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ボーマリス城は、イギリス本島ではなくウェールズの北西、メナイ海峡を渡ったアングレシーという島にあります。またこの島は、ウェールズ人の血を引く初のイングランド王ヘンリー7世のテューダー家発祥の地でもあります。
ボーマリス城は、エドワード1世がウェールズのイングランド化対策として建てた最後の城です。建設に35年という歳月がかけられたにもかかわらず、財政難のため建設は中止され現在に至っています。エドワード1世の多くの城を手がけた建設責任者ジェームズ・オブ・セントジョージは、建設当時からこの城を強固な城塞というだけでなく居住にも適した城にしようと考えていたそうです。城の防衛面では、ニ重の幕壁で外郭と内郭を守り(なんと外側の幕壁の高さは8.2メートル!)、難攻不落の城と称えられました。また、居住面では大きなキッチンや礼拝堂が作られました。
確かに、ボーマリス城を見学すると延々と幕壁の中を歩くことになります。幕壁のまん中の廊下をはさんで左右に大小様々な小部屋が作られています。(トイレもありました)内側の幕壁には2つの塔を配したゲートハウスがあります。そこに上ってお向かいにあるイギリス本島をぼんやりと見ながら、しばらく時間を過ごしました。雨が降ると城壁の石が滑りやすくなります。石階段を上るときはお気を付け下さい。
現在城は、CADW:Welsh Historic Monumentsによって管理されています。
ボーマリス城 への行き方 | ロンドンから電車でバンゴールまで行き、そこからバスに乗る。 ロンドンからバンゴールまでは、電車で約6時間。 バンゴールからボーマリスまでは、バスで約20‐30分ぐらい。 バンゴールのバスステーションは、駅前ではなく駅から10分ぐらい歩いたシティ・センターにあります。 |
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