2004年のドイツゲーム大賞に選ばれたチケットトゥライド(アメリカ)のヨーロッパ版。
細かいバランス調整や新システムが追加されている。
線路と同じ色のカードを集めて、都市間を電車でつなぐゲーム。
基本的には、目的地カードに記された都市間をつないで得点を得るのだが、
この得点はゲーム終了時に加算される。
また、目的地が達成されてないとその得点分マイナスである。
長距離路線(20点とか)が完成しないと大変なことになる。
つまり、勝敗はゲーム終了時までわからない。
これだけで十分評価できる。
個人的に途中で勝敗がわかるゲームは糞ゲーだと思っている。
「ゲームを途中で投げ出すな!」とか言うが、途中で投げ出すようなゲームデザインにしてるのが問題だろう。
ここから、ヨーロッパの話。
トンネルという追加要素。
これが素晴らしい!
どうしても電車を置くという動作は単調になりがちだが、
そこに盛り上がりを加えるスパイス。
3枚めくって同色のカードが出たら、追加で同色のカードを出さないと線路を引けない。
というルールなのだが、
一枚めくるごとに
「おぉーー!」
と歓声が上がる。
駅舎は他の人の線路を利用できるシステム。
あってもなくてもいいかな。という感じ。
とても面白い!
カルカソンヌに匹敵するレベル!
ブルーム氏も「カルカソンヌ系だね、疲れ方がw」と絶賛(?)である。
欠点を挙げるとすれば、都市を探すのに時間がかかるのと値段が高い。という2点。
前者は、慣れれば何とかなる。ゲームのテンポが悪くなる感じは特になかった。
その間、他の人は経路を考えたり、色々やることはある。
後者はまぁ許せよ。6000円の価値はあるよ。
「俺は引くぜ!」という台詞で盛り上がりました。
2人でも楽しめます。
座る場所によっては、このように逆から地図を見るハメに。