ローゼンケーニッヒGood

2人プレイ専用。
一時期入手困難だったが、缶入りになって再販された。
得点計算方式が隣接したコマの数の2乗と特徴的である。

レビュー 

面白い。
手札がオープンなのでインストもしやすい。
感覚としては囲碁に近い感じがした。
ただ、囲碁は自由度が高すぎてどこに置けばいいかわからないため、まったくもって初心者にはオススメできないが、
ローゼンケーニッヒはカードによっていける範囲が限定されているので、プレイヤーはいくつかの選択肢の中から考え、行動に移せばいい。
テレビゲーム(デジタルゲーム)では自由度厨がいるが、アレは上級者の意見であり、
あんまりゲームをやらない人にとっては、ある程度の道しるべや制限が必要だと思う。
また、クリエイターはプレイヤーにそれを強制と思わせない工夫が求められている。

また、それぞれに4枚配られる騎士カードによって一発逆転が可能となる。
このカードを使って相手のコマに移動すると裏返すことができるのだ。
前述したようにローゼンケーニッヒではコマ同士のつながりが重要である。
たとえば、10個のコマがつながっていたら10の2乗で100点だが、
騎士カードにより、4と5に分断されてしまったら、16+25=41点となる。
-59点である。おそろしい・・・
さらにこの裏返しによって、4と5で分断されていた自分のコマがくっついたら・・・
ものすごい逆転劇である。

逆に言うと、騎士カードを使い切るとやや逆転が難しくなる。
そこが難点と言えば難点かな。
「じゃあ、使わなければいいじゃん!」と思うかもしれないが、
基本的にローゼンケーニッヒはパスをしてはいけない。
他に選択肢がなく、騎士カードを使って動くことが可能ならば使わなければいけない厳しいルールなのだ。
なので、壁ハメが熱い。

まとめ 

面白いし、初心者にも優しい。
運と実力の要素が絶妙に絡み合っているドイツゲームらしいゲーム。
終わった後に、反省会(ここが勝負の分かれ目だったね、など)ができるので
いいゲームなことは間違いない。

見た目もグッド。
椅子の上でプレイしてもこんなにカッコイイのだ!

ちなみに対戦相手はどむどむ氏。
これとカルカソンヌは面白い。と好評。

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