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授業・教科/国語/中学校全学年/詩/分析批評

【答え】 生命は(吉野 弘)

1-7 仲立ち(間に立って、二つのものをつなぐこと)
   欠如(欠けている、足りない)
   総和(全部を足したもの)
   うとましく思う(うっとうしい、いなければいいと思う)
   間柄(関係)
   虻(虫。花の蜜を吸う)
   まとって→まとう(体に巻き付ける)

2-1 「私」。

2-2 花、おしべ、めしべ、虫(虻)、風、光。
私、あなた、生命、他者、誰か は、語り手の頭の中にあるもの。目の前に見えているものではない。その区別がつきにくい生徒には、「最初の連を見てください。ここでは、実際に何が見えていますか?」と聞くと、納得した。

2-3  花 おしべ めしべ・・・・生命のもと(それ自体では生命をつくれない) 
    虫 風 虻の姿をした他者 光・・・・生命のもとの欠如を満たすもの(生命をつくる手助けをする)
以上2つに分けられる。「風」がどちらの役割なのか、分からない生徒が複数いた。そのため、<補助発問1>を出し、それでも解釈に揺れがでたので、発問2-4を出した。

2-4および3-1  半数以上の生徒は正確に図を描き、「風」の役割も理解できた。一部、おしべ、めしべをどう描いたら良いか分からず、とまどう生徒がいた。植物図鑑を貸した。

3-2 「仲立ちする」こと。

3-3 虫や風が(花のおしべ)から(めしべ)へと、(花粉)を(つけてあげる・受粉させてあげる)こと。

3-4 「不充分」。

3-5 「花」のこと。

3-6 「虫や風」のこと。

3-7 (おしべからめしべへと、花粉をつけてあげる・受粉させる)力。または、(生命を生み出す)力。 

4-1 「あなた」。そして、「あなた」にとっての「私」。「あなた」は、特定の個人を指しているとは限らない。すべての人間が、お互いに「他者」としての役割を担っていることに注意。

4-2 含まれない。理由は、「無関心」や「うとましく思う」のは、人間だけが持つ感情だから。

4-3 (例)「虻が」と書けば、虫のことだが、「虻の形をした他者が」と書けば、たまたま虻の形をしているだけで、生命の「欠如を満たす」役割をしているのだ、ということが強調されるから。

4-4 (例)互いに相手の「欠如」を満たすため。満たしてもらうため。生命を生み出すため。出会うため。そのような存在であると、意識し合うため。     

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中川とも子
神奈川県立向の岡(むかいのおか)工業高等学校定時制

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