「まだ梅雨の最中なのに、連日いいお天気で暑いですねぇ。」
「そうだな。」
「でも、このポプラさんがあるから“緑陰館”は随分と涼しい方ですよね。」
「ああ。」
「そうそう、昨日から水泳の授業が始まったでしょう?」
「ああ。」
「お水が気持ちいい季節になりましたよねぇ。」
「うむ。」
「お水の中は、浸かるにはまだちょっと冷たいんですよね。」
「そうだな。」
「でも慣れちゃうと、やっぱり気持ちいいですよねvv」
「ああ。」
「ただ、それがお昼休みの前とかだと困るんですよね。」
「…?」
「お弁当を食べたらもう、何だか眠くて眠くて。」
「そうか。」
「昨日なんて、ボクら2時間体育の日だったから。」
「うむ。」
「5時限目はクラスのほとんどの子が居眠りしてしまって、
数学の庄司先生に“起きなさい”って全員が叱られて大変でしたvv」
「そうか。」
「…なんか、物凄い会話だよね。」
「会話なのか、あれで。」
「一応、順番こに話してますし、進の応じは ちゃんと相槌ですからね。」
「一番判らねぇのは、暑いですねぇって会話を ああまでくっついてするかね。」
「そうですねぇ。いくら木陰とはいえ、この暑いのにお膝抱っこですものねぇ。(苦笑)」
「何言ってるの。暑さ寒さも恋の前には無力なんだってvv」
「言っとくが、俺は暑いのは苦手だかんな。」
「…この暑いのにアメフトの装備つけて、毎日走り回ってるくせに。」
「何か言ったか? こそこそと。」
「いたた☆ 頭叩かないでよう、馬鹿になるでしょー?」
「刺激になって賢くなるわい。」
「ひっど〜いっ!」
「だ〜〜〜っ、くっつくなっ!」
「………何だかんだ言って、
こちらも“暑さ乗り切れ! 我慢大会”の様相になって来ましたね。(くすすvv)」
「こら、高見っ。笑ってないで このくっつき虫を何とかしろっ!」
「そういうことに水を差すことほど野暮はありませんからね。
学生生協まで行って皆さんの分もアイスを買って来ますから、ごゆっくり。」
「こら〜〜〜っ!」
*あくまでも“しゃれ劇場”ですので、ご理解下さいませ。

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