢いたかったよォvv」
どっから引っ張り出して来たんだ、そんな声…と、葉柱がそっちへこそ呆れた甘えた声で擦り寄って見せた、なかなか演技派の坊やであり。(おおう)
「………お前の人脈(ツテ)ってのが、俺には良く判らん。」
まったくです、はい。(苦笑)
2
確かに。この坊やの、人脈というか身辺周囲の相関図とやらいうのは、なかなかに謎が多い代物で。詮索する気はないけれど、自分と彼とを引き合わせた葉柱夫人も、あまり詳しいことは知らないというから…半端ではないのかも。一応は都議夫人、交流の幅は広いが、なればこそ怪しい知己は持たない筈だからで。
『…そういえば。ご主人のお話とか、あまり聞かないわね。』
暢気にもそんな風に言っていたほど。家まで送って行く関係から時々顔を合わせる母親は、随分と…幼いくらい若い、小柄で大人しそうな女性である。葉柱の素性を知っているせいか、そうそう怖がることはないが、いつもいつも腰の低い挨拶を欠かさない、儚げな容姿をした可憐な人で。つい最近から近くの事務所で会計事務の仕事をしているとか。とにかく清楚な女性で、あんまり坊やとは似ておらず、
『でも、タッパがないトコと女の子みたいな印象なのは、間違いなく母ちゃんに似てるって。』
彼ら親子を知る周囲の人が必ずそう言うと、坊やは少々不満げだ。
『俺の顔とか金髪はサ、どっちかって言うと父ちゃんに瓜二つなんだって。もちっと骨があったし、カゲキな人だった分、全然負けてるけどな。』
この坊っちゃんより過激ってのは、一体どういう人物なのだろうか。葉柱の想像力では限界があって図り知れず、とうとう思い描けなかったのだけれど。(苦笑) 折に触れ、少しずつ語られたことを総合するなら、
『一種の冒険家ってのかな。』
学生時代からのずっと、破天荒なことへ挑戦しては必ずやり遂げちまう人でさ。だもんだから、周りの人が面白がって賭けをするんだ。こんな無謀は出来まい、こんな危険は越えられまいって。世界的にも有名な各大陸の最高峰への無酸素単独登頂とか、アメリカ大陸横断踏破とか、アラスカ無装備縦断とか…。放っておくと、とんでもないものばかりを並べる坊やで。けれど、そんな偉業を成し遂げられたなら、必ずやニュースになる筈だろうから、口から出任せじゃないのかと怪訝そうな顔で聞き返せば、
『馬鹿だなぁ。そんな風に公開されたらさ、金賭けた連中が非難されっだろが。』
成程、見方を変えれば“人の命”に金を賭ける行為だ。なんて破廉恥なと世間からの非難が山のように集まること請け合いである。それにいくら頭や舌の回るマセた子供でも、だからこそ、子供じみた“夢物語っぽい”出任せは言うまい。何度聞いても話の辻褄は合っているので、間違いのない真実であるらしく、
『その筋では、派手な山師みたいな男ってので有名だったからサ。スポンサーにだって困らなかった筈なんだけど、じゃあそういう形でって“大挑戦”をやらかすとなると、日頃からも余計な注目をされちまうから。あくまでも、限られた仲間内でだけの賭けであり冒険だったらしいんだな。』
他人事みたいなあっけらかんとした言いようをし、
『別に無理強いはされてなかったらしいぜ。むしろ、父ちゃんの方から、いろいろなチャレンジを持ちかけてたって。それで、周囲は父ちゃんの度胸や実力を信じてるからこそ、成功報酬って形になるように金を賭ける。』
何度も成功して稼いだそんな金がいっぱい残ってっから、暮らしには困ってないんだ、うんと。そう持って行かれて、葉柱はハッとした。それって…。
『うん。今は消息不明。2年前に最後の挑戦に出掛けたっきり帰って来ない。』
特に悲しげでも辛そうでもないのは、まだ子供だからか、それとも強がりが身に馴染んでのことなのか。
『付き合いの薄い奴らからは乱暴者で薄情な奴って思われてるみたいだけど、そんなことはなかった。親しい人は皆、早く戻って来ないかなって待ち焦がれてるくらい結構慕われててさ。特に母ちゃんにはそりゃあ優しくて、大人しいトコが心配だからって、俺にいつも“ちゃんと守れよ”って言い置いてった。』
両親の仲がそれはよかったと語る時は何となく誇らしげで、こういうところは微笑ましいまでに子供らしい。そんならきっと帰ってくるよなと励まし半分に聞けば、当たり前だと言うかと思えば、
『さあな、あんまり当てにはしてない。』
投げ出すようにそう言って。
『母ちゃんもさあ、早く忘れて事務所の所長さんとでも再婚すりゃ良いのにって思う。』
おいおいと、そんなこと言ってんのかと窘めようとして、だが…幼いそのお顔が口許以外は全く笑っていないことに気づかされる。そうだ、この子は素直じゃないから。弱みは見せたくないと、過激な言動で煙幕を張って片意地張ってる子供だから。
『…そっか。』
ぎりぎり、そんな曖昧な相槌しか打てなかった、不器用な頭目さんであり、
『うん。』
そんなお兄さんのささやかな心遣いへ、しょっぱそうに苦笑(わら)った坊やであったが…。
◇
ルイと知り合うまでは、学校が終わると何とも暇で暇で。母が帰って来るまでの時間をいつもいつも持て余していた。習いごとなんてのは興味がなかったし、同い年の子供との幼稚な遊びにはもっと興味が沸かなかったし。向こうからも…いざという時には頼りにされこそすれ、普段はなんだか畏れられてでもいるのか、あまり親しげには寄って来ないのが常であり。………そりゃあなあ、六年生までを既にシメてりゃなあ。(苦) 父の知己の中には時間が自由に使える種の人もいて、ねだれば快く遊んでもくれたけど。どの人もそんなに近間にいる訳じゃあなかったので、前日からの打ち合わせという“予約”が要りようで。それはちょっと面倒なので、そうそう掛け合うこともなく。さりとて…この年齢でネットカフェに出入りするなんて訳にも行かない。やってる子もいるらしいが、あからさまに目立つ“問題行動”としてチェックされそうなことへは、ちょっと警戒していた用心深い彼で。…の割に、暴走族のお兄さんとのツーリング交際は目立っていないと思っているのなら、なかなか面白い大雑把な定規の持ち主であることよ。(う〜ん)
“今日は練習のある日だったかな?”
いつものように門柱に凭れて、小さな手でお稽古バッグから取り出した携帯電話。葉柱は憎々しげにああ言ったが、そうそう毎日のように呼び出している訳ではない。これでもちょっとは遠慮というのか、相手の事情を考慮しもしての“呼び出し”をかけている坊やであり、液晶に浮かび上がったカレンダーを見て、
“夏休みは、ルイ、どうすんだろ。”
ふと思った。大っきい大会は秋になってからだって言ってた。けど、それを前にしての“合宿”とかいうのをするのかも知れない。葉柱は良いトコの坊ちゃんで、那須や軽井沢なんかの高原に別荘とかも持ってるらしいから。そういうとこへ部の皆で出掛けてって、夏の間中、アメフトの練習に明け暮れるのかもしれない。
“…う〜〜〜。”
さすがにそういうトコまでついてく訳には行かないかな。母ちゃんが心配するもんな…と、一応の良識からそうと思った坊やだったが。
“でもなぁ…。”
先日、冗談半分に葉柱へと引き合わせた女子大生たちが、こぞって“また呼んでねvv”としつこく念を押して帰っていったのは。いつものように“可愛いヨウイチくん”への愛着からではなく、思わぬイイオトコに出会えたことへの執着からだと、そういう機微へは聡い坊やにはあっさりと見抜けたらしくって。
“ルイってあれでモテるからなぁ。”
外見はイマイチで、愛想も悪く、いかにもな暴走族風で。どう見たって判りやすい色男ではないけれど。(こらこら) ただ徒に威嚇的なばかりの、所謂“安物”のやんちゃ坊主でもない。侠気(おとこぎ)があって仁に厚くて。喧嘩に強いところを頼りにされるばかりでなく、人柄をこそ慕われる“人望”もあるという、今時には珍しい型の頼もしい頭目であり、
“それに、案外とマメで面倒見がいいし。”
要領が判らないと言いつつ、自分のような小さな子供に辛抱強く付き合ってもくれているし。
“だから。”
自分の目の届くトコに置いとかないと何となく心配なのだ。最近のお姉さんたちは調子がいいし、手管も度胸もある人はあるから。ここぞと思って狙われたなら、見かけによらず純情そうな葉柱なぞ、
“手玉に取られてあっさり堕とされるに決まってる。”
…おいおい。(笑)
“ルイは知れば知るほど“いい男”だっていうのが判ってくるような、そんな奥の深い奴だからな。”
何たってこの自分が見込んだ男だからと、最後は自分の審美眼ほめへ落ち着いて。それだのに決まったカノジョもいない、朴訥で要領の悪いところが…自分にとっては凄っごく好もしいと。今だ女っ気がないことへ、妙に嬉しそうに擽ったげに苦笑ってしまうオマセさん。とりあえず、携帯のメモリのショートカットから、先日のお姉さんたちの番号は削除して、さて。
“夏の予定ってもな。直接訊くのも癪だしな。”
大好きなルイだけど、だからっても…下手(したで)に出て物欲しげな態度を見せるなんて絶対にイヤ。けれど、日も迫って来たこと、あんまり凝った策を繰り出せないのも事実で、さてどうしたもんかと空を仰いだそのタイミングに、手にしていた携帯がメールの着信を伝えて震え出す。
“???”
こんな時間帯だから、母以外に向こうから掛けて来る者はいない筈。子供の持つ携帯だからと、出会い系サイトなどなどからの怪しい宣伝メールは繋がらないようにという処置が契約時にしてある“プリペイド”のだから、そういう業者からのワン切りでもない筈で。小首を傾げつつ、届いたメールを開いてみて、
「な…っ。」
坊やの切れ長の金茶の瞳が、その際限まで大きく見開かれてしまう。そこには単調な文言が無表情に並んでいるだけだったが………。
《 オマエノ ハハオヤハ アズカッタ。
カエシテホシクバ、○○駅マエノ インペリアルホテルマデ
シキュウ ヒトリデ コイ。》
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